2010年5月31日

旋盤のDRO化(8)

さて、イヨイヨ最後のDRO化になる芯押し台。
実は、どの様にしてデジタル・ノギスを取り付けるか、なかなか良いアイデアが浮かんで来ず、どうしようかと考えている内、釣りの方がシーズンに入ってしまい、気が付けば3週間も旋盤の前に座っていなかった。

所が、一昨日の29日の土曜日、釣り仲間のF氏と並んでシャクッている最中、フト閃いたことがあった。
あれだけ考えても出なかったアイデアが、工作には全く関係のない所でフト浮かんで来るって云うのも、不思議なことだが・・・。

芯押し台のDRO化も、データ表示部を固定して、バーをスライドする方式にした。
結局、縦送りだけがデータ表示部をスライドさせる方式になった訳だが、小生の旋盤の様に超小型の機械の場合は、データ表示部が意外と大きいため、バーを固定してデータ表示部を動かすにはスペースが限られており、非常に苦しいものがある
DRO化を計画した当初は、全ての送りについて、ノギスを使う場合と同様データ表示部を動かす積りにしていたのだが、この苦しさのために一時棚上げにしていた。 所が、ある時フト発想を逆転して表示部を固定してバーをスライドさせることに思い至り、スペースの狭さの問題はクリア出来たと云う次第。

と云うことで、作成の必要があるものは、大まかに云って
1)芯押し軸とバーを連結する部材
2)データ表示部を芯押し台に固定する部材
の二つになる。

先ず、芯押し軸とバーの連結部だが、5mm厚の真鍮板に直径18mmの穴を開け止めねじで芯押し軸に固定することにした。
DRO-010R.JPG この様に直径18mmの穴を開ける場合、普通ならドリルを使うか・旋盤で中ぐりをするかだが、どちらの方法も穴の部分の真鍮は粉になってしまう。 理論上は、直径18mmの円に内接する正方形の一辺の長さは約12.7mmになる訳で、5mm厚の真鍮板をそれだけでも無駄にするのは、如何にも勿体ない
そこで、糸鋸で大まかに切り抜いた上で、旋盤で直径18mmの円に中ぐりをすることにした。

所が、この穴を糸鋸で切り抜く際、刃を1本折ってしまった
はてさて、どちらが勿体ないのだろうか?

2010年5月11日

旋盤のDRO化(7)


DRO-009R.JPG Z方向のDRO化も往復台と同じ様に、表示部を固定しスケール・バーを動かす方法にした。
但し、スケール・バーはミーリング・アタッチメントのヘッドには連結させていないので、下方向にはヘッドに押されて下がるが、上方向にはヘッドの動きに連動して上がることはない。 つまり、下方向への一方通行である

当初は、表示部か、またはバーをヘッドの上下運動に追従させる積りで、その取り付け方法を色々と考えたが、どうも上手い方法が見付からず、Z方向は時間を置こうかと考えていた。
しかし、ふと・・・
ヘッドの上下運動の往復とも連動させなくても良いのでは?
と思い至った。

つまり、小生自身のミーリング・アタッチメントの使い方は、ドリリング(穴開け)や溝切り、平面出しにしても、バイト(刃)を工作物に押し付ける様に、ヘッドを下げる方向の一方通行である。 勿論、ヘッドを上に引き上げながら切削する工作技法もあるだろうし、そうしなければならない場面もあるかも知れないが、兎に角、小生には全く経験がない。
であれば、上方向に対する連動は諦めても支障はないだろう・・・・・・。

と云うことで、下方向への動きにのみ連動させる一方通行としたが、使って見て支障がある様であれば、その時点で考え直せば良い。
それよりも、縦横の表示部が重なっているために、下になる縦送りの表示部が、思った以上に見難いことが分かった。 こちらの改善方法を考えなくては・・・・・!!

2010年5月 8日

旋盤のDRO化(6)


DRO-008R.JPG 縦送り方向のDROに続いて横送り方向(往復台)にDROを取り付けた。

縦送りの方はスケール・バーを固定して表示部を移動させたが、横送り(往復台)の方は、表示部を移動させるだけの長さが稼げないので、表示部を固定しスケール・バーを動かす方法にした。

従って、写真の通り、
1)縦・横の表示部が重なって見辛くなってしまった
2)又、スケール・バーが手前に飛び出してしまう結果となった
3)更には、切削油や切子防止のカバーを付けるべきだが、良い方法が思いつかない。

とまぁ、やるべき事はまだ残っているが、取り敢えずこのまゝ使ってみようかと思う。

これで、X,Y方向のDRO化は完了。
次はZ方向、つまりミーリング・アタッチメントにどう取り付けるか?

2010年5月 3日

旋盤のDRO化(5)


DRO-007R.JPG 全て現物合わせの好い加減な工作だが、取り敢えず、縦送り方向のDROは完成とした。

デジタル・ノギスをノギスとして使う分には、表示部が大きくて見易いのだが、こうしてミニ旋盤のDRO用に流用するとなると、少々大き過ぎる
その為に、往復台を右に移動させると、この表示部がノギスのバーの固定座に衝突し、3cm程デッドになることが分かった。

1/80の鉄道模型用に、旋盤としてのみ使うのであれば、この3cmもそれ程問題にはならないと思うが、小生の様にミーリング・アタッチメントを取り付けて簡易フライスとしても使用する場合は、加工する物によっては問題となる。 これを避けるためにはバーをもう少し右寄に固定すれば良いのだが、旋盤を設置している鉄製のパンが小さいので、これは無理。

色々と考えてみたが、どうも良いアイデアが浮かばず、表示部と往復台を連結するステーの位置を変更出来る様に3箇所にタップを切っておいた。 後は使いながら解決策を模索する意外にないか・・・・?

切子や切削油を防止するためのカバーは、購入した釣竿のプラスティック製の保護ケースを利用した。