2010年6月15日

2010年釣行記(26)

潮回り:中潮  場所:OHTZK  釣果:300g x 1  同行者:単独

小生も世間様と同じ様にワールド・カップの日本対カメルーン戦を観戦したかったのだが、そうすると結局一睡もしないで釣行することになってしまう。 そんなことは、これまでもあったことだし、今回もそうしても良かったのだが、今回に限っては何となく憚られたので、一寝入りしてから出掛けることにした。

今回のポイントはOHTZK。 ここは前回下見に来た際の印象が良かったので、一度ジックリと攻めて見る積りだったポイント。

出発は2:30、OHTZKには予定通り4:00に到着し、早速、支度をして磯道を辿って磯の付け根まで進み、そこからは波の力で洗濯板状に浸食された磯の先端に向かったのだが、潮位が150cmと高くて途中の窪みを波が洗っている状態で、そこに5cm程のイワシがピチピチ跳ねている。 波が引くタイミングを見計らって、釣り座とする岩に渡ってキャスティングを開始したのは4:30頃。

風は微風。 遠く正面の磯にはウネリが打ち寄せ高く波飛沫があがっているのが見えるが、こちらは右手横に大きな島があって丁度その陰に入っているので、ウネリの影響は全くと云ってい良い程なく、エギング日和。

ベイトとなるイワシが打ち上げられているので、アオリも岸近くに寄っていると判断して、最初はシャロー・タイプのエギを選択して扇状に探って見たが、これは見事に空振りだった。

5:00を回った頃、赤い釣りジャケットを着た若者エギンガーが隣りの磯に登場。 下見に来た時に墨跡も見ているとは云え、ジックリと狙う積りでは初めての場所なので、こうして別のエギンガーの姿を見ると何故か安心してシャクることが出来るから、不思議なものだ。
若者を左目の片隅に写しながらキャスティングを繰り返している内に、切れ藻の塊が目の前に流れて来て、キャスティング出来る場所がなくなってしまった。 これでは釣りにならないので、キャスティングを中断して隣りの磯に移動して色々と情報を得たのだが、その若者曰く去年は良く釣れたのに、今年は良くないとのこと。

30分も喋って、漸く下げに入った潮に乗って切れ藻が少しずつ動き出したのを機に釣り座に戻ってキャスティングの再開・・・・。

所が一艘の漁船が目の前20m程の所にやって来て、何やらカゴを海中に投入し始める始末。 漁師がカゴ漁をすることに文句はないが、何もこんな岸近くでやらなくても・・・・。 更に都合の悪いことに、目印のブイを浮かべるのは当然としても、次の目印との間にロープを張るので、結局、小生の目の前に左から右にロープが張られてしまうことになった。

先方は生活が掛かっている仕事で、当方は遊びだから遠慮はするけれど、一言位はあっても然るべきではないかと思った次第。 兎に角、黙々と作業をしてエンジン音高く走り去ってしまった。

201006004R.JPG 一難去ってまた一難とはこのことで、仕方なく別の磯に移ったものゝ、移動先の磯ではウネリの余波が足元まで駆け上がって来るので、又、元の磯に戻り、ロープと平行になる方向に向けてキャスティング。
そして、7:00過ぎ。 漸くエギを抱いて呉れたのが産卵時期とは思えない程小振りのこの男の子。 これで、ボーズは免れたとは云え、何とも物足りないサイズ。
その後、2時間程は全く音沙汰もなく、予報では曇りだった天候もドピーカンに晴れて真夏の様相に気持が切れ掛かった頃、スッと走るラインに思わず力が入ってしまい、上がって来たのはゲソ。 それも型が小さいことが伺える位だったが、2杯目をゲットすべく粘って・・・・・、結局何事も起きず10:00にStopFishing

所で、あの若者エギンガーは小生よりも一足早く上がったのだが、帰りには態々小生が乗っている磯までやって来て、今日は有難うございました、また、何処かで遭ったら宜しくお願いしますとご丁寧な挨拶を残して行った。 何とも礼儀正しい若者で、気持ちの良い出会いだった。

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