2007年1月24日

地球の温暖化

今年は暖冬だと云われている。
確かに、今冬は夜釣りをしていても、寒くて我慢が出来ないって云う状況にはなったことがない。真冬だからそれなりの防寒対策はとっているが、昨年とそれ程変わったはいない。にも拘らず、場合によっては、少し汗ばんで仕方がないこともある。
もう少しレンジを長く取って子どもの頃を思い起こして見ると、この東京でも、今よりもズット雪が降ることが多かったし、北風が冷たくて仕方がないことが多かった様に思う。
これも地球温暖化の影響だろうか?

小生自身のボーズ連続記録は別として、今冬は、三浦でも伊豆でも、少なくとも小生の行動半径内の釣り場でのアオリ釣果は余り芳しくはない様だ。WEB等を見回っていると、結構釣果を上げている人もいる様だから、ムラが大きい、あるいは、安定していないと云った方が正しいのかも知れない。これなんかも、ひょっとして、温暖化の影響があるのだろうか?

所で、地球温暖化と云えば、我々が排出する二酸化炭素などの温室効果ガスの増加が原因であり、その削減が全地球的な課題であるかの様に云われている。このまま温暖化が続けば極地の氷が融け出し、海水面が上昇、気候変動、洪水・旱魃など我々の生活に重大な影響があり云々と、温暖化が悪い物の様に云われている。

この二酸化炭素犯人説に、真っ向から異を唱えている東京工業大学 理学部地球惑星科学教室の丸山茂徳教授をご存知だろうか?
この教授の説は、http://www.moriyama.com/netscience/Maruyama_Shigenori/に紹介されているので、そちらをご覧頂きたいが、簡単に云うと、全地球史の観点から現在を見ると、我々がいる現代は寒冷化に向かっている途中にあるらしい。人類は産業革命以降、化石燃料を焚いて二酸化炭素の排出量を増やして来たが、それによる効果は、地球の寒冷化に少しだけ抵抗しているに過ぎず、二酸化炭素の増加がなければ気温は急降下していただろう、と云うもの。地球の気温変動は、20年で10数度も変化した時もあった程、実は非常に振幅が大きくて、最近の1万年間は異常な位に気温が安定していた。人類の歴史はこの安定期にあるので、少し気温があがっただけでも異常気象だと騒いでいるに過ぎない。
気候変動を考える場合は、時間と空間のスケールを大きく取らないと、本質を見誤ってしまう。

なる程、今盛んに唱えられている温室効果ガスの犯人説は、ひょっとすると木を見て森を見ていないのかも知れない。
結論は、どちらにしても小生の生きている間には出されることはないだろうが、知りたいものである。