二週間振りの病院である。
実は、この煩わしい装具からも開放されることもあり得るのではないかと密かに期待し、左足の靴もバッグの中に潜ませて出掛けたのではあるが・・・。
足の状況はかなり良くなって来ている。腫れは相変わらず残ってはいるものの、足首を捻る動きをしない限り、幽かな鈍痛が残っているだけで、2?3日前から伝い歩きをしなくても良くなって来ている。
骨折したばかりの頃は、足を床に着けることさえ怖くて出来ずに、情けないことではあるが犬の様に床を這い回っていた。人間としての尊厳の欠片もない状態であった。幾分回復して来て、やっと伝い歩きが出来る様になり、そして、足を引き摺りながらではあるが、二本の足で歩ける様になった。一昨日は、一ヶ月も訪れること出来なかった別棟4階にある「道楽の部屋」にも行き来してきた。
まるで、赤子の成長過程を見ている様ではあるが、確実に回復して来ている。
そんな状況にあったので、装具から解放されるかも知れないと期待したとしても、自分で云うのも可笑しなことであるが、まぁ、無理はなかろう。
さて、病院での状況は・・・・。
先々週は、レントゲンの撮影から診察までの待ち時間が長かったので、待ち時間調整のために、今日は30分程自宅を出るのを遅らせた。所が、撮影は順調過ぎる位スムーズに終わってしまい、予約時刻の50分前には整形外科の受付に到着してしまった。
病院通いを何度かする内に、要領はもう会得済みである。待合室の椅子に腰をかけ持参していた単行本を読み、時々ウツラウツラとしながら待っていたが、結局予約時刻より30分遅れの診察となった。
で、診察室では・・・・。
医者曰く、順調に回復して来ているネ。じゃ再来週の水曜日にまた来て下さい。
おいおい、云うことはそれだけかい????
装具は未だ外せないでしょうか?
家ではもう装具を着けていないんですが(実は、家の中で着けていることは一度もないのだが)
ウ?ン。骨はかなり回復して来ているが、まだ完全じゃないし・・・。
再来週まで着けておいて下さい。
残念だが、確かに、レントゲンの写真を見ると、折れた部分の陰が未だ3分の1程残っている。
と云う訳で、期待に反して装具からの解放は果たされなかった。
しかし、今月末には、九分九厘、装具は外せるだろう。
であれば、フフッフ・・・、ゴールデン・ウィークの始めには再デビュー。
そろそろ準備を開始しなければ・・・。