2011年4月22日
複視とは長い戦いになりそうだが、だからと云って道楽部屋でくすぶっていても仕方がない。
と云うことで、物は試しにと夜の運転をし、ついでに久し振りにエギングでも・・・。
前回、前々回と眼科で色々と聴いて来た説明内容を参考にして、メガネを古い物に替えて見た。 すると、不思議なことに、複視の症状が幾分軽くなることが判った。
つまり、小生の眼は利き目の右側は乱視が強く左目は近視が強くて、普通の人以上にバランスが悪いらしい。 従って、それをメガネで矯正するのは結構難物だとの事。 そんな訳で、新旧二つの眼鏡を比べると、古いメガネは2段階程緩めに出来ていて、それが眼に幸いしたと云うことらしい。 と説明を受けたが?????
兎に角、結果オーライで、楽なので、この所、ずっと古いメガネを掛けている。
この古いメガネを掛けても、見る対象物が縦に二つ並んで見えることには変わらない。 しかし、顔を少し左に傾けるか、あるいは、顎を引いてメガネレンズの上から見る様にすれば、何とか気にならない程度までには二つが接近してくれる。
これまで掛けていたメガネでは、ウィンクをして片目で運転しなければどうにもならなかったことを考えると、両眼で運転出来るだけ随分と楽になった。
それでも、やはり、顔を傾けたり顎を引いたりして不自然な姿勢を続けるのは疲れる。 そこで、西湘バイパスの様な長い直線が続く場所等では、二つに見えるのを気にしない様にして普通の楽な姿勢をして運転した。
今日の釣り場までは往復150km程だが、この方法で問題なかったので、車の運転は何とか解決出来た・・・・・筈!
問題は、足許。
小生の複視は、眼球を下向きに引っ張る下直筋がマヒしているのが原因とのことなので、当然と云えば当然のことなのだが、足許が見辛い。 メガネを掛けている諸兄であればお解りと思うが、メガネを新調した時に足許が浮き上がっている様な、何とも頼りない感覚があるが、丁度そんな状態。
こんな状態では、磯の岩場や渓流に入ることは無理だろう。 しかし、何でもない人に比べて幾分大きく顔を下に向ければ、キチンと見えることもあるので、その時の眼の状態によって、出方が違っている様で安定していない。
と云うことで、慎重にすれば、何とか運転出来ることが分ったのは、今日の大きな収穫だった。
2011年4月19日
今日、視能訓練士による特別検査を受けた。
世の中にこんな職業があるとは知らなかったが、ネットで調べると、 両眼視機能に障害のある者に対するその両眼視機能の回復のための矯正訓練及びこれに必要な検査を行なうことを業とする者で、立派な国家資格であるとのこと。
で、その訓練士さんは若くて非常に綺麗な女性。 検査を受けながら思わず見とれてしまった。
その検査結果だが・・・・・・・・・。
眼球は上直筋、下直筋、内側直筋、外側直筋、上斜筋、下斜筋の6本の筋肉でその動きがコントロールされているのだが、小生の場合は何らかの理由で、右眼の下直筋がマヒしたため、左の眼球の動きと同期が取れなくなったのが複視の原因だとのこと。
その左右の眼球のズレは8段もあって、通常よりも大きく、メガネでの矯正も問題がありそうだと云うのが、訓練士さんのご意見だった。
筋肉のマヒであれば、リハビリする方法はないのかと訊ねて見た所、内側直筋や外側直筋であればあるが、下直筋や上直筋の場合は方法がないとの悲しいご返事。
しからば、そのマヒの原因はと云うとこれがナカナカ特定することは難しいらしい。
つまり、眼筋の麻痺は外傷や炎症などの目の怪我や病気の他に脳や神経、循環器の病気が原因となることもある。
小生の場合は、眼の怪我や病気もなく、MRI検査の結果で、脳神経関係が原因でないらしいことはハッキリしている(?)
循環器の検査はしていないがそれでもなさそう、と云うことで原因の特定が難しく、眼科医としても様子を見る以外にない様だ。
とは云っても、発病した頃より多少の改善は見られているので治る可能性もあるし、人によっては突然治ることもあるので、薬の服用を続けて1ヵ月後に再度特別検査を受けることになった。
その結果、良くなっていなければどうするか?
メガネにするか?
眼科的処置をするか?
眼科的処置は、下直筋を強くすることは出来ないので、相対的に強い左目の下直筋の力を弱めることだと仰る。
つまりは、手術・・・・・・?
この世に生を受けて65年、両親から貰ったこの身体を傷付けたことなどなかったのに、メスを入れるかも知れないなんて、とても怖くて訊けなかった。
発病してから1ヶ月余り、最悪の場合でもメガネで何とかなると思っていただけに、今日の結果はショック(涙)
2011年4月 5日
今日、2週間目の経過観察のために眼科に行って来た。
診察券と健康保険証を提出して受付を済ませて程なくして、視力検査。
物が二つに見える複視と視力が関係あるのか、一寸疑問だったが、素直に検査室に入ると、今日の検査士は、若い女性ではなく髪の毛の白くなりかかった男性。
願わくば、若い女性をと云いたかったけれど・・・。
所が、この検査が丁寧なこと、丁寧なこと。 これまでの女性の検査なんて比べ様もない程だった。
レンズをとっかえひっかえして、結局1時間以上は検査室に籠っていた計算になる。
眼科医がその検査結果見て、良くなって来ていますネ~。
毎朝起きた直後は全てが二つに見えて、あぁ、今日も治っていないなぁ~とガッカリするのだが、確かに、この2・3日前からは、起床後暫くすると左側と足許を除いて、正面や右側は綺麗に見えることが多くなって来た様な感じがしていた。
で、この旨告げると、治る可能性があるから、今、メガネを作るのは早い。 19日の特殊検査の結果を見てからでも遅くないでしょう。
この複視を発症してから3週間。 医者の指示通りきちんと薬を飲み続けていたのだが、これと云って良くなって来ている実感が少なくて、今日は治る可能性があるかないか訊ねようと思っていただけに、良くなって来ているの言葉は、殊の外嬉しかった。
所で、先の検査士のことだが・・・・。
色々とレンズを替え、最後に、レンズを何枚も重ねた検査用のメガネを掛けて暫く眼を慣らすことに・・・。
何となく、メガネを誂える際の状況に酷似しているので、幾ら鈍感な小生でも、待てよ!となった次第。
で、色々と尋ねると、この検査士はこの眼科に出入りしているメガネ店の経営者で、手伝いをしているらしい。
眼科にはメガネを作るために検眼に来る患者(?)も多いらしいので、小生も、泡良くば客として取り込もうと云う魂胆だった様だ。