2005年7月19日

2005年 アオリイカ釣行記(12)

潮回り:大潮  場所:城ヶ島、三崎、秋谷  釣果:ナシ  同行者:ナシ

2度続けて入魂に失敗したので、今度こそはと城ヶ島に釣行することにした。
見事に〇ボーを食らった先週の丁度同じ11日に、城ヶ島でアオリ2杯の釣果があったとの記事をインターネットで見たので、ある意味で藁にも縋る気持ち・・・・・・・・・もあって、城ヶ島にした次第。

城ヶ島のその場所へは初釣行であるので、定石通り明るい内にと思っていたが、何となく家族に云い出しそびれて結局夜9時半の出発となった。朝間詰めを狙うのであればそんなに早く出る必要はなかったが、釣果はキャスティングの数に比例するので、実釣時間を稼ぐ目的でそうしたのだが、結果として老体にはきつい釣行となった。

城ヶ島には10時半頃到着。インターネットに書かれていた場所も難なく解った。その場所は常夜灯が明るく点いておりなにやら良さげな雰囲気。車を降りて様子を見に行くと、流石に連休最後の日の深夜、先行者はサビキ釣の2人組だけ。所が、岸壁には墨跡が殆ど見当たらず、一瞬不安がカスメ飛んで行った。

サテ、どうするか?インターネットの記事を信じてやって見るか?それとも・・・・。
夜釣でこの手元の明るさは捨て難く、イカが居ればなんとかなる(?)

少々強めに吹いている西風を避けるため城ヶ島大橋寄りに釣座を決めた。
そして第1投、第2投・・・・。何度キャスティングをしても魚信がない。岸壁を移動して試して見るが変化なし。
考えて見るとエギに海藻が掛かって来ることが殆どない。アオリイカは土地によっては藻イカと呼ばれている位、海藻とは切っても切れない仲。それが、これじゃ、駄目じゃん。
と云う訳で、黒島に場所替え。ここは何度も雑誌で紹介されているので、一度はと思っていた所。今日は良いチャンスかも知れない。
黒島に到着すると波の咆哮が結構大きく、時には波飛沫が防波堤を洗う始末。さっきの場所では全く気がつかなかったが、海は荒れ模様の様子。真っ暗闇の防波堤先端方向ではケミホタルの青白い光が見えるので先行者が居る様だが、この波。アオリイカと引き換えに海に引っ張り込まれても仕方がない。
君子危うきに近寄らず。

早々に通り矢に変更した。
目を凝らして見ると、通り矢の防波堤の曲がり角付近に一人のエギンガーがロッドを煽っている。挨拶をして様子を尋ねると、「潮の流れは余りないが、魚信もない」との寂しい返事。ここも駄目とあらば、最初の場所に戻る事も考えたが、ここはここである意味で思い出の場所。「運が良ければ・・・」と釣支度を始めた。
水色も先程の所よりは良いし、海藻もちゃんと掛かって来る。これでいつかの様にガツン、グイーン・グイーンが来れば、今度は必ずものにして呉れると思いながら繰り返すキャスティング。
入釣した頃は左から右に流れていた潮が何時の間にか流れを逆に変えてしかも今度はかなり強く、釣り難くなって来た頃夜が明けて来た。そうこうする内に先行者は岸寄りに5m程場所移動したので、曲り角付近に座を替え、先行者と話をしながら気のないキャスティング。何時もであれば、大体この辺りで秋谷に移動するのであるが、秋谷以外でも実績を作らねば・・・、と兎に角粘ることだけを考えていた。
と、ビニールでも引っ掛けた様に重くなった。
アレッ。根掛り、それとも、魚信。重くはなったが引っ張ると寄って来る。
蛸かいな?
と、クイーン・クイーンと微かに生体反応がある。
小さくても良い、アオリなら、入魂が出来る!!!
リールを巻く手にも力が篭ると云いたい所だが、残念ながら、簡単にあがって来たのはアカイカ。
イカはイカなんだが、これで入魂出来たのか? 出来なかったのか? 微妙な結果。
その直後に先行者にもアカイカが来てた、その後帰っていった。

時刻は午前8時。潮の流れも一向に収まる気配がなく、ついにギブ・アップ。秋谷に立ち寄って見ることにした。立ち寄ると云っても、道具を片付けずにそのまま車に積み込んだのだから、状況さえ許せば竿を出す気は充分あったんだろうと思う。
秋谷には9時頃到着。相変わらずの人気。防波堤は大勢の釣り人達で一杯だが、殆どの人は「青物」を狙っており、アオリをやっているのはYMT、KNIの両氏の他2人程。やはりシーズンも終わってしまった様だが、釣果を尋ねるとKNI氏が2杯出したとのこと。
この頃になって、流れ藻が大量に流れて来てエギが沈まなくなり、YMT、KNIの両氏はキャスティングを中断。その間、小生は青物用の仕掛けに替えてワカシを3匹ゲット。
でもって、12時にストップ・フィッシングとした。
久し振りの完全徹夜。これで結果が出ていれば余り疲れなど吹っ飛んでしまうのだが・・・・。老体には少々ハードな釣行でした。

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