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吸気系のチューン(3)

AxelaSport 吸気系

吸気系をAutoExeスポーツ・インダクション・ボックス(MBZ957X)でチューンして約3ヶ月。
ノッキングは相変わらず思いもしない場面でガクガクと来ることがある。しかし、アクセル・レスポンスは良くなった印象だし、何よりも大きく変わった点は、アクセルを踏んだ時にヴォーンと聞こえて来る野太い音で、如何にもスポーツカー的な雰囲気。

AxelaSportの吸気系の空気の流れは、
1)ラジエター上部のエア・インテーク

2)エア・クリーナー・ボックス

3)エア・クリーナー

4)インテーク・サクションキット(MBM962)

5)エンジン(シリンダー)
の順になっており、MBZ957Xを使うチューンは、エアの供給を1)と2)を廃して直接3)からにすることによって吸気抵抗を減らそうとするもので、消音機能を持ったエア・クリーナー・ボックスを外したため、アクセルを踏み込んだ時のエンジン音がヴォーンと聞こえる様になったのだろう。
しかし、前回のブログにも書いた様に、もう一つ音の質が好みではない上、来年には後期高齢者の仲間入りをしようとしている身には、少々大き過ぎる様に思えて仕方がない。

やはり、オリジナルに戻すべきかと考えていたのだが、ある時、発進時にカタカタと小さな音が前方から聞こえて来るのに気が付いた。音そのものはそれ程大きくはない上、発進時だけの現象なので、気にしなくても良いのかも知れないが、やはり、その様な異音はしないことに越したことはない。
その異音は以前にはなかったので、吸気系を弄ったことに起因することは、ほゞ確実。と云うのは、MBZ957Xはゴム・ブッシュ1個だけで車体に固定する仕様になっているので、取付後に手で揺らしてみると、いとも簡単にグラグラとして、こんなので、大丈夫?と頼りない印象を持った記憶がある。恐らく、エンジンの振動が伝わったMBZ957Xが、車体の何処かに触れて異音を発するのだろう。

と云う訳で、MBZ957Xを止めて吸気系をオリジナルに戻すことにした。

とは云え、純正のエア・クリーナー・ボックスを取り付けて単純にオリジナルに戻すのは、高価なMBZ957Xを買って勉強した甲斐がない。
折角良くなったアクセル・レスポンスは保持しておきたい。更にヴォーンと聞こえる野太い音が全くなくなってしまうのは、寂しい気もする。

と云う訳で、エア・クリーナー・ボックスの底を抜くことを思い付いた。
この方法であれば、吸気抵抗はオリジナルよりは減る筈だし、消音機能も少しは期待出来るだろう。
純正パーツに手を加えるのは少々抵抗を感じたが、失敗しても純正パーツを買って復旧することも容易。兎に角、試して見る価値はありそう。
と考えて、底を抜いてみた。

その結果・・・・・・。
期待通りで、の面では狙った通りカタカタ音はなくなり、ヴォーンもかなり抑えられた。
一方、ノッキングについてはやはり思い掛けない場面でガクガクすることがある。しかし、欲目かも知れないがMBZ957Xを使っていた時よりは、発生する機会が減った様な印象がある。抜本的に解決するには、ROMチューンしかないかも知れないが、もう少し様子を見てから考えることにした。

吸気系のチューン(2)

AxelaSport 吸気系

作業が終わった所で、早速、街中を10km程走って見た。

アイドリング時や普通に走っている時には、これまでと変わった点はない様に思えたが、アクセルを踏んで加速すると、ある時点でゴボゴボやゴーッと云ったこれまでにはなかった音が聞こえる様になった。明らかに吸気系を弄った結果だが、エンジンの回転数やスピードには関係なく、聞こえる時と聞こえない時がある。
スポーツ・インダクション・ボックス(MBZ957X)のステーは、オリジナルの3ヶ所と違って1か所しかないため、グラグラとして心許ない印象だが、そのために共振を誘っているのかも知れない。

どちらにしても、余り良い音には聞こえなかったので、オリジナルに戻そうかとも思った。しかし、決して安くはないものを購入して、10km程で諦めてしまうのは、勿体無い。

丁度、釣りで高速を使う機会があるので、その状況を見てから判断することにして、共振を開始するために、再度、ユニットを取り付け直して、機会を待った。

そして、この日、高速を往復90km程を走って来た。
先ず、驚いたのが、エンジンのフケが良くなったこと。アクセルの踏み方を意識せず、これまでと同じ感覚で踏んでいたのだが、発進時の1速から2速、2速から3速への変速時のエンジン回転数が、これまでよりも1,000rpm程高くなった様な印象。要するにアクセル開度が変わっていないのに、回転が上がっていたと云うことだろう。
更に、高速での本線への合流時。小生は2速で引っ張ることが多いのだが、その際、エンジンの回転数が5,500rpm付近で何となく伸びが落ちる様だったのが、それ程ストレスなく回った。
と云う訳で、MBZ957Xインテーク・サクションキット(MBM962)を導入した効果はあった様に思える。

しかし、2速でのノッキングは相変わらずで、寧ろ、増えた印象さえある。調べてみると、低速トルクが減るとのネット情報もあり、この辺は一長一短。更に、音はもう一つ好みの音ではなく、五月蠅い印象で、小生にはマフラーを替えた効果だけで充分。

ROMチューンでこの辺が解決出来るなら、MBZ957Xはオリジナルに戻そうと思う。

吸気系のチューン(1)

AxelaSport 吸気系

柿本改のマフラーに替えた結果、アクセル・レスポンスは向上した上、排気音も良くなった。
これでスタイル、カラー、エンジン音や排気音のあらゆる点で、お気に入りの車になって来た。しかし、1点だけ。2ndで頻発するノッキング現象だけが気に入らない。

この現象は、納車直後から出ており、当然、ディーラーには伝えていたが、1年程乗って、アタリが付いたら直るかも知れないとのことだった。
と云う訳で、そのまゝ1年間乗っていたのだが、1年点検時期の11月になっても、症状は改善していなかったので、ディーラーの担当者にも運転して貰い、症状を確認して貰った。

この1年間の経験では・・・・。
このノッキング現象は、どちらかと云うと夏場のエアコンのコンプレッサーが稼働している時期に発生する頻度が高い様な印象。発生するタイミングはバラバラで規則性がなく、発生するかも知れないと身構えていると、何事もなかったり。安心していると突然発生したり。その症状もコトコトと軽いものだったり、ガクンガクンと車体が前後にガクガクする程の酷いものだったりで、その都度i-DM先生は白い眼を剥いて怒る始末。
そう云う訳で、2ndギアにシフトする際は、いつも気を使わざるを得なかった。

実際にハンドルを持って確認してくれた担当者の説明では、恐らくトルクが低いのが原因ではないかとのこと。
であれば、ECUを調整すれば改善出来るのでは?との小生の問いに対して、ディーラーでは、それは許されていないので、ショップで実施する以外にないとのこと。

と云う訳で、ROMチューンなるものを実施する積りにしているのだが、吸気系をチューンすれば、場合によってはROMチューンまでしなくても済むかも知れないと考えて、AutoExeスポーツ・インダクション・ボックス(MBZ957X)インテーク・サクションキット(MBM962)を購入した。

実は、インダクション・ボックスのMBZ957Xは、適合車種としてBM5FSATと明記してある。しかし、小生のAxelaSportは型式では適合車種に該当しているのだが、ATではなく6MT。とすると、場合によっては取り付け出来ない可能性がある。マフラーの時と同じ様に、どうもAutoExeMT車を継子扱いしているのではないかと、僻みたくなるが仕方がない。
しかし、AT車MT車でこんな点まで仕様を変えているとは考え難いので、清水の舞台から飛び降りる気持ちで注文した。

そして、商品が届いた10日には、ボックス本体ブラケットヒート・プレートなどを取り付け、車本体の取り付けを、11日に行った。

作業そのものは、それ程難しいものではなく、終わってしまえば、なーんだ、こんなものか。という内容だが、構造も何も知らない初見の段階では、結構ハードルは高いと云える。
又、MT車には取り付け出来ないかも知れないとの心配は、杞憂で、何事もなく取り付けられたので、AutoExeAT車に限定している理由が、もう一つ不明。ひょっとすると騒音問題で車検が通らないのかも知れない。しかし、世の中にはエア・クリーナーを剥き出しの所謂キノコ・タイプに替えて走っている車は五万と居る訳で、騒音問題が原因とも云えないのでは・・・・・。

作業は11:30頃開始して、終了は12:45頃なので、1時間15分位で終わった。途中でクランプが本体から外れて落下し、それを回収するために折角取り付けたユニットを取り外した上で、再度取り付け直すなどの無駄な作業があったので、時間を要したが、要領が解れば30~40分で完了出来る作業だと思う。

写真は、作業が終わった状態でインテーク・サクションキット(MBM962)しか映っていないが、スポーツ・インダクション・ボックス(MBZ957X)は黒いエア・クリーナー・カバーの下に鎮座している。