2006年7月31日

5230製作記(13)

軸箱周りの図面は一応描いた。
描くには描いたが、その製作に手間取っている。
朝晩の通勤電車の中で、工程や方法を頭に描いてシミュレーションをしているのだが、実際にやって見ると、中々上手く出来ずに困っている。こんな部分まで自作しようとしたのが、無謀だったのかも知れない。しかも1個ならずも4個も・・・・。

そんなこんなで、手が中々進まない中、ヤフオクで写真の様なスピーカーを見つけた。
スリー・サイズは52mmX22mmX7.4mmだとのこと(写真左)。
長手方向が52mmでは古典のタンクには無理だろうが、テンダーになら何とか積めるんじゃないかと思い試しに10個程購入した。
送られて来た実物を見ると、フレームはプラスティックなので、削れば何とか45mm程度までは詰められそうである。

この10個の他にメタル・フレームのスピーカーが1個オマケで入っていた(写真右)。こちらの方は長手方向40mmで更に短くなっている。オークションの出品者に尋ねると8個程在庫があるとのことだったので、全部を送って貰った。

スピーカー背面には8Ω・1Wの印字があり、フレームにはR・Lの文字と、取付けに使ったと思われる両面テープの残骸があることから、超小型ステレオかラップ・トップのパソコンから取り外したジャンク部品の様に思える。これが1個300円とは高いか安いか意見が分かれる所だろう。

こうして一挙に19個のミニ・スピーカーの所有者となった訳だが、考えて見れば作った機関車を走らせて楽しむ環境も持っていないのに、サウンド化しても宝の持ち腐れになってしまう惧れが大いにあることに気が付いた(笑)。

所で、現在作成中の5230のテンダーには積めるか?
残念ながら、このテンダーの形状は素直な箱型ではなく凹型になっているため(製作記(10)を参照)、テンダーを追加加工する必要がある。
テンダーのイコライザーをどう処理するか?
その処理方法によってはスピーカーと干渉することになるし・・・・。
またまた、中身の乏しい頭を悩ませなければならなくなった。

2006年7月10日

5230製作記(12)

今日は、工作は全く出来なかった。
と云うのも、テンダーの上回りは皆さんのご助言や励ましによって何とか出来たので、次はテンダーの下回り。
で、今手掛けているのは、かの有名な鉄模社のエッチング・キット。
リーフ・スプリングまでエッチングになっている。

動輪のスプリングの様に車輪の陰になって、シルエットしか見えないのであれば全く問題はないのだが、直接見えるスプリングがエッチングと云うのは、立体感に欠けるし一寸物足りない。

従って、スプリングを自作することにした。

ついでに、軸箱回りも頂いた写真とは少し違っているので、こいつも・・・・。

と云うことで、今日は図面を描いていた。

実際の工作は来週から・・・。

その前にこのテンダーに積むスピーカーを手に入れなければ・・・。
スピーカーの諸元が分からなければ、床板の加工が出来ないし、いっそのことサウンド化は見送るか?

2006年7月 3日

5230製作記(11)

先週、九重高原鉄道の平尾さんからご指摘を頂いた衝立の縁取りを付けた。 最初は衝立を半田付けしたままの状態で縁取りを付けようとしたが、なかなか固定が上手く出来ず、結局ミニ・バーナーで熱して衝立を取り外してから行った。 縁取りそのものは、1mmX0.2mmの真鍮の帯材で衝立の外周に沿って半田付けした後、ヤスリで幅が0.8mm程度になる様に整えた。 横着を決め込んでいたのだが、こうして付けて見ると、成る程、一層らしく見える。 平尾社長にお礼を云わねばならない。

そして、長岡京市のK氏より、追加の情報を頂いた。

金田茂裕氏の『日本最初の機関車群』の巻末に解説があって、このテンダーの『「給水口は・・・左外側で防風板の後の位置に置かれた」と、給水口は左側「だけ」にあったかのように読める書き方をされている』とのこと。
K氏は氏の見解として「私には左側だけなのか、左右にあったのかの判断根拠となるべき材料はありません。しかし、もし右側に無かったら、機関庫の給水設備にも影響が出そうに思いますので、右側にも給水口があったという想像には変わりありません。」と述べられている。

さて、どうするか????
左右対称にあれば据わりも良いだろう。
ただ、面白みには欠けるよナァ。
元々、不精な小生がこんなことを云うのは何だが・・・。
と云うことで、小生は金田説を採用し、給水口は前方左側1箇所にした.。
(写真では良く見えないが、既に右側の給水口は取り外してある。)

両氏には、小生の取るに足りないブログを見て頂き、貴重な情報を寄せて頂いたり、又、無精癖を正すべく鋭いご指摘を頂いたりと、本当に有難く、この場を借りて、心からお礼を申し上げる次第。