5230製作記(25)
暫く工作から遠ざかっていたので、久し振りの更新になる。
今、改めて振り返って見ると、何と1月9日の更新が最後。以来、1週間、1週間と工作をせずにいるうちに、3ヶ月間も経ってしまい、つい先日、新年を迎えたばかりだと思っていたが、既に桜も満開を過ぎ様としている。
アァ、正に光陰矢のごとし・・・・。
問題の5230は、テンダーの車輪をロンビク・イコライザーにどの様に取付けるかで頓挫している。 このまま工作を続けても良いのだが、結局、これまでと同じ様に、どうしようかと眺めて考えて終わってしまう様な気がする。折角、又工作をする気になったのだから、ここは一発気分転換に目先を変えることにした。
気分転換と云っても、罐から手を付けるか、テンダーから手を付けるかの順番の問題でしかないが、テンダーは一先ず置いておいて、罐の方を手掛けることにした。
所が、2800の時も感じたことだが、この鉄模社のエッチング・キットの古典機は16.5mmに合わせてどうも部分部分の大きさを1割程度スケールを変えている様に思える。 結局2800の時はキット付属のパーツを利用したスクラッチに近いものだった。更に、5230の動輪直径はスケール通り換算すると17.1mmだが、キット付属の動輪は17.5mmもある。この辺りもオーバー・スケールの原因かも知れない。
さて、どうするか?
折角のエッチング板を無駄にするのも勿体無い。オーバースケールを承知で工作を進めるか?
しかし、古典機の場合は車体幅が狭いので、余りにもオーバースケールだと雰囲気を損なうことに繋がるし、何のために13mmを採用しているのか解からなくなる。車体幅をスケールに近付けるとキットのキャブ妻板が使えなくなる。とするとリベットを打ち出して自製する以外にない。従って、キャブ側板のリベットも打ち出さなければバランスを崩すことになる・・・。
幸い動輪は直径17mmのD型用のものがある。スポークの数やバランス・ウェイトの形状が違うかも知れないが、キット付属のものにしても大差ないだろう。ここは直径を重視しよう・・・・。
と云うことで、2800の時と同じ道を歩むことになってしまったので、当分、図面引きに終わりそう。
コメント[4]
模型の部屋へお帰りなさーい!
このクラスの動輪、某模型店もそうですが、なぜ17.0にしなかったのでしょうね。スプラッシャーもかなりオーバースケールにせざるを得ません。イギリス型だと高さだけでなく前後も影響するので下回りのプロポーションへの影響が無視できません。
Posted by 中村行男 at 2007年4月 5日 17:44 | 返信
中村さん、ご無沙汰です。
道楽部屋では、いつも工作途中の部品を手に持っては「どうしようか?」って眺めているだけで終わって、時間ばかり経っていました。ヤッパリ、尻を引っ叩かれないと駄目な様です。その点、九州の平尾さんは凄いですよネ。改めて感心してしまいました。
と云う訳で、気分転換にテンダーを一旦止めて罐に手を付けようと思ったのですが、動輪の問題とか、色々とありますネ。幸い、動輪の方は17.0mmのD型用ものが手持ちにありましたので、厳密にはバランス・ウェイトやスポークの本数が違うかも知れませんが、こいつを使おうと思います。
又、いつ長期休暇に入ってしまうか・・・・。
30年以上もサラリーマンを続けていると、期限のない仕事は後回しにする癖が付いてしまって・・・。少しずつでも進め様とは思いますが・・・・。
Posted by mizoken at 2007年4月 6日 10:58 | 返信
mizokenさん、こんにちは
まあ30年前の☆鉄道模型社☆の製品ですから今の基準で製品を評価されるのはどんなものか?と思います。当時の感覚だと輸出用蒸機の動輪の余剰品にエッチング板を組み合わせたいうだけでも上出来だったのだと思います。
動輪もオーバースケールがお嫌いなら、私ならむしろ模型の場合フランジが大きくなっていること、動輪の上下動が実物に比べて大きいこと、この機関車ではスプラッシャーカバーがつくことを考えて、珊瑚のA8用の16.5mm径を使います。
またこの手の機関車は、きっちり1/80にこだわらなくてもよいと私は思いますよ。1/76ぐらいまでの範囲で考えていけばいいのではないでしょうか
車体幅もどうせ車輪の厚みやロッドの厚みも実物をスケールダウンしたとおりにはならないのだから、13ミリゲージでも実物どおりは厳しくないですか?
Posted by ゆうえん・こうじ at 2007年4月10日 12:09 | 返信
ゆうえんさん、こんにちは。ご無沙汰しています。
コメントを頂き有難うございます。
全てゆうえんさんの仰る通りだと思っています。
車輪の厚み、フランジの高さ等々を考えると、余りにも厳密にスケールを追い求めるのも現実的ではありませんよネ。
13mmを採用したのも、狭軌感を出したかったからですが、車輪の厚みが目に入ると今一ですし、今となっては16番でも良かったかななんて・・・。
何処かで妥協しなければ、といつもいつも考えてはいるのですが、実際に工作を始めるとツイ拘ってしまいます。
特に本機の様なスプラッシャーは、一回り大きくせざるを得ず、となると全体のプロポーションにも影響して来ますから、仰るように全体を1割程度オーバーにすることも解決方法の一つですネ。
何処までスケールを求め、何処で妥協するか・・・。難しい問題です。でも、だからこそ面白いとも云える訳ですよネ。
しかし、16.5mmを使うことは思いもしませんでした。正に、小生にとってはコロンブスの卵的な発想です。
Posted by mizoken at 2007年4月10日 19:56 | 返信
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