吸気系のチューン(3)
2020年4月22日
吸気系をAutoExeのスポーツ・インダクション・ボックス(MBZ957X)でチューンして約3ヶ月。
ノッキングは相変わらず思いもしない場面でガクガクと来ることがある。しかし、アクセル・レスポンスは良くなった印象だし、何よりも大きく変わった点は、アクセルを踏んだ時にヴォーンと聞こえて来る野太い音で、如何にもスポーツカー的な雰囲気。
AxelaSportの吸気系の空気の流れは、
1)ラジエター上部のエア・インテーク
↓
2)エア・クリーナー・ボックス
↓
3)エア・クリーナー
↓
4)インテーク・サクションキット(MBM962)
↓
5)エンジン(シリンダー)
の順になっており、MBZ957Xを使うチューンは、エアの供給を1)と2)を廃して直接3)からにすることによって吸気抵抗を減らそうとするもので、消音機能を持ったエア・クリーナー・ボックスを外したため、アクセルを踏み込んだ時のエンジン音がヴォーンと聞こえる様になったのだろう。
しかし、前回のブログにも書いた様に、もう一つ音の質が好みではない上、来年には後期高齢者の仲間入りをしようとしている身には、少々大き過ぎる様に思えて仕方がない。
やはり、オリジナルに戻すべきかと考えていたのだが、ある時、発進時にカタカタと小さな音が前方から聞こえて来るのに気が付いた。音そのものはそれ程大きくはない上、発進時だけの現象なので、気にしなくても良いのかも知れないが、やはり、その様な異音はしないことに越したことはない。
その異音は以前にはなかったので、吸気系を弄ったことに起因することは、ほゞ確実。と云うのは、MBZ957Xはゴム・ブッシュ1個だけで車体に固定する仕様になっているので、取付後に手で揺らしてみると、いとも簡単にグラグラとして、こんなので、大丈夫?と頼りない印象を持った記憶がある。恐らく、エンジンの振動が伝わったMBZ957Xが、車体の何処かに触れて異音を発するのだろう。
と云う訳で、MBZ957Xを止めて吸気系をオリジナルに戻すことにした。
とは云え、純正のエア・クリーナー・ボックスを取り付けて単純にオリジナルに戻すのは、高価なMBZ957Xを買って勉強した甲斐がない。
折角良くなったアクセル・レスポンスは保持しておきたい。更にヴォーンと聞こえる野太い音が全くなくなってしまうのは、寂しい気もする。
と云う訳で、エア・クリーナー・ボックスの底を抜くことを思い付いた。
この方法であれば、吸気抵抗はオリジナルよりは減る筈だし、消音機能も少しは期待出来るだろう。
純正パーツに手を加えるのは少々抵抗を感じたが、失敗しても純正パーツを買って復旧することも容易。兎に角、試して見る価値はありそう。
と考えて、底を抜いてみた。
その結果・・・・・・。
期待通りで、音の面では狙った通りカタカタ音はなくなり、ヴォーンもかなり抑えられた。
一方、ノッキングについてはやはり思い掛けない場面でガクガクすることがある。しかし、欲目かも知れないがMBZ957Xを使っていた時よりは、発生する機会が減った様な印象がある。抜本的に解決するには、ROMチューンしかないかも知れないが、もう少し様子を見てから考えることにした。
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