2005年7月17日

2005年 アオリイカ釣行記(11)

潮回り:中潮  場所:熱海  釣果:ナシ  同行者:ナシ

先週は目論見が見事に外れて入魂の儀式が出来ずに終わってしまった。春シーズンが終わろうとしている時期だけに仕方がないが、出来れば今シーズン中に終わっておきたい、と云うのは建前論。本音では、釣りをするからには釣果を見た?い。と云う訳で、雑誌やインターネットの情報を読んで、比較的確実と思われる候補地を物色していた。しかも、この海の日が絡んだ3連休には2回は釣行することを目論んだ。とすると、先ず土曜日の夜から日曜日の朝にかけてに釣行しておく必要がある。

ここで読者の方々にちょっと説明をしておかなければならないが、小生の職場は世間様の様に土・日ではなく、日・月の週休二日制を採っている。そのために、祝日が日曜日に当った時の振替休日や成人の日海の日などの様に第何月曜日などと決められた月曜祝日は、職場の休業日と重なってしまい損だった。これを今年からその翌火曜日を振替休日としたので、世間とは1日ずれた日・月・火の3連休となった。

と云う訳で、土曜日の夜仕事から帰って来てからの出撃が必要となった次第であるが、しかし、土曜日の夜ともなれば、釣り人も多いだろうし、あぶれる心配もある。だが、大場所であれば1人位なら何とか割り込めるんじゃないか、イカのストック量も多いから可能性も多少は高いのではないか・・・。エギングを始めた頃通っていた木負も捨て難かったが、色々と悩んだ末、熱海に決定した。

自宅を夜11時半出発。連休初日でも流石にこの時間帯になると道路は空いていてスムーズに流れている。が、134号線の大磯付近で事故渋滞。警官の手信号による交通整理だったが、何を考えているのか一度止まると5分以上も動かさない。全く、モウッ

熱海の入釣予定場所には迷うことなく午前1時半頃に到着。初めての場所故、本来なら釣り場の様子を掴むために、明るい時間帯に入釣する必要があるが、今回はやむを得ない。そこで車を一旦公園脇の路肩に駐車して、グルッと釣り場の偵察に出掛けた。
公園には柵がありその柵にロッドを立て掛けて大路の人達が釣りをしている。その公園を抜けると広い岸壁に出た。その先には大堤防の陰がボーッと闇に浮かんでいる。
岸壁の公園寄りが空いているのを確認して、車に戻り釣り座に近い所に改めて駐車し直し、道具を取り出し釣り場に急行。


釣り座の正面には熱海温泉街の光が明るく輝き、広い岸壁でのゆったりとしたエギング。しかも釣り座の周囲には結構な数の墨跡。シーズンも終盤に入ったとは云え、これなら期待充分。頂いたのも同然。
釣り人なんて誰でもこんなものヨ。前向き思考と云うと聞こえは良いが、実際には能天気なんじゃないかと思う。釣れることを期待して、釣れている所を夢見て、遥か昔のことで脳のヒダヒダから消え掛かってセピア色になっている記憶を思い起こして、バカと云われ様が、アホと云われ様が、ただひた向きに・・・・・。

はやる気持ちを胸に第1投。風はフォロー。暗くて見えないけれどエギがスルスルと気持ちよく飛んで行くのが判る。
第2投、第3投・・・・・・・・・・。
黙々とキャスティングを繰返すが・・・・・・・・・・・。

時刻はまだ早い。
あと1時間程経って、日の出時刻を迎えた頃が勝負時。今は、エギの存在をイカにアピールするだけ・・・。
そして、キャスティング。


そして日の出時刻を過ぎ辺りが明るくなって来た。


でも、あのガツン、グイーン・グイーンがな?い。
こんな筈では・・・・・。
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またまた、入魂の失敗でした。

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