デッドニング(2)
フロント・ドアのデッドニングの効果に味をしめて、リアのサイド・パネルのデッドニングに掛かった。
何をするにも、先ずは、内張り剥がしから。
内張りは、底辺の前後2箇所にプラスティックのプッシュ・リベットで床板に留められており、8個のトリム・クリップでパネルの鉄板に固定されている。プッシュ・リベットは、その真ん中部分を先の尖ったもので突いてやると簡単に取り外せる。トリム・クリプの方は、フロント・ドアと同じ様に力を込めて引っ剥がせば良いのだが、流石に、フロント・ドア2枚で経験をしているので要領は解っているとは云え、バキッと云う音は心臓に悪い。しかも、フロント・ドアの内張りよりも面積が大きいだけに、音も大きく感じる。
スピーカー部分は、と云うと・・・・。スピーカーその物はフロントと同じ安っぽい物で出来れば取り替えたい気がする。
そ のスピーカーの取り付けは、サイド・パネルとリア・パネルが作るコーナーに斜めに鉄板を貼ってスペースを稼いでおり、上も下もスカスカ。しかも、バッフ ル・ボードとなるべきその鉄板のサイズはスピーカーよりも一回り大きいだけで、この上下の三角形の穴を塞いだとしても、スピーカー・ボックスとしては小さ 過ぎるのは明らかで、スピーカーを交換しても無意味で、本格的に音を求めるなら、別誂えでボックスを作って積み込むしかないだろう。
そこまでする気もないので、取敢えずスピーカーの裏に当る部分に制振材と防音材を貼り、又、上下の穴を塞ぐことにした。
パネルの部分は下部に大きな穴がある。この上部は換気用、下部は内張りのポケットの凹みを収めるための欠き取りとなっている。
ネットで見た例ではこの大きな穴を上下共に塞いでいたが、どの様にして内張りを取り付けたのだろうか? しかし、塞がなければ防音効果は半減以下となることは目に見えている。
暫く考えたが、内張りを元通りに出来なければ困る・・・と云うことで、上部だけを塞ぐことにして、下部は塞がず、制振材と防音材を貼り付けておくだけにした。
その効果は・・・・・。
残念ながら、苦労した程ではなかった。2匹目のどじょうは居なかったと云う訳である。
やはり、パネルの下部の大きな穴は塞ぐべきだったかも知れない。