5230製作記(43)
漸く、テンダー工作が終了した。
細かく見ると、もう少し手を入れたい部分もあるが、余り拘ってばかりいると、只でさえ遅れに遅れているので、到底完成は覚束なくなる。
古典機では窓等に半円状の縁取りがされているのをよく見掛けるが、この5230の場合は、テンダーにも縁取りがされている。 キットではエッチングで表現している様だが、ノッペリしているのが気に入らないので、真鍮線を削って半甲線を作って半田付けをした。
しかし、このテンダーの上部はカーブして広がっているため、半甲線の位置決めが中々出来ずに苦労した。 指で押さえればピタリと決まるのだが、それでは火傷をすることになるので半田付けが出来ない。
色々と試行錯誤をして何とか半田付けを終えたが、こうして出来上がりを見ると、もう少し太い線を使った方が良かった様だ。 テンダーの側板の厚さに合わせて0.4mm線を使ったが、縁取りを強調する意味で0.5mmか0.6mmでも良かったかも知れない。
テンダー前部の掴み棒には0.5mmの洋白線を使ったが、掴み棒そのものは床板に半田付けをし、テンダーの側板には、掴み棒の支えの受け口を設けた。
組み立ての際、掴み棒のステーをその受け口に差し込んで強度を稼いでいる。
コメントする