2008年5月26日

2008年釣行記(11)

潮回り:小潮  場所:MSK  釣果:ナシ 同行者:単独

27日の火曜日は父親の命日。父親も釣が好きだったので、33年前に亡くなった時に三浦半島の海が見える所に新しく墓を造った。
となると、釣行コースは当然三浦半島になる。三浦半島は昨年の後半から全く行っていないので、久し振りとなるが、海水温も順調に上がって来ている様だし、何よりも、momokenさんが結果を出しておられるので、期待充分。
そこで、墓に最も近い三崎で朝間詰めを狙い、その後に墓参りをして親孝行をすることにした。

2:30に出発、現地には4:00頃に到着。
三崎はどのポイントでも潮の流れがきつくて苦手で実績も殆どないのだが、少ない実績の中でも2杯を連荘で上げたことがある白堤に迷わず直行。
所が、エギンガーの姿も見えなければ、新しい墨跡もない。時期尚早かとも思ったが、支度をしてキャスティングの開始。

海水面を見た限りでは、潮の流れはそれ程あるとは感じられなかったが、左斜めにキャスティングしたエギが斜め右から帰って来る様な状態。
エギをDEEPタイプに替えて見たが、状態は変わらず、何とも釣り難い。

周囲が明るくなった頃にチャリで現れた地元のエギンガーに様子を尋ねると、今年はアオリが遅れており、墨跡は殆どがスミイカのものだとのこと。
最近は歳のせいか、めっきり粘りがなくなっているのだが、この情報は駄目押し。
一挙にモチベーションは飛んで消えてしまった。
と云っても、墓参りをしなければならず、引き上げてしまう訳には行かない。
三崎が駄目なら島があるさとばかりに場所替えを決定し、昨年下見をしておいた水垂れの磯に向かった。

所が、水垂れ方面へのアプローチ道路が途中にバリケードが作られ一般車両の通行が禁止されてしまっている。そのバリケードの隙間を縫って車を進めるとカーブを過ぎた所にゲートが作られており、その手前の両側に数台の車が止められている。
小生もその列に加わり車を止めて、道具を担ぎゲート脇をすり抜けて水垂れの磯に向かった。
実は水垂れ方面のハイキング道は、落石危険のため通行止めになっているので、本来は、山腹の有料駐車場に車を止めて、阿房崎方面から迂回して来なければならないのだが・・・・。

先程までは港内でやっていたので、全く気が付かなかったのだが、結構ウネリがきつい。しかも北寄りの風が強くて、キャスティングが儘ならず30分もせずにStopFishingとした。
これで、5連敗!!!
昨年の悪夢が蘇って来た????

ここで素直に引揚げるのも癪の種。時間もあるので釣り場の下見をすることにしたが、何箇所か見て回った中でも、灘が崎の磯は海水面からの高さも適当で雰囲気は悪くない。機会があれば、是非攻めて見たいと思うが、アプローチが容易なだけに人気度は高いだろう。

この後、予定通り父親の墓参りをしたのだが、その墓地でのこと。
車から降りようといつもの様にドアを開け、身体を右に少し向けつつ、右足を伸ばして地面に付けた時、左の腰にピリッとした鋭い痛み
世に云うギックリ腰か????
車の乗り降りは勿論、咳をしても痛い!!!!

2008年5月19日

2008年釣行記(10)

潮回り:大潮  場所:ATM  釣果:ナシ 同行者:釣do楽さん、のりちゃん

月に一度の満月の大潮。しかも天気予報では、風も殆どない。
釣行日が選べない週一アングラーにとっては最高の条件が整った。が、唯一心配なのが、台風4号の余波。と云っても、現在は遠く離れた沖縄の南にあって、その影響はないだろう・・・。

この様な絶好のチャンスなのに、釣do楽さんからは、待てど暮らせど何の連絡もない。
忙しそうなので遠慮しようと思いながらも、そっとメールを入れると・・・。
ウネリが心配だが出撃するとの返事に、それでは23:00頃にDKNで落合いましょうと、この様な話は一も二もなく直ぐに決定。

いつもお待たせばかりしているので、今回は少し早めの20:30頃に出発。
道中、さしたる渋滞もなく順調・順調。目的地には22:45頃に到着。駐車場には既に4-5台の車が止まっており、防波堤の先端には複数の灯りがチラチラとしている。

釣do楽さん達が到着する前に海の様子を見ておこうと車を降りると、波の音がやけに大きく聞こえる。不安に思いながら防波堤の根元にまで来ると、大きな波が押寄せて来ており、ゴロタの浜の石が波に揉まれて転がる音が、ゴツゴツ・コロコロ・カラカラと聞こえる。
丁度引き上げて来たエギンガーに様子を尋ねると、ウネリがきつくて釣りにならない!!!

程なくして釣do楽さん、のりちゃんが到着。このウネリを避けられる場所はATMしかないだろうと意見が一致・・・・。所がこの様に考えるのは皆同じで、ATMの岸壁は満員お礼の状態。
何とか3人が潜り込める場所を見付けてキャスティングを開始したが、全く釣れる雰囲気がなく、相談の結果正面の岸壁に移動。

こちらは殆ど空いていて、それぞれが好きな位置に陣取ることが出来た。それもその筈、左から右に結構強い風が吹いており、エギが着底しない。
Deepタイプのエギは車の中。仕方がないのでシンカーを巻いて何とか着底出来る様にしてキャスティングを繰り返していると、風に吹かれて右に膨らんだラインの動きが何となく変!!
 で、上がってきたのは、エギと同じサイズのアカイカ。こんなのが5-6杯も期待出来るのであれば沖漬けを考えるのだが、今日はそれもなさそう。と云うことでノータッチ・リリース。

その後は再度最初に入った岸壁に戻り朝間詰めまで粘ったが結果は出ず、敢無く3人揃って討ち死にと相成った次第。

2008年5月12日

2008年釣行記(9)

潮回り:小潮  場所:TKUR  釣果:ナシ 同行者:ガクちゃん

昨日、一昨日は気候が二ヶ月も後戻りをしてしまい肌寒く、加えて、三浦や横浜、神奈川県西部には強風波浪注意報だか警報が出されていたし、冷たい雨まで降っていた。その影響なのだろう、9日の金曜日には19度台であった江之浦沖の海水温は、10日には18度台、11日の夜には17度台にまで下がってしまった。 しかも、潮回りは小潮と条件としては、甚だ面白くない。
実は、先週のGWは人出が多くて釣りにならないだろうと考え、釣行したい気持ちをグッと堪えたこともあいり、更には中山ガクちゃんのお誘いメールもあったので、今週は是非・・・・。

予定通り2:30に家を出て、4:00に目的地の駐車場に到着した。
早速、支度をして九十九折の坂を下り、小道に入って眼下のワンドから磯を見渡すと、昨日の強風の名残りか、台風2号の影響か、結構大きな波が押し寄せて来ており、至る所にサラシが広がっている。

いつも釣り座としている磯の更に一段高い所に荷物を置いて釣り支度をしながら海の様子を見ると、サラシだと思っていたのは何と灰汁の泡。その灰汁が帯状になって至る所に浮かんでいる。灰汁がこんなにも出ているのは、底荒れが酷かった筈。
昨日の風の名残り、海水温の低下、ウネリに加えて底荒れじゃ、釣にならないとテンションは急降下。

それでも、2・3投して、携帯を見ると中山ガクちゃんからメールの着信表示で、既にFKURに居る由。早速、連絡を取ると、何と昨夜の内から来ており、小さなアカイカを1杯獲ったものの、余り芳しくないので、後30分程してから、こっちに転戦して来るとのこと。

電話を終わり、ふと後方を見るといつの間に来たのか、一人の若者が入って良いかと声を掛けて来た。 礼儀正しい奴よと感心しながらよくよくその若者の顔を見れば、昨年もこの磯でよく一緒になった二人組ヤエン師の内の一人。中山ガクちゃんが来ることになっているし、実の所、断りたかったのだが、一人なら何とかなるだろうと、笑顔でOKを返し、キャスティングを繰り返していると・・・・。
やはりこのヤエン師達はいつもペアで行動している様だ。程なくしてもう一人のヤエン師が現れて、結局この磯は満員状態。

明るくなって視界が開けた海面を見ると、正面と右手に茶色のブイ、更にその沖にも夫々白いブイが箱状に浮かんでいる。かなり沖には定置網も入っており、どうも刺し網が入れられた様子。網が左右に張られているのでなければ問題はないが、様子が判らない以上、ブイ付近にはキャスト出来ず方向が限られてしまう。
その内、一人乗りの漁船が来て網を上げて行ったが、遠目には良く判らなかったものの、どうも大した獲物は掛かっていなかった様な気配。

後から入ったヤエン師の二人は、一向に納まる気配のないウネリに嫌気が差し、場所替えをすると云って引き上げて行ったので、早速、その旨中山ガクちゃんに連絡をすると、丁度終わって車に戻った所で、こちらに向かうとの返。

それでは、ガクちゃんが到着するまでとキャスティングを繰り返したが、一向にイカ様からの連絡は入って来ず、逆にウネリは心なしか大きくなって来た気配に、君子たる者諦めが肝心と撤収とした。

息も絶え絶えに急坂を上り、駐車場の手前にまで辿り着いた所で、ロッドを片手に下って来る中山ガクちゃんと遭遇。氏は昨年夏に沢で大腿骨を骨折したこともあって、ほぼ10ヶ月振りの再会。
事情を話し駐車場まで戻った所で、積もる話に花を咲かせて時間が経つのも忘れてしまった。

ガクちゃんはその後南に向かうと云うが、小生にはその元気は残っておらず、駅前の交差点で右と左に泣き分かれと相成った次第。

 これで3連敗となったが、久し振りの再会を果たして何となく納得することが出来た。