MTBのレストア(9) – BB

クランク・ペダル関連

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TREKのレストアのための第一関門

ガッチリとフレームに固着しいるBBの取り外しだが、殆ど毎日、手許にある工具をとっかえひっかえして、やって見たのだがどうしても取り外せず、途方に暮れていた。 この取り外しに1週間以上も掛かってしまった。

何しろ、BBの取り外しが出来ない限りは先に進めないので、バイク・シショップに持ち込もうかとも考えたこともあったが、結局、現在使っているバイクのボスフリーのマルチプル・ホイールを取り外した時と同じ様に、556をポタリ・ポタリと垂れ落ちる位に吹いて、一晩置いた後に、
(1)フレームが歪まないかと恐る恐るやっていても埒が明かないので、
(2)場合によってはフレームが使い物にならなくなることを覚悟して、思いっ切りガ~ン・・・。
と、今まで何だったのかと思う位に、しかも、いきなり軽く回って、漸くのことで、取り外すことが出来た。

写真は、後学のためにバラバラにした状態で、比較的綺麗な状態になっているが、取り外した直後は、本体は真っ赤に錆びており、シャフト付近はグリスと砂と埃でベトベトと真っ黒になって、とても使い回しの出来そうにない状態だった。

BBを新調するためにも、現在のBBの仕様を知る必要があるので、灯油で洗って見ると
 型番     BB LP-26 MM110
 シェル幅   73mm
 軸長(実測) 113mm

であることが判った。

このBBはカートリッジ式なので、基本的にアセンブリー全体を交換することが前提で、バラして手入れすること等は前提とされていないのだが、念のため、新しくグリスをたっぷりと塗って組み立てた所、埃や砂などが入り込まない様にするためのゴム製のパッキングを付けた状態でも、何とかスムーズに回転する様になった

オリジナルで付いているこのBB程度のグレードであれば、新調してもそれ程高く付くことはないし、新品のBBの回転にどの程度の抵抗感があるのか、全く知識はないので、安全を見れば新調する方が良いのだろうが・・・・。
グレード・アップを図るのは、次の機会に譲ろうと考えた。

MTBのレストア(8)

クランク・ペダル関連

ヒョンなことから某オークションでTREK-830の中古フレームを手に入れてしまった。
ネット情報で、このTREK-830は20年以上も前のかなり古い物らしいことが分かった。 実際に手にしてみると、所々、塗装が剥げていたり、錆が出ていたりして相応の使用感があった。
しかし、フォークからフレームの前半が濃い緑でフレームの後半部分が濃紺に塗装されていて、実に色合いが良かった。

実は、現在使用しているバイクをレストアする積りで色々とやって来たが、このTREKの色合いに惹かれてしまって、再塗装せずに何とかしたいと云う気持が強くなって来て、どうするか迷っていた。

そこで、このお盆に帰って来た息子に相談した。
息子は昔バイクに凝っていたので、この点に関しては先輩と云えるため、先達の意見を聞いて見ようと思った次第。
と書くと、非常に殊勝に聞こえるが、本当の所は、TREKをレストアしたいと云う自分の気持ちを追認して欲しかったに過ぎないのだろう。

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と云うことで、方針を変更して、このTREKを材料にクロス・バイク化をすることにした。

で、最初に行うことは、一旦バラバラに分解すること・・・・。

BB以外はすんなりと分解出来たものゝ、BBが酷く固着していて何ともならない。
回転に問題がなければ、そのまゝ使用することもあり得るが、軸を手で持ってもゴリゴリと凡そスムーズな回転とは程遠い状態なので、このBBの取り外しが出来ない限りは、TREKのレストアはあり得ない。

MTBのレストア(7)

タイヤ・ホイール関連 チェーン・ギア関連

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何としてでもここを分解しなければ、先に進めない。
最終的には、自転車屋に持ち込んで分解して貰うことも考えたが、その前にもう一度チャレンジしてみて・・・・・。

556をポタリポタリと垂れ落ちる位タップリと吹いて、一晩放置してからハンマーでガツン。
所が、やはりピクリともしない。

そこで最後の手段・・・・・、壊れることを覚悟して思いっ切りガツ~ン・ガツ~ンとやると、やっとのことで緩んでくれた。
ネジ部分を確認すると、全く錆も見えず、単に硬く締め込まれていた様だが、思いの外手こずってしまった。

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漸く、ここまで分解出来たので、次は、ハブ部分のグリスアップ。

車軸をハブから抜いて、古いグリスを拭き取ってベアリングを押さえている部品、玉押し(コーン)と云うらしいが、を見ると、大きな疵が入っている。 所謂虫喰いと称する様で、珍しい現象ではないらしいが・・・。

MTBのレストア(6)

タイヤ・ホイール関連 チェーン・ギア関連

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待っていた専用工具が到着したので、早速ラチェット部分の取り外しに掛かった。

流石に専用工具だけのことあってピタリと納まる。
で、専用工具をセットしてモンキーレンチを用いて、グイッと力を入れたが、ビクともしない。

構造から考えて見ても、ここは逆ネジが切られている筈はないと思ったが、兎に角、自転車の整備は初体験なので、自信がない。 そこでwebで色々と検索していて、この方のwebに遭遇し、小生の考え方に間違いはないことを確認したが・・・・。

そこで、得意の力技で・・・・。
専用工具を咥えたモンキーレンチの柄をハンマーでガンガン叩いて見たが、これでも駄目。
556を吹いて暫く放置して見たが、ガンとして云うことを聞かず・・・・・・。
ウ~ン!!
このラチェット部分の分解が出来なければ、6段のギアを7段のクロス・レシオ化することも出来ない(涙)
 現在のギアの歯数     : 14-16-18-21-24-28T
 交換しようとしている歯数 : 14-16-18-20-22-24-28T

どうしよう???

MTBのレストア(5)

タイヤ・ホイール関連

譲り受けたMTBが古くて買った参考書が参考にならないので、WEBで手当たり次第に検索していて辿りついたのが、この方の記事で、何とフリーの蓋にドライバーを当てがい、ハンマーでガツンとやる力技で・・・・。
この蓋は逆ネジになっているとのことで、この点さえ注意すれば、力技のこと故、何とか出来ると記事通りにドライバーを当てがって恐る恐るガツン

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すると、見事に蓋が緩んで、後は簡単。
蓋を外すと現れたのは、綺麗に並んだ沢山のボール。
ギア部分を持ち上げると、中にも入っていた同サイズのボールがバラバラと・・・。

ここまでは、記事通り。

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ギア部分は薄らと錆が来ているギアもあるが汚れは殆どなくなっているが、実は、油と埃で真っ黒に汚れていたので、灯油で洗った状態。
本当は、このギアも分解したい所だが、どうするか思案中。

このギア部分が収まっていたラチェット部分のグリースは錆色になっていたので、拭き取って新しいグリースを塗って・・・・・と、ここまでは順調な作業だった(写真は、ギア部分を取り外した直後の状態)。

所が、このままではハブにグリース・アップが出来ないことが解かった。
つまり、ハブにグリース・アップするためには、ラチェット部分を車軸から取り外す必要があり、その為には専用の工具が必要であることが解かった。

その工具の値段は安い物で344円なので、購入することにしたものゝ、送料は525円。
しかし、3,000円以上の購入であれば送料無料とのこと。
消費者心理を上手くつく甘い言葉に誘われて、空気入れ用のポンプもついでに注文して、今はその工具の到着待ち。

MTBのレストア(4)

タイヤ・ホイール関連 チェーン・ギア関連

注文しておいたブレーキ本体(BR-CT91)が届いたので、早速取り換え作業に掛かった。
作業そのものは、付属の説明書通りにすれば案ずることなく完了。

その余勢をかってシフト・ワイヤーも交換完了。
しかし、キチンとギヤ・チェンジが出来る様に調整するのが大変。 何しろ、初体験のことで要領が解からず、参考書と首っ引きで何とか出来た(?)

と云う訳で、チェーンが時々外れたり、ギア・チェンジが上手く行かなかったりしているので、更に調整する必要はあるが、取り敢えず現在はそのまゝ運動不足解消のために使用している。

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で、手許に残っている後輪をどうするか?
粗大ゴミとして捨ててしまうのは簡単だが、勿体ない!
スポークやリムを磨き、ハブのグリス・アップ、タイヤの交換等々して、先ず後輪のレストアをすることにした。
そして、前輪のレストア、その後フレームの塗装等々と順番に実施すれば・・・・・。

今までは、新車購入の考えが頭から抜けきれなかったが、漸く気持も定まりレストアの方針を決めることが出来た。

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早速、スプロケットを外して・・・、と思ったが、どうも参考書に書かれている仕様とは違っているらしいことが解かった。
それもその筈で、参考書は現在市場に出ているスプロケットを対象にしているのに、小生の頂いたMTBは、一体何年物なのか、少なくとも10年以上も昔の物。
と云うことで、スプロケットに刻印されている型番(MF-HG20)でネット検索して見ると、当時はスプロケットとは云わずにフリー・ホイールと称するらしいことが解かっただけで、その取り外し方法が解からない。

MTBのレストア(3)

ブレーキ関連

このまゝレストアを続けるのは、コスト的に新車を買うよりも高く付くと考えると、年金生活者でもあるので、何となく気持が萎えて来る。
と云いながら、乗り掛かった船・・・・。

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ブレーキやシフトのワイヤーの交換をしようと、ブレーキ本体ををフレームから取り外すと、

アレーッ!! 台座が壊れている。

写真は残っていた台座の全てで、4つあるべき台座の内、1個は完全になくなっており、1個は半分だけ残った状態。
また、1個は完全に真っ二つになった状態で引っ掛かって残っており、最もマシな物でも亀裂が入っていて、いつ割れてしまっても不思議ではない。

こんな状態で坂道の多い近所を乗り回していたことが分かって、今更ながらゾッとした次第。

そこで、この台座だけを交換しようとWEBで色々と調べて見たが、このブレーキ装置そのものが既に生産中止となっており、その後継のBR-CT91では、この台座は本体と一体になっていることが分かった。
従って、台座だけを交換することは不可能!!

仕方がないのでBR-CT91を通販で注文して、届くまでは一時中断しようか・・・。
しかし、ブレーキ本体を取り外す時に気になった、アチラコチラの錆。
特に、フレームの中心であるボトム・ブランケット付近の錆が酷い。少々乱暴だがナイフでゴシゴシと削り落とし、錆取り剤を塗ってとやっている内に、アッチも気になりコッチも気になりして、際限のない状態に入り込んでしまった。

MTBのレストア(2)

未分類

早速、ブレーキ・ワイヤーとシフト・ワイヤーを購入しようと・・・・・。
所が、近所に自転車屋がない。
と云うことで、色々と調べて見ると、この様なパーツ関係は近所の自転車屋ではなく所謂スポーツ・サイクル店の様な専門店でしか扱っていないことが解かった。
そこで、今度は専門店店を・・・・。

で、結局、WEBにも出店しているサイクル・ベースあさひ港北富士見が丘店が比較的自宅に近いので、そこに行くことにした。

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店の規模は街の自転車屋さんとは違って流石に大きいと思うが、陳列されている商品は、完成車が殆どでパーツの類は柱の一面と壁の小さな一角だけ。 パーツ類の品揃えはもの凄く充実しているだろうと期待していただけに、これには、大いにがっかりした。

後になって、自転車弄りに凝っていた息子に訊ねて見ると、やはりマニアックな店でないと駄目の様で、しかもそんな店でもパーツ類は取り寄せになることが多いらしい。 確かに、種類の多いパーツを在庫するのは管理上も手間の掛かること故、沢山の店を知らない小生が軽々に口にすべきではないかも知れないが、これは業界の体質なのかも知れない。

で、出荷作業なのか組立作業なのか・・・、忙しそうにしている店員を捉まえ、取り敢えず手に入れたのがこれ。
左側が、ブレーキ・ケーブル 1,750円
中央が、シフト・ケーブルで、1,780円
右側が、リンク・ケーブルで、380円
これ以外にも、ディスプレイ・スタンドやら泥除けやら購入したので、この日だけで6,000円程使った格好で、このまゝレストアを続けると結局如何程になるのか?

MTBのレストア(1)

未分類

先週から、時間がある時は、近所の鶴見川の堤防道を自転車で走る様にしている。
と云うのも、退職して2年の間で体重が4kgも増えてしまったことにある。
釣り用のズボンが穿き難くなって来たので、太って来ていることには気付いてはいたものゝ、敢えてそちらには目を向けない様にしていた。 所が、ある時、何気なく測定をしてその結果に愕然とした次第。

釣り場では、牛若丸よろしくピョンピョンと岩から岩に飛び移ることも出来なくなり、その原因は恐らく、加齢によるバランス感覚の衰えだろうと思っていたが、それ以外に、体重増加も一役買っているのだろう。
と云う訳で、運動不足の解消にBikeRidingを楽しもうと云う次第。

使用する自転車は、ご近所の女の子(と云っても30歳過ぎだが)が購入したが使っていないからと云って頂いた代物。
どうも、飽きたから使っていないのではなく、購入しただけで殆ど走ってはいなかった様子で、タイヤのヒゲもチャンと残っている。
しかし、永年放置されていたので、タイヤはひび割れ、至る所に錆が出、ブレーキ・ワイヤーやシフト・ワイヤも錆びており、塗装はすっかり輝きを失っている。
頂いた時は、当然、タイヤの空気は抜けていてペシャンコになっていたし、チューブから換える必要があると思ったが、空気を入れて見るとチューブには問題はなく、そのまゝでも何とか使えそう。
と云うことで、小生がしたことと云えば、バブルのゴムを取り換えた位・・・・。

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この自転車を、頂いてから自宅から道楽部屋までの通勤や、近所への買い物に使っていたのだが、前述の様な運動不足による肥満傾向が出て来たので・・・・。
しかし、本格的に走るには、今の状態では如何にも危険度が高い。
特に錆が来ているブレーキ・ワイヤーは、強度が心配で、特に、坂道の多い横浜では下り坂で切れてしまってはシャレにもならない。

そこで、WEBで色々と調べて見ると、自転車いじりを趣味にしている人が大勢いることが解かり、その方々のブログや記事を見て、大いに触発されてしまった。

そうなるとやって見たくなるのが小生の悪い性分で、その気になってはいたが、全く知らない世界のこと、イザとなるとなかなか踏ん切りが付かずにいたのはA型の典型。
そんな時、ヒョンなことから隣りの息子さんが、自転車いじりを楽しんでいることが分かり、しかも、ものゝ15分程度の短時間で、小生のMTBの後輪を彼の手持ちの車輪と交換して呉れた。
その作業の状況を見学して、背中をポンと押された格好で、レストアをすることにした。

レストアの最終目標は、このMTBを街乗りにも快適なCrossBike化することにして、少しづつやって行こうと思う。

写真のMTBは後輪を履き替えた状態で、後ろに写っている車輪がオリジナル。
先ずは、ブレーキ・ワイヤを交換して後、オリジナルの後輪のスポークの錆を落とし、タイヤ、チューブを新品に換えることにした。

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