2008年10月27日

デッドニング(2)

フロント・ドアのデッドニングの効果に味をしめて、リアのサイド・パネルのデッドニングに掛かった。

何をするにも、先ずは、内張り剥がしから。

内張りは、底辺の前後2箇所にプラスティックのプッシュ・リベットで床板に留められており、8個のトリム・クリップでパネルの鉄板に固定されている。プッシュ・リベットは、その真ん中部分を先の尖ったもので突いてやると簡単に取り外せる。トリム・クリプの方は、フロント・ドアと同じ様に力を込めて引っ剥がせば良いのだが、流石に、フロント・ドア2枚で経験をしているので要領は解っているとは云え、バキッと云う音は心臓に悪い。しかも、フロント・ドアの内張りよりも面積が大きいだけに、音も大きく感じる。

EveryWagon012.JPG

スピーカー部分は、と云うと・・・・。スピーカーその物はフロントと同じ安っぽい物で出来れば取り替えたい気がする。

そ のスピーカーの取り付けは、サイド・パネルとリア・パネルが作るコーナーに斜めに鉄板を貼ってスペースを稼いでおり、上も下もスカスカ。しかも、バッフ ル・ボードとなるべきその鉄板のサイズはスピーカーよりも一回り大きいだけで、この上下の三角形の穴を塞いだとしても、スピーカー・ボックスとしては小さ 過ぎるのは明らかで、スピーカーを交換しても無意味で、本格的に音を求めるなら、別誂えでボックスを作って積み込むしかないだろう。

そこまでする気もないので、取敢えずスピーカーの裏に当る部分に制振材と防音材を貼り、又、上下の穴を塞ぐことにした。

 

EveryWagon013.JPG

パネルの部分は下部に大きな穴がある。この上部は換気用、下部は内張りのポケットの凹みを収めるための欠き取りとなっている。

ネットで見た例ではこの大きな穴を上下共に塞いでいたが、どの様にして内張りを取り付けたのだろうか? しかし、塞がなければ防音効果は半減以下となることは目に見えている。

暫く考えたが、内張りを元通りに出来なければ困る・・・と云うことで、上部だけを塞ぐことにして、下部は塞がず、制振材と防音材を貼り付けておくだけにした。

 

その効果は・・・・・。

残念ながら、苦労した程ではなかった。2匹目のどじょうは居なかったと云う訳である。

やはり、パネルの下部の大きな穴は塞ぐべきだったかも知れない

 

2008年10月 4日

デッドニング(1)

PassatのNAVIはDVD仕様であったが、今度のEveryWagonにはそれよりも高級なHDD仕様を奢っている。

HDD仕様のNAVIの値段が下がっていたことも理由の一つだが、地デジが見られることに拘ったらHDD仕様しかなかったと云うのが大きい。HDD仕様であるから、これまでの様に何枚ものCDを積んでおく必要もなく、HDDに録音しておけば良い。しかも、CDを挿入すると自動的に録音までして呉れる。コリャ、マァ、至れり尽くせりじゃないの。

所が、EveryWagonに乗る時にラジオを聞くことはあっても、CDを聴くことは殆どなかった。やはり、Passatよりも社内の雑音が大きいことも原因だろうが、余り聴く気にはなれなかった。

と云う訳で少しでも聴く環境を整えようとデッドニングをすることにして、エーモン工業のデッドニング・キットをヤフオクで購入した。実は、制振材や防音材等は個別に購入する方が安いのは解っていたが、何しろ初体験のことで、キットに含まれるDVDの解説が欲しかったのがその理由だった。しかし、実際にやって見るとDVDの解説がなくても、WEBに沢山ある記事で充分だった

EveryWagon010.JPG

内張りを外した状態。

内張りはネジ3個とプラスティックのピン7個で留められているのだが、プラスティック・ピンを外すのに結構な力が要る。

しかも外れた時の、バキッと云う音は本当に心臓に悪い。最初のピンの時は、プラスティックの内張りを割ってしまったかと、冷汗が出た位。2枚目のドアの時には、流石に慣れたものの、それでも余り気持ちの良い音ではない。

この内張りを外すのに最も苦労したのが、ウィンドウのガラスを上げ下げするための電源コードを繋いでいるコネクターを外すこと。一時は諦め掛けた位に硬くて外し難かった。

スピーカーは何とも貧弱なものが取り付けられている。写真を撮影した後にこのスピーカーも取り外してデッドニングをした。

EveryWagon011.JPG

そして、ドアの内側に制振材や防音材を貼り付けた後、サービス・ホールを悉く制振材を貼り付けて塞いだ状態がこれ。

この後、内張りを元通りに付け直して作業は完了。

 

で、効果の程は・・・。

先ず、ドアを閉める際の音が格段に重厚な音になった。元々、EveryWagonのドアの音は悪くはなかったのだが、それが更に良くなった。

そして肝心の音の方は・・・・・。これ又良くなった

たったこれだけの作業で、こんなにも音が変わるのか!!

ここまで効果があるのであれば、全体をデッドニングしようと思った次第。