2005年7月25日

2005年 アオリイカ釣行記(13)

潮回り:中潮  場所:秋谷  釣果:ナシ  同行者:ナシ

早いもので見よう見まねでエギングを始めてから4ヶ月。シーズンも終わりと云われている7月最後のアオリ釣行となった(????)。
場所は当然ホーム・グラウンドの秋谷にしたが、秋谷では夜釣りをしたことがなかったので、今回始めて有終の美を飾るべく夜明け前に入ることにした。そこで朝2時に起床し、現着は3時過ぎ。 こんな時刻であれば、当然誰もいないと思っていたのに・・・・・。
ガ、ガーン。ナッ、ナント。
防波堤にランタンの明かりが2個輝いているのが見える。今日は日産の休業日?

車から出ると、波がテトラにぶつかってズ、ズーンと腹に響く様な音がし、続いて防波堤をザーッと濡らす波飛沫の音が聞こえる。アレ、何でこんなに荒れているの??? 迂闊なことに台風7号の影響がもう出ているとは思いもしなかった。よくよく考えて見ればこの漁港は小さな湾の奥ではなく、直接外海(と云っても相模湾だけど)に面しているので、当然と云えば当然。

防波堤に着いて見ると、若者3人が何本もの竿を並べている。まぁ、彼ら以外に釣り人がいない貸し切り状態だったので、文句を云う積もりもないが、別の釣り人が来たからには竿を片付けて釣り場を譲る位の心遣いがあっても良いのでは・・・。「釣り座を巡って殺人」なんて新聞の見出しになるのも真っ平御免だし、若干余裕のあった先端に釣り座を構えた。

防波堤から左手遠くに見える平磯では、黒く盛り上った帯が岸に近付くに連れて高さを増し、飛沫を上げて白く崩れ落ちて消波ブロックに突進して行く波の様子が良く見える。夜明け前で周囲が暗い内なので、不気味さが余計に感じられる。恐らく、小生一人だけであったら、そそくさと釣りなど諦めていたことだろう。
その波の影響は、釣り座を構えている防波堤には殆どなく、いつもよりはウネリがあると云った程度で、釣りは充分可能な状況。

先週は余りの魚信のなさに、少々嫌気がさしてワカシ等の青物にチョッカイを出して見たが、今日はアオリ一筋と心に決めて、キャスティング、キャスティングそしてキャスティング・・・。 と書くと、もうお解りのことと思う。
そう。今回も〇ボーに終わってしまった。
魚信らしきものもなかったし、青物にも手を出さなかったので、ノーヒット・ノーランならぬ完全試合。

さて、アオリのシーズンは終了した(らしい)が、小生はこれからもエギをシャクリ続け様と考えている。まぁ、この時期になると産卵のためのノッコミは幾ら何でも終わっているだろうし、釣果を見ることは先ず考えられない。が、イカの中にもノンビリとしたのがいて、これから産卵しようとしている輩がいるかも知れないし、ノンビリと沿岸を徘徊しているものもいるかも知れない。千に一つ・万に一つ、あるいはそれ以下かも知れない。又、秋谷はこれから真夏にかけては青物師の世界になるとのことだし、とてもノンビリとしたアオリをやる雰囲気にはならないだろう。従って、近場では三崎・城ヶ島にしようと思う。しかも、これまでの様に月曜の早朝からにすると、やはりこのご老体故火曜日からの仕事がキツイ。従って、土曜日の夜から日曜日の早朝にかけての時間帯にしようと思う。土・日の週休2日の人が多いので、最も混雑する時期ではあるけれど・・・・。

釣り人が多過ぎて入釣出来なければ、最初から成り立たない話しであるし、やって見なければ解からないが、現在、この時点ではそう考えている。

2005年7月19日

2005年 アオリイカ釣行記(12)

潮回り:大潮  場所:城ヶ島、三崎、秋谷  釣果:ナシ  同行者:ナシ

2度続けて入魂に失敗したので、今度こそはと城ヶ島に釣行することにした。
見事に〇ボーを食らった先週の丁度同じ11日に、城ヶ島でアオリ2杯の釣果があったとの記事をインターネットで見たので、ある意味で藁にも縋る気持ち・・・・・・・・・もあって、城ヶ島にした次第。

城ヶ島のその場所へは初釣行であるので、定石通り明るい内にと思っていたが、何となく家族に云い出しそびれて結局夜9時半の出発となった。朝間詰めを狙うのであればそんなに早く出る必要はなかったが、釣果はキャスティングの数に比例するので、実釣時間を稼ぐ目的でそうしたのだが、結果として老体にはきつい釣行となった。

城ヶ島には10時半頃到着。インターネットに書かれていた場所も難なく解った。その場所は常夜灯が明るく点いておりなにやら良さげな雰囲気。車を降りて様子を見に行くと、流石に連休最後の日の深夜、先行者はサビキ釣の2人組だけ。所が、岸壁には墨跡が殆ど見当たらず、一瞬不安がカスメ飛んで行った。

サテ、どうするか?インターネットの記事を信じてやって見るか?それとも・・・・。
夜釣でこの手元の明るさは捨て難く、イカが居ればなんとかなる(?)

少々強めに吹いている西風を避けるため城ヶ島大橋寄りに釣座を決めた。
そして第1投、第2投・・・・。何度キャスティングをしても魚信がない。岸壁を移動して試して見るが変化なし。
考えて見るとエギに海藻が掛かって来ることが殆どない。アオリイカは土地によっては藻イカと呼ばれている位、海藻とは切っても切れない仲。それが、これじゃ、駄目じゃん。
と云う訳で、黒島に場所替え。ここは何度も雑誌で紹介されているので、一度はと思っていた所。今日は良いチャンスかも知れない。
黒島に到着すると波の咆哮が結構大きく、時には波飛沫が防波堤を洗う始末。さっきの場所では全く気がつかなかったが、海は荒れ模様の様子。真っ暗闇の防波堤先端方向ではケミホタルの青白い光が見えるので先行者が居る様だが、この波。アオリイカと引き換えに海に引っ張り込まれても仕方がない。
君子危うきに近寄らず。

早々に通り矢に変更した。
目を凝らして見ると、通り矢の防波堤の曲がり角付近に一人のエギンガーがロッドを煽っている。挨拶をして様子を尋ねると、「潮の流れは余りないが、魚信もない」との寂しい返事。ここも駄目とあらば、最初の場所に戻る事も考えたが、ここはここである意味で思い出の場所。「運が良ければ・・・」と釣支度を始めた。
水色も先程の所よりは良いし、海藻もちゃんと掛かって来る。これでいつかの様にガツン、グイーン・グイーンが来れば、今度は必ずものにして呉れると思いながら繰り返すキャスティング。
入釣した頃は左から右に流れていた潮が何時の間にか流れを逆に変えてしかも今度はかなり強く、釣り難くなって来た頃夜が明けて来た。そうこうする内に先行者は岸寄りに5m程場所移動したので、曲り角付近に座を替え、先行者と話をしながら気のないキャスティング。何時もであれば、大体この辺りで秋谷に移動するのであるが、秋谷以外でも実績を作らねば・・・、と兎に角粘ることだけを考えていた。
と、ビニールでも引っ掛けた様に重くなった。
アレッ。根掛り、それとも、魚信。重くはなったが引っ張ると寄って来る。
蛸かいな?
と、クイーン・クイーンと微かに生体反応がある。
小さくても良い、アオリなら、入魂が出来る!!!
リールを巻く手にも力が篭ると云いたい所だが、残念ながら、簡単にあがって来たのはアカイカ。
イカはイカなんだが、これで入魂出来たのか? 出来なかったのか? 微妙な結果。
その直後に先行者にもアカイカが来てた、その後帰っていった。

時刻は午前8時。潮の流れも一向に収まる気配がなく、ついにギブ・アップ。秋谷に立ち寄って見ることにした。立ち寄ると云っても、道具を片付けずにそのまま車に積み込んだのだから、状況さえ許せば竿を出す気は充分あったんだろうと思う。
秋谷には9時頃到着。相変わらずの人気。防波堤は大勢の釣り人達で一杯だが、殆どの人は「青物」を狙っており、アオリをやっているのはYMT、KNIの両氏の他2人程。やはりシーズンも終わってしまった様だが、釣果を尋ねるとKNI氏が2杯出したとのこと。
この頃になって、流れ藻が大量に流れて来てエギが沈まなくなり、YMT、KNIの両氏はキャスティングを中断。その間、小生は青物用の仕掛けに替えてワカシを3匹ゲット。
でもって、12時にストップ・フィッシングとした。
久し振りの完全徹夜。これで結果が出ていれば余り疲れなど吹っ飛んでしまうのだが・・・・。老体には少々ハードな釣行でした。

2005年7月17日

2005年 アオリイカ釣行記(11)

潮回り:中潮  場所:熱海  釣果:ナシ  同行者:ナシ

先週は目論見が見事に外れて入魂の儀式が出来ずに終わってしまった。春シーズンが終わろうとしている時期だけに仕方がないが、出来れば今シーズン中に終わっておきたい、と云うのは建前論。本音では、釣りをするからには釣果を見た?い。と云う訳で、雑誌やインターネットの情報を読んで、比較的確実と思われる候補地を物色していた。しかも、この海の日が絡んだ3連休には2回は釣行することを目論んだ。とすると、先ず土曜日の夜から日曜日の朝にかけてに釣行しておく必要がある。

ここで読者の方々にちょっと説明をしておかなければならないが、小生の職場は世間様の様に土・日ではなく、日・月の週休二日制を採っている。そのために、祝日が日曜日に当った時の振替休日や成人の日海の日などの様に第何月曜日などと決められた月曜祝日は、職場の休業日と重なってしまい損だった。これを今年からその翌火曜日を振替休日としたので、世間とは1日ずれた日・月・火の3連休となった。

と云う訳で、土曜日の夜仕事から帰って来てからの出撃が必要となった次第であるが、しかし、土曜日の夜ともなれば、釣り人も多いだろうし、あぶれる心配もある。だが、大場所であれば1人位なら何とか割り込めるんじゃないか、イカのストック量も多いから可能性も多少は高いのではないか・・・。エギングを始めた頃通っていた木負も捨て難かったが、色々と悩んだ末、熱海に決定した。

自宅を夜11時半出発。連休初日でも流石にこの時間帯になると道路は空いていてスムーズに流れている。が、134号線の大磯付近で事故渋滞。警官の手信号による交通整理だったが、何を考えているのか一度止まると5分以上も動かさない。全く、モウッ

熱海の入釣予定場所には迷うことなく午前1時半頃に到着。初めての場所故、本来なら釣り場の様子を掴むために、明るい時間帯に入釣する必要があるが、今回はやむを得ない。そこで車を一旦公園脇の路肩に駐車して、グルッと釣り場の偵察に出掛けた。
公園には柵がありその柵にロッドを立て掛けて大路の人達が釣りをしている。その公園を抜けると広い岸壁に出た。その先には大堤防の陰がボーッと闇に浮かんでいる。
岸壁の公園寄りが空いているのを確認して、車に戻り釣り座に近い所に改めて駐車し直し、道具を取り出し釣り場に急行。


釣り座の正面には熱海温泉街の光が明るく輝き、広い岸壁でのゆったりとしたエギング。しかも釣り座の周囲には結構な数の墨跡。シーズンも終盤に入ったとは云え、これなら期待充分。頂いたのも同然。
釣り人なんて誰でもこんなものヨ。前向き思考と云うと聞こえは良いが、実際には能天気なんじゃないかと思う。釣れることを期待して、釣れている所を夢見て、遥か昔のことで脳のヒダヒダから消え掛かってセピア色になっている記憶を思い起こして、バカと云われ様が、アホと云われ様が、ただひた向きに・・・・・。

はやる気持ちを胸に第1投。風はフォロー。暗くて見えないけれどエギがスルスルと気持ちよく飛んで行くのが判る。
第2投、第3投・・・・・・・・・・。
黙々とキャスティングを繰返すが・・・・・・・・・・・。

時刻はまだ早い。
あと1時間程経って、日の出時刻を迎えた頃が勝負時。今は、エギの存在をイカにアピールするだけ・・・。
そして、キャスティング。


そして日の出時刻を過ぎ辺りが明るくなって来た。


でも、あのガツン、グイーン・グイーンがな?い。
こんな筈では・・・・・。
   ・
   ・
   ・
またまた、入魂の失敗でした。

2005年7月11日

2005年 アオリイカ釣行記(10)

潮回り:中潮  場所:秋谷  釣果:ナシ  同行者:ナシ

そろそろシーズンも終盤に差し掛かっているのに、家族には内緒でロッドとリールを新調しチまった。

こんな時期であれば、もう少し待って来年の新製品にするのが順当の所だが、臨時収入があったので
マァッ、イイヤ?。 思イ立ッタガ吉日ジャイ。
と・・・・した次第。
折角新調したからには入魂せねばならぬ、と秋谷に向かった。

午前3時半に出発。秋谷には夜明け直後に到着。
所が・・・・・・。ガ?ン。
港に通じる道路脇は駐車するスペースも殆どなく、防波堤を見ると10人以上もの人陰。
何で?
どうして?
今日は月曜日なのに・・・?
疑問が次から次に頭に浮かんで来る。
一寸離れた所に何とか一台分のスペースを見付け道具を降ろしていると次から次にバイクに乗った釣り人がやって来る。ひょっとすると調子が良くなった噂でもあったのか??? であれば、期待出来そう!!!!!

常連のKNI氏によれば、「今日は日産が休みで人が多い」とのことであったが、それにしても多過ぎる。今度からは日産の操業状況もチェックする必要がある。
KNI氏の隣にスペースを空けて貰い、取り敢えず釣り座の確保が出来た所で様子を尋ねると、状況は悪く、流石のKNI氏も昨日は〇ボーだった由。いよいよ今シーズンも終わった模様。
であっても、来たからには「小さくても良い。1杯だけでも・・・」と支度を整えてキャスティングの開始。
海は昨日の強風の影響が残っていて結構うねりや波が高く、ラインが揉まれてラインの動きで魚信を取るのは一寸無理。と云うよりも、魚信があることを期待してのキャスティングだけに、ググッと波で引っ張られるラインの動き全部が魚信の様に感じられ、ドキッと胸を高鳴らせて合わせても空振り・・・。
魚信が取り難く又釣れないので諦めて引き上げる人が徐々に出て来て、最終的には8名位にまで減ってしまった。ここの防波堤の規模であれば適正人数であろう。潮の色も良く、釣り人も適正となれば、あとは出て呉れるのを待つだけだが、波とうねりの状況は変わらず、魚信もない。
昼近くになると地元の高年者エギンガーも諦めて帰ってしまい、YMT氏と二人だけになった。
その内、前田川から流れこんで来る濁りが徐々に広がり出し、益々釣れそうにない雰囲気がプンプンと匂って来た所で、小生もついに諦め、入魂出来ずにスゴスゴと引き返した次第。

はてさて、入魂はいつになるのでしょう?

2005年7月 2日

2005年 アオリイカ釣行記(9)

潮回り:若潮  場所:秋谷  釣果:350g X 1  同行者:ナシ

折角の夏休みで、しかも昨日は見事〇ボーを喰らったので、リベンジと行きたい所だが、昨日の今日では又家族から何を云われるか分かったものじゃない。 今日は家でゴロゴロする積りでいた。
が、朝食の後でカミさんが「今日の予定は?」と尋ねて来る。 経験上、こう云う時は頼み事が多いので、一寸斜に構えて「何で?」と問い返すと、娘と二人で外出すると云う。 な?んだ、そんなことなら大歓迎。 聞いた途端に頭は釣行モードに切り換っている。 土曜日のこんな時間に行っても入る場所はないだろうが、行けば何とかなるだろう。

とそんな訳で、家を出たのが8時30分過ぎ。 現地には9時半頃に到着。
丁度漁港の入り口に差し掛かった時、大きく竿を曲げている人が見えた。

ヨッシャ!!! 今日ハ、行ケルゼ!!!!

防波堤に着くと顔見知りの常連さんが席を詰めて呉れ、直ぐにキャスティングを始めることが出来た。 只、今日も昨日に続いてライン・トラブルが多い。 どうも「東レのPE」との相性が良くない。 中央よりに入っていた若者がデカイカを掛けた。 最近は小さい物が多くて平均500g検討であったが、久し振りに見るキロ・アップ。 俄然、やる気になってシャクル手にも力が入ろうと云うもの。 その後、右隣の席を詰めて呉れた常連さんが400g位をゲット。 いよいよ廻って来たかと期待に胸を膨らませてキャスティング。

風がなくなり凪状態になると、海辺に居ても纏わりついて来る様な暑さ。 この暑さに堪らず型を見た常連さんは引き上げて行く。 あの流石のYMT氏もとうとう引き上げてしまった。 こちらは昨日に続いての〇ボーは何としてでも避けねばならず・・・。
隣に、餌釣りで入った若いカップルがものの30分も経たずに30cm位のメジナを挙げ、その後やはり30cm位のカワハギ・・・。 クッソー。 小生も負けじとキャスティングを繰り返すが全く駄目。
先端に入っていた古老が引き上げたのを機に、先端に移動。 特に勝算があってのことではないが気分転換。 
満潮の3時を過ぎても状況変わらず、 半ば諦めムードでキャスティングしていると待望の魚信。 実はその前から何となくラインの動きがおかしかった。 合わせても乗らないので風か波かと思ったが、今度は違った。 待望の魚信だ。 が、??????。
例のクウィーンクウィーンがある様なない様な、何とも頼りない引きで、只重たいだけ。 ひょっとするとタコ? 厭な思いが一瞬浮んで来たが、10m程先に浮んで墨を噴出したのは紛れもないアオリイカ

久し振りに富士山がシルエットとなって正面に浮かんで来た4時半のことでした。






2005年7月 1日

2005年 アオリイカ釣行記(8)

潮回り:長潮  場所:三崎・城ヶ島・秋谷  釣果:ナシ  同行者:ナシ

さぁ、7月です!!!  夏です!!! と云うことで、早速夏休みを取って釣行しました。
気になる雨も、12時頃少し降る予報だったので問題なし。 さて釣り場を何処にするか? いつも秋谷では面白くないし、最近は下降線であるので、今日は三崎に行くことにした。
三崎なら夜釣りをしようかと思ったが、釣りの前にしては珍しく眠かったので一寝入りし、午前2時に起床。 三崎には夜明け前の4時頃に到着。 通り矢の防波堤には人影もなし。 金曜日だから? あるいは、 釣れないから? これが秋谷ならば、「オッホー、ラッキー」となる所だが・・・・。
防波堤の曲がり角付近に釣り座を構え、第1投。 いつぞやのこの第1投目でドラグを引き出す様な強い魚信を、もう一度と期待したが、当然と云えば当然だが、そんな魚信がある筈もなく、海藻がエギに掛かって来た。 気になる潮の流れは殆どなく、夜光虫も余り活発ではない。

チャ?ンス到来 キロ・アップをゲット出来るかも・・・。
期待を込めてキャスティング。 所が、3投目か4投目。
キャスティングしたと思ったら、エギがフラフラそしてポチャン。
ラインを良く見ると、ラインの途中でモヤモヤと白い塊が・・・・。 何とバック・ラッシュ。 
一寸待て、このラインは下ろしたてなのに、何故?

目が遠いのに、未だ薄暗い中でのヘッド・ランプの明かりを頼りにしてのライン・システムの作り直しは、骨が折れる。 時間ばかり掛かってしまい、イライラ。 やっと作り終わり気を取り直して再びキャスティングを再開。
着底を待って、大きくロッドを煽ると、軽いショックを残して今度は高切れ。 さっきのトラブルの際、ラインがリールの回転部分に巻き込まれていたので、疵が付いていたのかも知れない。
トラブル続きで流石の小生も戦意喪失・・・・・・。

と思いきや、折角の夏休みを取っての釣行。 このままスゴスゴと引き返しては男が廃る、と気を取り直してライン・システムを作り直し・・・。 これを最後にトラブルもなく、順調にキャスティングを繰り返したが、全く魚信も感じられない。 となると他が気になる。 斜め向かいの遠くに見える黒島はどうだろう? ホテル下に行って見ようか? 云々・・・。
今日はウィーク・デー故、名ポイントと云われているホテル下でもロッドは出せるだろうと、意を決して転戦することにした。

着いて見ると、餌釣り師が正面に一人、同じ並びの先端寄りに一組が入っているだけ。 初めての場所で要領を得なかったが、兎に角良さそうな場所を選んでキャスティングの開始。 風もなく湿気が身体中にまとわりついて来る。 海水面もうねりを受けて上下はしているが、ドローンとした状態で、何となく駄目そうな・・・。
ここはワンド状になっていて海藻が非常に多く、エギを沈めるとガッチリと根掛り。 干潮になった状況では非常に釣り難い。 この様な時にエギンガーがいれば、どの様な所を狙っているのか観察出来るし、場合によっては話を聞くことも出来るが、今日はウィーク・デー。 残念ながら、エギングは小生のみで情報収集は出来なかった。 色々方向を変えてキャストいている内、霧が出て来て周囲はすっぽりと白いベールに包まれて、小生只一人の世界になり、何やら幻想的な雰囲気が漂って来る。 が、魚信がない!!!!

となると、気になるのは矢張りホーム・グラウンドの秋谷。  で転戦することにした。

秋谷には8時頃に到着した。 常連の皆さんに挨拶をすると開口一番、「今日は悪いヨ?」。 しかし、秋谷でも駄目なら諦めもつくと云うもの。 魚信がなくてもこうして皆さんと喋っているのも又楽しいし、これに釣れて呉れれば申し分なし。

それにしても、魚信がない。 まぁ、明日も休みだし今日はユックリと粘れる。 
何とか一杯だけでもと願いつつキャスティングを繰り返している内に、雨がポツリポツリ。 蒸し暑い中雨具を着込んでのエギングとなった。 考えて見ればこの雨具、へら鮒を追い掛け回していた頃の物だから20年以上も昔の物。 余り使う機会もなかったのだが、良くもったものだ。 雨の降りが強くなるに連れて1人1人と引き上げて行く人が出て来た。

小生も、雨の中良く頑張ったと思うが1時半頃にStopFishing。 今日は、〇ボーでした。