主軸手回しハンドル(4)

工作機械用治具 工具

シャフトの鍔を作った。

久島氏の本ではシャフトと一体になっているが、材料を節約するため、別パーツとしたもので、直径は19mmと大きくした。

MainShaftHandle-006径20mmの快削鋼の丸棒を19mmに痩せさせ、中心部にシャフトの外径と同じ穴を貫通させた後、厚さが5mmとなる箇所で突切りしようとした所・・・。

これまでの突っ切り作業では、折れた金ノコの刃をバイトに使っており、何の問題もなかったが、今回はML-210に付属のバイトを持ち出してみた。
所が、バイトの刃先が鈍っているのか、バイトの厚みがあって抵抗が強過ぎるのか、上手く切れない

MainShaftHandle-007已むを得ず、金ノコを持ち出して、ゴリゴリと切った。

結果、切断面は、当然のことながらお粗末この上ないので、断面を綺麗に仕上げなければならないが、そのためにはヤトイを作る必要がある。

どの様なヤトイにするか・・・・

結局、有り合わせの真鍮の端材で、写真の様なものを作った。

MainShaftHandle-008ヤトイは、一端をコレットで咥えられる様に10mmに削り、反対側をシャフトの径と同じ10.5mmにした上で、十文字に割りを入れたもので、割りの中心に木工で使ったコースレッドをネジ込んで、割った部分を広げてワークを保持しようと云うもの。

やってみると、狙い通りワークがズレることもなく、断面を綺麗にすることが出来た。

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