2005年12月26日

2005年 アオリイカ釣行記(30)

潮回り:長潮  場所:熱海  釣果:ナシ 1 同行者:ナシ

今年も残す所一週間程になってしまった。年齢を重ねるに従って月日の経つのが早く感じられる様になって来るが、今年は事の外早かった。アオリイカを始めたのがついこの前だった様な気がしてならない。 さて、今日はそのアオリイカの2005年の釣り納め(?)
天気予報では西南西の風が強く最高で12m。流石に躊躇する気持ちもあったが、風を背負えれば何とかなるだろうと熱海に向かって強行することにした。所が、道中、西湘バイパスの吹流しが真横にバタバタと翻り、フロント・グラスが波の飛沫で薄っすらと曇る位。熱海に着くと強風が吹き荒れ竿を出す状況にはない。風が収まるのを待とうと車の中でウトウトしていると、ゴーッと音がして車がユサユサと揺れ、その度に目が覚める。
4時頃、意を決して支度をして防波堤に上がると、先週よりも遥かに強い風が吹き抜けて行く。何とか先端に辿り着くと、何と何と先行者が居るではないか。負けてはならじと準備を開始するが、強風に煽られたラインをガイドに通すのに難儀している内に、別のエギンガーがポイントに入釣。仕方がないので、普段は最高のポイントに入ったが、右から左に何時もとは違った風向きで、沖堤の方向にしかキャスト出来ない。
キャストして風の影響を避けるためにロッドのチップを下に向けて、着底を待っていると、ロッドがグンッグンッと引っ張られる。
何、こんな時に第一投目から来た!!
胸をときめかせ、暗くて周囲には見えないだろうが、ニンマリとして、よくよく見ると、テトラの隙間を縫って来た風でロッドが叩かれているだけ。波にラインが引っ張られて魚信と勘違いすることは過去に何度もあったが、風を魚信と勘違いすることはなかった。これじゃ、魚信があっても取れる筈もねえやと思いつつ何回かキャストを繰り返し、ふと周囲を見回すと誰もいなくなっている。
まぁ、こんな風だわサ。しようがねえな。
と、こちらも撤収して車に戻ったが、夜明けまでには未だ少し時間があるし、何よりもこのまま引き上げるのは癪の種、少し休んでと思って目が覚めたら、周囲はもう明るくなっており、欲目のせいか風も幾分かは収まって来ている様に感じる。 しかし、防波堤では依然として状況変わらず、風を背に出来るポイントは先端部のみ。当然のことながら先端の沖堤に向かってキャスト出来るポイントは既に入られていて、潜り込む隙もない。そこで先週のポイントに入るが、右から左に吹く風にラインが大きく流されて、正面に投げた筈のエギが、左側真横可から戻って来る。少し右向きにキャストすると風に戻されて全く飛ばない。
結局、釣りにも何にもなりゃしない。

で、あえ無く討ち死にで2005年が終わった次第。

2005年12月19日

2005年 アオリイカ釣行記(29)

潮回り:中潮  場所:熱海  釣果:860g X 1 同行者:た?ぼ氏

この冬一番の寒波到来で気温がグッと下がり、おまけに西よりの風が強く吹いていて、釣りにとっては最悪の状況。人は、「何もこんな日に敢えて釣行などせずに、暖かい道楽部屋で遅れている鉄道模型の工作をすれば良いのに」と云うだろう。
しかし、多少のことであれば、今は釣りを選びたい。と云うのも、「た?ぼ式チョン・チョン釣法」の威力をまざまざと見せ付けられ、その様子が目に浮かんで来る状況で、それ程までに印象深い釣法を目の当たりにして、そう思っても仕方のない所だろう。釣れなくて喘いでいる小生を横目に、キロ超やキロ・クラスの結果を出した「た?ぼ式チョン・チョン釣法」。その印象は深く小生の心に刻み込まれている。しかも、その生みの親とも云うべきた?ぼ氏熱海に来ると云う。であれば、是が非でも熱海に来なくてはなるまい。

と云う訳で、先週に引続いての熱海釣行である。
午後10時半、熱海到着。防波堤の上はビュンビュンと風が強くて、身体が持って行かれそうになる。そう云えば天気予報では海上の風速は15?20mとのこと。一寸した台風並だ。
流石にこんな天候の中、誰もいないだろうと思っていたら、物好きな人は何処にでもいるもんだネ?。防波堤の根元付近に活き餌釣りの浮木が赤く海面に漂っている。その赤い光を右手に見ながら防波堤の先端に向かって進んだがその人以外は誰も居ない。と云うことは、今日この時間でこの広い釣り場にはたった二人の釣り人しか居ないことになる。

風が強い中、先端の灯台の基礎部分に道具を収納し、右側テトラに釣り座を構えて、第1投。第2投・・・・。
程なく、た?ぼ氏が登場。た?ぼ氏はテトラを挟んで左手の先端に入釣。暫くの間、四方山話をしながらキャスティング。しかしこの強風、た?ぼ氏の所だと左真横からの風になるので釣り難いだろうと思っていたら、案の定、場所探しで留守にされている様子。
小生は小生で、最高のポイントを確保したにも拘らず、気配が全くないのに嫌気が差して、釣座変更。しかし、テトラの上に出ると強風が吹いており、場所が極端に限られてしまう。結局気が付いたら、た?ぼ氏と入れ替わる形となっていた。
そして、またもや「た?ぼ式チョン・チョン釣法」の本領発揮。小生が諦めたあの場所で、見事にキャッチ。アオリイカではないとのことだがこの最悪の状況下、お見事としか云い様がない。

こんな状況が続き、小生の集中力も徐々になくなり、今日こそは何があってもチョン・チョンだと決めていた筈なのに、気が付くといつの間にか、ビュン。いつものシャクリに戻っている。
途中の休憩時間、又々熱いコーヒーを頂きながらた?ぼ氏一家と談笑。寒くて釣れない中、こんなことをしていると益々気持ちが萎えて来るが、気分転換にはうってつけ。と、た?ぼ氏がX‘masプレゼントを持って来たと仰る。見るとアオリイカのピン・オン・リール。しかも皆さん同じものを胸に付けておられ、これを付けておくと〇ボーはないとありがた?い啓示。 ありがた?く頂いて早速胸に付けて、キャスティングの再開。しかし、駄目なものは駄目。全く音沙汰がない。

釣れないなら釣れないで後々のために、他の場所の様子を見ておこうと、防波堤の根元付近にまで大きく移動。入釣出来そうなテトラを探しながら、防波堤の中央付近にまで戻って来た所で、釣りやすそうな場所を発見。
何度かキャストし、着底を待っているとグンッとひったくる様な魚信。所が集中力が切れて惰性でボーッとしていた所にこんなはっきりとした魚信があっても乗るものじゃない。敢え無く空振り。これで、多少集中力が戻り、少々重めのエギをつけてキャスト。上手い具合に背中から吹いて来る強風に乗って、ラインが出切ってしまう程の遠投。
着底を待って2?3回シャクッた所で、ラインに妙な感じが伝わって来る。
ウン? 軽く合わせるとティップが止まるが、いつものドスンではない。そのままラインを張っていると、ジッとドラグが短く鳴る。
オッ、イカ様だ!!
慎重に巻き寄せて来ると紛れもないアオリイカガが未だ暗い海面に出て来た。掬って見ると思った以上にズシンと重い。玉網には型の良いオスのアオリが鎮座している。た?ぼ氏に頂いたピン。オン。リールのご利益があったと云うもの。このお守りがなければこんなに厳しい状況で釣果がある筈はない。
「アオリイカ釣行の時は必ず肌身離さず持って行こう」
喜び勇んでた?ぼ氏に見せに行くと、その時点でアオリを2杯、アカイカの類を3杯出したと云う。
負けましたネ、またもや。

2005年12月12日

2005年 アオリイカ釣行記(28)

潮回り:若潮  場所:江之浦・熱海  釣果:300g X 2 同行者:た?ぼさん

SAMURAI777さんのHPの掲示板で何度か遣り取りをさせて頂いたた?ぼさん熱海でご一緒させて頂くことになった。特に今回はた?ぼ式チョン・チョン釣法を実際に見せて頂けるとあって非常に楽しみ。

明るい内にテトラの様子を掴んでおこうと3時に出発、現着4時半。所が、いつも駐車している道路の入り口にガード・マンが立っており、「今日は花火大会だから6時までには出てくれ」と云う。
アジャ?!!!
聞くと9時過ぎに終わる予定と云う。このまま残って花火見物しようかとも思ったが、寒いし折角釣りに来ているのだからと網代港にまで足を伸ばした。所がすっかり日も暮れて暗い中、全く様子が解らず、Uターンして、江の浦に引き返した。途中、行楽帰りの渋滞に巻き込まれ、江の浦に着いたのは7時。
防波堤には活き餌でアオリを狙っている人が2人。沖に向かって右側が空いているので挨拶をして入れさせて頂くが、ダメ、駄目、ダメ?ッ
本当に、江の浦鬼門だ。エギを4本も海に奉納したにも拘わらず、ご利益は全くナシ(涙)。風も北風で寒くなったので9時頃撤収し、熱海に向かった。

途中で休憩を入れたため、熱海には10時頃に到着。花火大会があったためか、数える程しか車は止まっていない。 早速、道具を出し、防寒着を着込んで防波堤の先端に向かった。前回も入ったテトラに乗ってエギングの開始。 11時頃先端のテトラに乗っていた2人が帰ったので移動すると程なくして1杯目のイカ様。12月の中旬に差し掛かっているのに300g程度の小型。2杯目、3杯目を期待したが北風が強くなって来たので、避ける意味で元の場所に再度移動。

12時過ぎになって5?6名のご一行様到着。ひょっとするとた?ぼさんかと思ったが、こんな暗闇の中、遠目では全く判らない。ご一行様の道具を置いている所まで近付いて見ると、シカとは判らぬがどうも目印のコールマンのランタンらしい。先端のテトラにそれらしい人がいるので、思い切って声を掛けるとBINGO。た?ぼさんだった。

挨拶をして早速「チョン・チョン釣法」を見せて頂くと、本当に「チョン・チョン」としか竿を煽っていない。想像していたのとは全く違っている。エギングの解説記事では2段や3段と云った派手なシャクリばかりだが、こんなので誘いになるのか不安になるくらい。だが、これで周囲が釣れていない場合でも、確実に出していると仰る。
早速、自分の釣り座に取って返し、見真似でチョン・チョン。しかし、どうにも頼りない。気が付くと教科書通りのシャクリをしている。1杯でも来てくれれば何とか要領も掴めるだろうと思ったが芳しくない。場所を変えて同サイズを1杯出したものの、その時はチョン・チョンだったかどうか、いつも通りのシャクリじゃなかったかとどうも心許無い。
所が、た?ぼさんはきちっとキロ・クラスを揚げて結果を出し、た?ぼさんのお父さんはキロ・アップを含めて6杯の釣果。やはりチョン・チョンは釣れる釣法の様だ。

2005年12月 5日

2005年 アオリイカ釣行記(27)

潮回り:中潮  場所:???  釣果:??? 同行者:ナシ

写真は、荒れる秋谷(6時45分頃撮影)。

天気予報では、風が強いらしい。 この春にエギングを始めて以来一週間に一度はシャクラなければ気が済まなくなっている。 例え強風であっても何処か行こうと、ネットで調べると風向きは西南西とある。 であれば、伊豆半島か三浦半島の東側が風裏になる。 三浦の東側ではアオリは出ないし、ここ暫く伊豆半島方面だったし、少々距離がある。 さてどうしよう? 決まらぬままに床についた。
4時半に目が覚めた。 外に出ると流石に空気はツンと冷えているものの、風はない。 じゃぁ、三崎方面だ。
運転をしながら西よりの風を避けられる場所を色々と考えて見たが、思い付かない。唯一西風を背負える所は黒島が思い浮かんだので、黒島で竿を振ることにした。

城ヶ島大橋では風にハンドルが取られそうになる。これじゃ黒島でも駄目だろうと思いつつ現地に到着して見ると、果たせるかな、風がビュンビュンと吹き荒れている。暗い海面を白いウサギが沖に向かって飛んでいるし、開け様としたドアが風に押さえられて異常に重たい。
『やっぱり駄目だ、こりゃ?』
車を降りて堤防方向を見ると、ナ?ント、この強風の中、電気浮木の赤い明かりが揺れている。
『皆、思いは同じだネ。風を背負える場所としてはココ位しかないもんネ。しかし、この風と波やうねりじゃ、魚信があっても判らないだろうナ。』
早々に諦めて、(後ろ髪を引かれながら)回れ右。
時間もたっぷり残っているので、途中、以前から気になっていた三戸浜、秋谷の様子を覗きながら帰って来た。

で、横浜に帰り着くと、『アレーッ、風がないヨ。』
しかも陽も射して来ていて、『小春日和で釣り日和じゃないかヨ?』
でも、ラジオの天気予報では、波浪警報が出ていると云う。 一体、どうなっているんだ????
9時前だから再出撃する余裕はあるが、気持ちは萎えてしまって昼寝を決め込んだ。

2005年11月28日

2005年 アオリイカ釣行記(26)

潮回り:中潮  場所:江之浦港  釣果:ナシ 同行者:ナシ

写真は、江之浦から見た日の出(6時40分頃撮影)。

「先々週は江之浦での夜釣りで三隣亡の憂き目に会ってしまった。
今回は、朝間詰めを狙って防波堤先端のテトラに乗って・・・リベンジじゃい」と4時30分過ぎに家を出た。
予定通り江之浦には6時頃に到着。日の出は6時半だが、流石にこの時刻になると周囲は薄明るくなって仕掛けを作る時以外は、ヘッド・ランプは不要な位に明るくなっている。早速、防寒着を着込んで道具を担ぎ防波堤にあがると、アリャリャ。狙っていた場所にはちゃんと先行者が居る。残念。仕方がなくその手前、若干岸よりのテトラに釣り座を構えることにした。正面にはテトラが頭を少し出しているので、キャスト方向が限られてしまうが、仕方がない。

風は微風。波もそれほどない。絶好のエギング日和。所がイカ様の気配も全く感じられない。地合さえ良ければ8時頃までには結果が出ているだろうと高をくくっていたのだが、掛って来るのは海草ばかり。しかも、立ち位置から6?7mの所にテトラか何かが沈んでいる様で、その付近で毎回ゴツゴツした感触が伝わって来る。
「ヤベー。下ろし立てのラインに傷が付く!!」

正面で頭を出しているテトラの左側方向にキャスト。
着底を待って一シャクリ、二シャクリ。
ガッツン????。
『来たか!!!』
ロッドを通して伝わって来る感触は固くて、生命体の気配はない。
ラインを手に巻き付けて引っ張ると、プツン。エギのロスト。

システムを組み直して、同じ方向にキャスト。
今度は、着底する前に一シャクリ、二シャクリ。
ガッツン????
『又かヨ?』
ラインを手に巻き付けてグイッと引っ張ると、パチンと今度は高切れ。

でもって、完全にヤル気喪失でテトラは撤収。
防波堤からのエギングに変更。
1投。2投。キャストの度に根掛り。しかし、少し強く引っ張ると海草がカンナに引っ掛かって来る。
4投目か5投目。又もや根掛り。ラインを手に巻きつけ引っ張ると、ズルズルと云った感じが伝わって来る。「アレ?、ロープを釣っちまったか?」
隣に居る地元アングラーに尋ねると「ロープはないが根がきつい」との返事。
足場が高いので海中にチラチラとピンクの色が見える。まぁ、引っ張れば何とかなるだろうと、グイッと力を入れると「パーン」と乾いた音がしてマタマタ高切れ。

アァッアー!! 下ろし立てのラインが・・・・・・・・。

泣く泣くStopFishing。
それにしても、この江之浦、小生にとっては鬼門の釣り場。

2005年11月23日

2005年 アオリイカ釣行記(25)

潮回り:小潮  場所:森戸海岸  釣果:400gX1 同行者:ナシ

勤労感謝の日。 休日は何処の防波堤も満員だろうと、森戸海岸での二度目のボート・エギング。

6時少し前に葉山釣具店に到着。 所が休日だと云うのに釣り人が少なく、拍子抜け。
今回は前回入った場所に迷わず入ったが、北風が強く、波・うねりが高い。 ボートの場合は風があっても、アンカーを打つと自然に風を背中から受けるので、陸っぱりよりは影響は少ないと云えるが・・・・
フォローの風を受けるので、前回よりもずっとイケス寄りにアンカーを打ったが、ボートは前後左右にザブンザブンと揺れ、加えて風の影響で右に左にと流される。 こんな状態だとエギの着底も確認出来ない。 3.5号のエギでも重めの物を使い、カウントも普段よりも多く数えて兎に角当てずっぽう。
キャスティングを繰り返していると、次から次に釣りボートが入って来る。 出足が遅いだけで、矢張り休日だけのことはある。 気が付けば前回の時以上の凄い数のボートが浮かんでいる。

8時少し前。 釣り始めて1時間半程経った時、シャクるロッドがグンと重くなった。 ロッドを立てるとジー、ジーッと弛めにいたドラグが鳴る。 上げて見るとマァマァのサイズ。 又もや「秋は数釣り」の言葉が頭の中に浮かんで来る。 所が・・・・・
それっきり、魚信らしい魚信もなく時間が過ぎて行く。 ついに、昼頃になって場所移動を決定。 アンカーを上げてボートを一生懸命漕いでも全く風に逆らうことが出来ない。 ドンドンと流されて行くので、仕方なく、岩礁地帯の南側に入った。
こちら側は、岩礁が防波堤の役目をしていて波の状況はズット良いが、何処に投げても海藻ばかり。 1時頃まで粘ったが風も弱くなって来たので、岩礁地帯の北側の深場に移動。 しかし、この頃には集中力は全く切れていて、只、キャスティングとシャクリを機械的にしているだけ。
沖上りの2時頃になって、凪いで来たが、もう後の祭り。 
何時もながらの「隅1」でStopFishing

それにしてもボート・エギングは疲れる。 波に四六時中揺られているのもその原因だろう。 このブログを書いている今でも、身体が波に揺られている。
加えて、今日はボートを漕いだ、漕いだ。 筋肉痛は、明後日の金曜日、それとも土曜日?

2005年11月21日

2005年 アオリイカ釣行記(24)

潮回り:中潮  場所:熱海、江之浦  釣果:300gX2 同行者:ナシ

全く酷い一日だった。 所謂三隣亡。 こんな事は滅多にないだろう。 だから(?)写真はナシ。

先週は熱海に向かう途中で気が変わって途中の江之浦でエギングをしたので、今回は是非とも熱海でと決めて釣行した。 ネットでも「熱海好調なり」の情報があったのがそう決めた大きな要素であった。
前回は公園付近でスミイカ1杯の釣果しかなかったので、今回は大堤防の先端、出来れば灯台付近のテトラに入ろうと、午後2時半頃出発。 暗くなってから始めてのテトラに乗るのは危険この上ない。 明るい内に様子を確かめたかったので、早めの出発となった。
熱海には予定通り4時半に到着。 流石に日曜日だけあって道路の両側は車が一杯。 漸く一台分のスペースを見つけて車を止め、通り掛かりの若いエギンガーに様子を尋ねると「スミイカ1杯だけ!!」とのこと。 矢張り、ここ3?4日吹いていた北風の影響で水温が下がり、イカ様の活性が下がったのかも知れない。 と思いつつも足は大堤防の先端に向かっている。
幸い、比較的足場のいテトラに乗ることが出来た。 と云っても堤防と違って足元が狭かったり斜めになっていたり不安定この上ない。 が、しかし、釣果を得られるのなら、そんな贅沢なことは云ってられない。 ここは頑張ってエギングするしかない。

日が沈む直前の薄暮状態の時に、シャクるロッドがグッと重くなって、300g位。 リリースしようと思ったが記念すべき熱海で最初のアオリである。 取り敢えずキープすることにした。 ネットにある通りの釣果が出ればその時にはリリースしてやろう。 時間が早かったので余裕シャクシャクだったが・・・・・。
所が、好事魔が多しとはこのことか? 思えば先週の江之浦も尻すぼみ状態fだったが、マタマタ熱海でも・・・・。
日が沈み対岸のホテル街の照明の明るさが闇に映え出した頃から、結構強い風が右から左にビュー。 防寒着をしっかりと着込んでいたので、寒さはそんなに感じることはなかったが、この風でラインは大きく吹けてテトラに引っ掛かりそうになるし、底も取れない。 風を背に受ける側のテトラに移ったり、防波堤に移動したりして何とか結果を出そうと頑張ったが、トウトウ集中力も切れてStopFishing。

で、帰途に着いたその途中、江之浦も北風には余り強くはなさそうだが寄って見ようと思い立った。
江之浦には午後10時頃到着。 堤防には一組のカップルが活き餌でアオリを狙っているだけ。 先週と同じ右側が空いているので、入れさせて貰って、期待のキャスティング開始。 斜め右にキャストするとフォローの風に乗って、かなり飛んで行くのが判る
ガツン。 シャクるロッドが大きく曲がって止まる。 来たか!!!
  期待に旨脹らませ暫く様子を見るがロッドには生命体の反応が伝わって来ない。
クソー!!! 根掛りだ!!!
ラインを引っ張って、プツン。 エギ、ロスト。
これが、三隣亡の始まり。
エギを結び直して、はいキャスト。 シャクリ。 ガツツン。 根掛り。
ラインを手に巻き付けてグッと引っ張ると、今度はラインとリーダーの結び目の所からプツン。
ヘッド・ランプの光を頼りにシステムの組み直し。 歳相応に目も遠くなっているのでこれが難儀。 それでもやっとの思いで組み直しが終わりエギを結んで、キャスト。 着底を待ってシャクルと、恐らく、ラインがテトラに触れて疵が入っていたのだろう、殆どショックも無いままラインの高切れ。
マタマタ、システムの組み直し。
そして、はい、キャスト。 カツン。 軽いショックが手許に来た。 「なんだろう」原因が判らない。 回収してもう一度キャスト。 同じ様にカツンとショック。
アレーッ。 リールのスプールが空っぽ・・・!!!!。
高切れしたのでラインの長さが極端に短くなっていたのだろう。 手許が暗いのでそんな所までチェックはしなかったが・・・・。
予備のリールを車にまで取りに行って、リール交換し、気を取り直してシステムを組み直して、はいキャスト。
今度は根掛り。 そして高切れ。
ア?ッ、マッタク?!!!!。
ラインが高切れするのと同時に、とうとうブチキレタ。 ヤッテランナイヤと云うことで午前2時頃にStopFishing。

2005年11月14日

2005年 アオリイカ釣行記(23)

潮回り:中潮  場所:江之浦港  釣果:400gX1 350gX2 同行者:ナシ

熱海方面では数が出ていると云うニュースがネットに出ている。 大いに興味をそそられたがポイントまで明記してあるので、釣り人は多いだろう。

途中の江之浦が駄目なら熱海に転戦しようと夜8:30に出発。 江之浦には10:00頃到着。 防波堤には海に向かって左に人影が一人見えるのみ。 日曜日のこの時間になると流石に人は少ない。

防波堤先端右側に釣り座を構えようと先行者に挨拶すると、「どうぞ、どうぞ」と流していた仕掛けを回収して、小生のキャスティング・スペースを空けて呉れた。

気持ちの良い釣りが出来そうだ。

前回、熱海に行った時は人の3m程直ぐ傍に、何の挨拶も無くドンドンと入釣して来るのに嫌気が差したが、皆こうあいりたいもんだネ。 準備をしながら色々と話を聞くと、ついさっきまで結構な釣り人がいたとのことで、テトラ側では子供連れが6杯上げたとの情報。

1時間ほどした所で、ラインにモゾモゾと何か触っている感触が伝わって来るが合わせるタイミングが掴めず、次のシャクリでガツン。 「乗った」と思わず声に出すと、自分は未だ上げていないのにも拘らず、隣人はその声を聴き付けて自分の玉網をスルスルと伸ばして、取り込みまでして呉れた。
気持ちの良い隣人、幸先の良いスタート。
その隣人が引き上げた後、丁度日付が変わる頃に、良い引きを味あわせて呉れた1杯。 午前1時頃に1杯追加。 この調子で行くと絶好調とまでは行かないが、1時間に1杯の割合。 5?6杯はゲット出来るだろうと取らぬ狸の皮算用をしたら駄目なんだネ?。 満潮の上げ止まりの3時頃から、気温が下がりだして寒さが堪えて来たころから、気配が消えてしまった。 他からラン&ガンして来た若者4人グループもいつの間にか撤収している。
丁度そんな時、ラインがガイドに絡まっているのに気が付かずキャスティング。 軽いショックを残してエギは暗い海へ旅立ったのを期に、午前3:30StopFishing。
5時には家で床に入っていた。
そろそろ夜釣りには、防寒着の用意をしておく必要がありそう。

2005年11月 5日

2005年 アオリイカ釣行記(22)

潮回り:中潮  場所:森戸海岸  釣果:450gX1 300gX1 同行者:I氏

写真の1杯は同行のI氏の釣果

「秋は数釣り、春は型」と云われて毎回期待に胸膨らませて釣行しているが、数は出ないし型も小さく、何となくフラストレーションが滓の様に溜まって来ていた。そこで、「堤防や岸壁が駄目でも、ボートならば何とかなるだろう」とマタマタ安易な考えを巡らし、今回は初のボート・エギングをやって見た。

実は、エギングを始めて直ぐに釣り仲間のT氏を誘って釣行したことがあったが、見事にボーズを喰らいエギングに対する興味を失わせる結果となり、以来単独での釣行をしていたのだが、今回はI氏を誘い出すことにした。思い付きで釣行日前日に電話をすると、I氏は見事に乗って来た。アオリもこんな具合に乗せられれば良いのだが・・・・。

I氏には5時半に拙宅に来て貰い、小生の車に乗り換えてボート屋の葉山釣具センターに急行。このボート屋は\500アップでポイントまで引っ張って呉れるので有難い。エンジンつきのボートに7?8艘の手漕ぎボートが連結されて、いざ出発。
裕次郎灯台を越えて岩礁地帯の南側のポイント付近で連結を切り離されて、各ボートが思い思いのポイントに散らばって行く。こちらは始めての場所故ポイント等分かる筈もなく、ボート屋に書いて貰ったポイント図を頼りに投錨して、いよいよ期待のStartFishing。

周囲のボートを見渡して見ると、オアリよりも最近好調なカワハギ狙いが多い様に思える。それでも2艘位はアオリ狙いの様子なので、じっと観察するが上げている雰囲気は全く見えない。こちらにしても岩礁地帯に近付き過ぎたためか思ったより水深がなく、エギに付いて来るのは海草の切れ端のみ。浅場が駄目なら深場だろうと考え、岩礁帯南側沖目に出ようとしたが、ボートが何艘も入っているので無理。岩礁地帯の北側の深場を探ることにして、イケスの角に近い所で投錨した。

堤防や岸壁からだと風や潮でラインが吹けたりエギが流されることはあっても、自分が立っている支点は当然動く筈がない。ボートの場合は風や潮でにボートそのものが流され、錨を中心にして結構大きく動き回る。釣り難いったらありゃしない。これじゃピン・ポイントを狙うことは全く考えられないし、ラインの動きで魚信を取ることも出来ない。
と云い訳を考えつつキャスティングを繰返していると、ガツンと来た。真っ青な海から浮かんで来たのは紛れもなく待ちに待ったアオリ。
「Iさん、来たヨ。来た!!」と声を掛け取り込むとまぁまぁのサイズ。これ以前から集中力の切れ掛かっていたI氏も気を取り直しキャスティングするが駄目。何とかあの引きを味わって貰いたいと考えて釣り座を入れ替わった見たがそれも駄目。
昼頃になってイケスの深場に向かってキャストしシャクルと何やらラインにムズムズとした感触。合わせて見ると蝕腕一本でアオリがあがって来た。久し振りのアオリ、しかも蝕腕一本。バラシてはならじと慌てて玉網で掬うと、プッシュー。やられた!! リールから右腕に掛けて墨を掛けられた。
同時に、I氏も「来た!!!」
シャクらずにずる引きをしていると、ジワーッと重くなった魚信だったとのこと。やっとアオリが回遊して来たかと期待し直してキャスティングにも力を込めたが、地合はこの一瞬だけで、元の木阿弥。
沖上がりの2時半頃に、道具を片付けてStopFishing。

今回は、初のボート・エギング、初の釣り場であったが始めてエギングをしたI氏にも何とか一杯出たので「良し」としたい所だが、安くはないボート代を払った結果としては、満足出来るものじゃない。
「秋は数釣り」は何処に行ったんじゃい!!!!

2005年10月31日

2005年 アオリイカ釣行記(21)

潮回り:大潮  場所:熱海  釣果:スミイカ300g X 1  同行者:ナシ

熱海では出ているらしい。
こんな情報をネットで見たので、是非とも釣果が欲しい故、文句なく熱海釣行と決めたが、潮周りから見て寝ている時間はない。久し振りで徹夜の釣りになるが、釣果さえあれば何のその・・・と、老いの一徹。
夕食後直ちに出発。現着は10時頃。流石に日曜日の下りは車の数も少なく1時間半ほどで到着したことになる。

アレッ。前回入った場所は柵がしてあって入れない。となると公園付近か例の大堤防しか入釣する場所がない。
少し考えて公園に決めた。
この公園には可也の数の外灯が設置してあるのに何故か点灯されていない。全国的にも有名な観光地故、それ位のことはしても良いのではないかと思うが・・・。 今夜は新月だし、そんな訳だからだから漆黒の闇の中・・・・と云いたいが、それでも流石に観光地。対岸に沢山ある街路灯の明かりで歩く分には全く問題がないほどの明るさ。
公園を突っ切り岸壁に出て見ると、誰も居ない。
日曜日の深夜だからなのか? それとも
釣れていないのか?
厭な考えが掠めて行く。

公園の角に陣を張り期待のキャスティング。
所がである。風と潮が左から右に流れており30カウント位で略90度、詰り正面に投げたエギが右横にまで流されてしまう程。ラインは大きくふけるし、しかもウネリもあるので、状況としては最悪。

カバンやクーラーをそのままにして、少しでも条件の良い所をとあちらこちらをウロウロするが全くの無駄。元の場所に戻って見ると、若いエギンガーが4人程入っている。丁度カバンを置いている付近だけは遠慮して空けて呉れているので、諦めてそこで再びキャスティング。
深夜12時頃、風でふけたラインがスッと入った・・・様に見えたが、ウネリの影響だろうとそのままにして着底を待ち、シャクルとガツン。 ロッドを立てると、微かな生物反応がある。
上げて見ると、300g程のスミイカ。

その後、風の止む気配もなく眠くなったので、車に戻り就寝。 途中で寒くて目が覚めエンジンを掛けて室内を暖めて、再度就寝と2度ほど繰り返し、午前5時頃起床。
相変わらず風は吹き続けていたが、折角熱海にまで来たのだから、あの有名な大堤防で竿を出さない訳には行かぬと、マタマタ道具を担いで大堤防へ。暗闇に目を透かして見ると結構な数のエギンガーがいるではないか。場所の選択を間違ったかと悔やんでも後の祭り。気を取り直してキャスティングを始めるが、この頃から餌釣師がどんどんとやって来る。しかも3メートル程しか離れていない所に、何の挨拶もなく。風がなければ良いが、相変わらずの風でラインがふけるので、この上なくやり辛くなり、追い出される様な場所移動を繰返している内に、とうとう嫌気がさして来てStopFishing。