2011年3月22日

眼が・・・(4)


3月11日の14:46に起きたM9.0の巨大地震の余震も漸く収まって来て、昨日は2度程軽く揺れただけだった。
そして、それに伴って、被災地から遠く離れた地域でのガソリン・パニックも見られなくなった。
と同時に、次は放射能汚染問題に焦点が移って行く気配が濃い様に思えて仕方がない。 しかし、今度こそ冷静な対応をして欲しいものだ

さて、複視の状況は・・・。

実は、昨日あたりから、時々、二つに見えていた像がピタリと重なり一つの物を二つの眼で見て一つに見える感動を味わうことがあった。 しかし、その様に見える状況、例えば、対象物までの距離、角度、明るさ等は一定せず、視線をずらしてから元の対象物を見てもピタリと見える場合もあるし、はやり上下に二つ見える場合もある。

そして、今朝・・・。
朝食を摂りながら正面にある棚を見ると、ピタリと重なっているし、カミさんの顔の皺も半分に減っている。 眼球を動かし、あちらこちらを見ても、やはりピタリとしていて、足許だけがズレているだけだった。
漸く、回復局面に入って来たか!
と、喜んだのも束の間、眼科に行くために外に出ると、見る物が全て上と下に二つ・・・・・・。

眼科医では、例によって、視力検査に続いてズレの検査、その後、医者の診断と云う流れ。

検査の結果は、前回と変化はないとのこと。
基本的に医者嫌いなので、普段は、医者の説明を聞くだけで、こちらから質問することは先ずない。
しかし、家に帰れば、カミさんが何やかやと訊いて来ることは必至なので、病名とその原因を敢えて訊ねた。
すると、病名は斜視とのこと。
斜視?
何々症候群とかの小難しい名前が出て来るかと思っていたので、少々拍子抜けだったが、兎に角斜視との診断。
そして、MRIの5mm毎の輪切り写真には写らない程度の極々小さな脳梗塞脳出血が原因だろうとのこと。

もし、原因が脳梗塞脳出血だとすると、これは脳神経科の領域になる筈なのだが・・・。
しかし、その肝心の脳神経科医がMRIの写真を見て、脳梗塞も、出血もその跡も見られないと診断を下し、元の眼科医に差し戻してしまったので止むを得ず・・・・・と云うことらしい。

眼科医の説明では、
脳には補完機能があって、脳の一部が損傷を受けても、他の部分がその損傷を受けた部分の脳が受け持っていた機能を補完することが出来る。
処方している薬の一つは、血液の循環を良くするもので、それによって補完機能が出来ることを促している。
ピタリと見える様になって来たのも、その補完機能が出来つゝあると考えられる。
とのことだった。

と云うことで、薬の服用を続けて様子を見ましょうとのことで、2週間後の4月5日に再診断。
そして、それから2週間後の4月19日に精密検査をしておこうと云うことになった。

4月19日と云うことは、複視の症状が出てから1ヶ月以上も経っており、治るものなら治っている時期だろうし、治らぬものなら矯正用のメガネを作っている頃だろう。 従って、精密検査までは必要がないと思ったが、年齢的に白内障等の検査もしておいた方が良かろうと云うことで、予約をして帰って来た。

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