最後の愛車 — 4
2018年11月12日
納車が無事終わった所で、翌日から慣らし運転に入った。
慣らし運転の要否については諸説あり、マツダの場合は、現在では特別に慣らし運転を考える必要はないとの立場だが、小生は、走行距離が1,000kmを超えるまでは、エンジンの回転数を3,000rpm以下に保ち、兎に角、優しい運転を心掛けることにした。この期間は車の慣らしと共に、小生自身がAxela Sportに慣れる期間でもあると考えた。
と云う訳で、兎に角、殆ど毎日運転して距離を稼ぐことをした。しかし、近場を走っているだけでは、距離が延びないので、カミさんを誘って富士山を見に行くことにした。カミさんはディーラーからの帰りに乗っただけで、その日以降、一度も乗る機会がなかったので、新車の香りが残っている内にと考えた。
10月31日、10:00頃、自宅を出発。
当初は、道志道(国道413号線)を走り山中湖に抜けて、帰りは東名高速で戻って来る積りだった。道志道に入るまでも相模川沿いの県道を遡る予定で、出来るだけコストを掛けないルートを考えていた。
所が、道路情報では相模川沿いの県道に入るまでの246号線が渋滞しているとのことなので、已むを得ず東名高速から圏央道に乗り、相模原ICで下りて道志道に入った。所が、先の台風24号の影響で、道志道は途中で通行止めになっていることを、立て看板で初めて知った。迂闊なことに通行止めの可能性については、全く考えもしていなかったので、これにはビックリ。
帰宅後、ネットでチェックした所、県道76号線を使って迂回するルートがあるのは知ったが、現場ではその様なルートがあるのが分からず、中央道の相模湖ICから河口湖ICに抜けるルートを選んだ。
当初の予定では山中湖まで行って引き揚げて来る筈だったが、河口湖まで来たので、脚を延ばしてスバルラインを走って5合目まで登ってみることにした。通行料が2,000円超と高いが仕方がない。
スバルラインの上りでは、制限速度以下でトロトロと走るレンタカーや観光バスに前を遮られたりしたので、凡そ快適とは云えないドライブだった。そして5合目の駐車場に車を入れてトイレに行くと、中国語や韓国語ばかりが飛び交っていて、たまに日本語が耳に入って来ると、何故かホッとした。
と云う訳で、当初の予定とは大きく違ってしまったが、300kmを超える距離を8時間程で走って帰って来たのだが、帰る途中で、ハプニングが。
スバルラインを下りて御殿場で東名高速に入り、鮎沢パーキングでトイレ休憩を取った後のこと。パーキングを出て暫く走ったのに、ナビに表示されている自車の位置が、鮎沢パーキングの手前。このことに気が付いた瞬間は、トイレ休憩に入ったパーキングを間違えたのかと思った。隣りに座っているカミさんに確認すると、確かに鮎沢パーキングだったとのこと。
改めてナビをよく見ると、ナビの表示がおかしいと思ってからも、東名高速を走っているにも拘わらず、自車の位置が全く変わっていない。この時点で巷間話題になっているマツコネがフリーズしたことに確信を持った。
エンジンを掛け直せば直るかも知れないと思い、秦野中井パーキングに入って試して見たが、起動中の丸い輪がくるくると回っているだけ。そこでディーラーの担当に連絡を入れたが、解決策が分からない。幸い、帰り道は判るのでナビがなくても何とかなる。と云う訳で帰宅して来た。
所が、その翌日。ナビの状態を確認するためにエンジンを掛けた所、何事もなかった様に稼働している。その旨、担当者に連絡をし様子を見ることにしたが、原因が分からない以上、何かの拍子に再燃するリスクを常に抱えていることになる。
1ヶ月点検が11月14日に予定されているので、その時にチェックして貰うことにした。