2011年9月19日

MTBのレストア(14)-完


Bike-018R.JPG いきなりだが、完成してしまった。

当初は、ご近所の方からの貰い物のMTBをバラしてオーバーホールし、フレームは全塗装する予定で、カテゴリを色々と分けてこのブログを書き始めたのだが、その途中で偶々手に入った中古のTREK830のフレームの色合いがいたく気に入ってしまい、当初の予定と全く異なる結果となってしまった。

このTREK830では、BB前後のハブヘッド・セットは一旦バラしてオーバ-ホールをしたものゝ、その他は全てパーツとして購入し組み立てることになった。
組立そのものは、購入したパーツに付属している取扱説明書を読めば、工具さえあればそんなに難しいものではなく、正に案ずるより産むが易しだった。 寧ろ、一般工具ではどうしようもないことが多く、そんな工具を揃える方が大変だった。

ブレーキ・ワイヤーやシフト・ワイヤーの調整も、取扱説明書に書いてある通り慎重に少しづつ作業すれば、事前に想像していた程難しいものではなかった。
ただ、兎に角少しづつ時間を掛けて行うことがこの作業の肝だろう。 気の短い小生はこの時間を掛けてと云うのが苦手で、2度程失敗をして解かった次第。

と云う訳で、もう少し長く自転車弄りを楽しめると思ったのだが、BBを取り外すのに手こずったこと以外、大した山もなく比較的すんなりと完成となってしまった。

今年は残暑が例年になく厳しく自転車で走るにはまだまだ辛いのだが、そうは云ってももう直ぐサイクリングには最適な季節が到来する。
そうなれば、この愛車に跨って・・・・・・。

2011年9月12日

MTBのレストア(13)


Bike-017R.JPG 発注していたパーツが届いたので早速・・・・。

パーツを箱から出して取説を読むと、どうしても疑問が出て来る。
この説明の所はどうなるんだろう? 取り付けた後の取り回しはどうなるんだろう? 等々。

そこで、パーツ現物をフレームに合わて取説を読み返したりしている内に、いつの間にか組立モードに突入しており、気が付いて見ると写真の様な状態。
このTREKを再生するについては、当初は組立過程を写真に撮ってブログ・ネタにする積もりだったのだが、一旦ことを始めると夢中になってしまうのが、小生の唯一無二(?)の欠点で、写真撮影もすっかり忘れてしまった次第。
折角、ここまで組立たものを、バラして写真撮影なんて事する気も起きず・・・・・・・。

フレームの濃紺と濃い緑を生かすため、タイヤ、グリップそしてサドルに赤色をあしらって見た。
還暦をとっくに過ぎた高齢者が乗る自転車としては少々派手>かも知れないが、まぁ、許せる範囲だろう!!

写真では、まだサドルの取り付けやブレーキ・ワイヤーやシフト・ワイヤーを張る所までは行っていないが、ここまでは非常に順調だった。 おそらく、最後に手こずるのは、ブレーキ調整とシフト・チェンジの調整だろう。

2011年9月 5日

MTBのレストア(12)


パーツをどうするか?
原則的には使い回しをしてコストを抑えることにしているが、やるからには多少コストが掛かっても自分が納得出来るものを・・・・で、この2〜3日の間悩んでいた。
この辺りがA型のA型たる所以で、気持ちは納得出来るものにすることに大きく傾いているのに、自分自身を納得させるだけの理由付けが見付からないと云うことでウジウジ

下の表で云えば、(3)〜(6)以外は、使い回しをしようと思えば使い回しが出来るのだが、結局、デェレイラー等を注文する際に目を瞑って注文リストに加えてしまった(笑)

注文品が届くまでの間、ハブをオーバーホールしフレームを磨いておくことにしよう。

パーツ名 品番等
(1) ペダル シンプルトレッキングペダル(Wellgo)
(2) クランク SAKAE XR350 24-34-42T
(3) フロントデェレイラー [DEORE] FD-M590 トップスイングタイプ
(4) チェーン CN-HG70 7/8s HG・UG対応
(5) リア・ディレイラー [DEORE] RD-M591 トップノーマル ロングケージ
(6) スプロケット CS-HG41-7  11-13-15-18-21-28T
(7) タイヤ IRC製 26x1.50 スリックタイヤ レッドライン メトロMETRO
(8) チューブ
(9) ハンドル 幅:510mm フラットハンドルバー(Nitto)
(10) グリップ ロックオングリップ「B-090」
(11) ブレーキ・シフト・レバー ST-EF51-7-2A Vブレーキ用 EZファイヤーレバー 3x7s
(12) シート・ポスト サスペンションシートポスト シルバー(Grunge)
(13) サドル Sable アイアンレール

2011年9月 2日

MTBのレストア(11)


このTREKは、MTBのレストア(8)の写真の通り、フレーム、前後車輪のリムとステム以外のパーツは付属していないので、乗り回すためには色々不足しているパーツを揃える必要がある。

そこで、必要なパーツをざっとリスト・アップして見ると・・・・・。
 ( 1) ペダル
 ( 2) クランク
 ( 3) フロントデェレイラー
 ( 4) チェーン
 ( 5) リア・ディレイラー
 ( 6) スプロケット
 ( 7) タイヤ
 ( 8) チューブ
 ( 9) ハンドル
 (10) グリップ
 (11) ブレーキ・シフト・レバー
 (12) シート・ポスト
 (13) サドル

原則的に、現在使用しているMTBから必要なパーツを取り外して使いまわすことにしていた。
しかし、折角レストアするなら安く揚げるだけではなく、小生好みのTREKに仕上げたくなり・・・・・・、又々、○○フリークの世界にどっぷりと・・・・・

2011年8月28日

MTBのレストア(10)-HeadSet


Bike-016R.JPG BBのレストアが何とか完了したので、続いて、ヘッド・セットのレストアに掛かった。
実はヘッド・セットも新しくしようと考えていたのが、その前に構造を勉強しようと分解して見た所、何とか使えそうなことが判ったので、方針を変更してレストアすることにした次第。

分解してみると、やはりグリスが真っ黒になっているので、パーツクリーナーをぶっかけて洗浄した。 特にリテーナーの内側は汚れが取り難いので、爪楊枝と綿棒で丁寧に古いグリスを取り除き、ボールベアリングは1個1個指先で揉む様にしてこびり付いている汚れを取った。

思いの外、洗浄に時間が掛かってしまったので、それ以降の作業は翌日回しにしたが、そのまま放置すると直ぐに錆が来る惧れがあるので、556の液に漬け込んでおいた。

2011年8月21日

MTBのレストア(9) - BB


Bike-015R.JPG TREKのレストアのための第一関門

ガッチリとフレームに固着しいるBBの取り外しだが、殆ど毎日、手許にある工具をとっかえひっかえして、やって見たのだがどうしても取り外せず、途方に暮れていた。 この取り外しに1週間以上も掛かってしまった。

何しろ、BBの取り外しが出来ない限りは先に進めないので、バイク・シショップに持ち込もうかとも考えたこともあったが、結局、現在使っているバイクのボスフリーのマルチプル・ホイールを取り外した時と同じ様に、556をポタリ・ポタリと垂れ落ちる位に吹いて、一晩置いた後に、
(1)フレームが歪まないかと恐る恐るやっていても埒が明かないので、
(2)場合によってはフレームが使い物にならなくなることを覚悟して、思いっ切りガ~ン・・・。
と、今まで何だったのかと思う位に、しかも、いきなり軽く回って、漸くのことで、取り外すことが出来た。

写真は、後学のためにバラバラにした状態で、比較的綺麗な状態になっているが、取り外した直後は、本体は真っ赤に錆びており、シャフト付近はグリスと砂と埃でベトベトと真っ黒になって、とても使い回しの出来そうにない状態だった。

BBを新調するためにも、現在のBBの仕様を知る必要があるので、灯油で洗って見ると
 型番     BB LP-26 MM110
 シェル幅   73mm
 軸長(実測) 113mm

であることが判った。

このBBはカートリッジ式なので、基本的にアセンブリー全体を交換することが前提で、バラして手入れすること等は前提とされていないのだが、念のため、新しくグリスをたっぷりと塗って組み立てた所、埃や砂などが入り込まない様にするためのゴム製のパッキングを付けた状態でも、何とかスムーズに回転する様になった

オリジナルで付いているこのBB程度のグレードであれば、新調してもそれ程高く付くことはないし、新品のBBの回転にどの程度の抵抗感があるのか、全く知識はないので、安全を見れば新調する方が良いのだろうが・・・・。
グレード・アップを図るのは、次の機会に譲ろうと考えた。

2011年8月17日

MTBのレストア(8)


ヒョンなことから某オークションでTREK-830の中古フレームを手に入れてしまった。
ネット情報で、このTREK-830は20年以上も前のかなり古い物らしいことが分かった。 実際に手にしてみると、所々、塗装が剥げていたり、錆が出ていたりして相応の使用感があった。
しかし、フォークからフレームの前半が濃い緑でフレームの後半部分が濃紺に塗装されていて、実に色合いが良かった。

実は、現在使用しているバイクをレストアする積りで色々とやって来たが、このTREKの色合いに惹かれてしまって、再塗装せずに何とかしたいと云う気持が強くなって来て、どうするか迷っていた。

そこで、このお盆に帰って来た息子に相談した。
息子は昔バイクに凝っていたので、この点に関しては先輩と云えるため、先達の意見を聞いて見ようと思った次第。
と書くと、非常に殊勝に聞こえるが、本当の所は、TREKをレストアしたいと云う自分の気持ちを追認して欲しかったに過ぎないのだろう。

Bike-014R.JPG と云うことで、方針を変更して、このTREKを材料にクロス・バイク化をすることにした。

で、最初に行うことは、一旦バラバラに分解すること・・・・。

BB以外はすんなりと分解出来たものゝ、BBが酷く固着していて何ともならない。
回転に問題がなければ、そのまゝ使用することもあり得るが、軸を手で持ってもゴリゴリと凡そスムーズな回転とは程遠い状態なので、このBBの取り外しが出来ない限りは、TREKのレストアはあり得ない。

2011年7月21日

MTBのレストア(7)


Bike-012R.JPG 何としてでもここを分解しなければ、先に進めない。
最終的には、自転車屋に持ち込んで分解して貰うことも考えたが、その前にもう一度チャレンジしてみて・・・・・。

556をポタリポタリと垂れ落ちる位タップリと吹いて、一晩放置してからハンマーでガツン。
所が、やはりピクリともしない。

そこで最後の手段・・・・・、壊れることを覚悟して思いっ切りガツ~ン・ガツ~ンとやると、やっとのことで緩んでくれた。
ネジ部分を確認すると、全く錆も見えず、単に硬く締め込まれていた様だが、思いの外手こずってしまった。

Bike-013R.JPG 漸く、ここまで分解出来たので、次は、ハブ部分のグリスアップ。

車軸をハブから抜いて、古いグリスを拭き取ってベアリングを押さえている部品、玉押し(コーン)と云うらしいが、を見ると、大きな疵が入っている。 所謂虫喰いと称する様で、珍しい現象ではないらしいが・・・。

2011年7月19日

MTBのレストア(6)


Bike-011R.JPG 待っていた専用工具が到着したので、早速ラチェット部分の取り外しに掛かった。

流石に専用工具だけのことあってピタリと納まる。
で、専用工具をセットしてモンキーレンチを用いて、グイッと力を入れたが、ビクともしない。

構造から考えて見ても、ここは逆ネジが切られている筈はないと思ったが、兎に角、自転車の整備は初体験なので、自信がない。 そこでwebで色々と検索していて、この方のwebに遭遇し、小生の考え方に間違いはないことを確認したが・・・・。

そこで、得意の力技で・・・・。
専用工具を咥えたモンキーレンチの柄をハンマーでガンガン叩いて見たが、これでも駄目。
556を吹いて暫く放置して見たが、ガンとして云うことを聞かず・・・・・・。
ウ~ン!!
このラチェット部分の分解が出来なければ、6段のギアを7段のクロス・レシオ化することも出来ない(涙)
 現在のギアの歯数     : 14-16-18-21-24-28T
 交換しようとしている歯数 : 14-16-18-20-22-24-28T

どうしよう???

2011年7月10日

MTBのレストア(5)


譲り受けたMTBが古くて買った参考書が参考にならないので、WEBで手当たり次第に検索していて辿りついたのが、この方の記事で、何とフリーの蓋にドライバーを当てがい、ハンマーでガツンとやる力技で・・・・。
この蓋は逆ネジになっているとのことで、この点さえ注意すれば、力技のこと故、何とか出来ると記事通りにドライバーを当てがって恐る恐るガツン

Bike-009R.JPG すると、見事に蓋が緩んで、後は簡単。
蓋を外すと現れたのは、綺麗に並んだ沢山のボール。
ギア部分を持ち上げると、中にも入っていた同サイズのボールがバラバラと・・・。

ここまでは、記事通り。

Bike-010R.JPG ギア部分は薄らと錆が来ているギアもあるが汚れは殆どなくなっているが、実は、油と埃で真っ黒に汚れていたので、灯油で洗った状態。
本当は、このギアも分解したい所だが、どうするか思案中。

このギア部分が収まっていたラチェット部分のグリースは錆色になっていたので、拭き取って新しいグリースを塗って・・・・・と、ここまでは順調な作業だった(写真は、ギア部分を取り外した直後の状態)。

所が、このままではハブにグリース・アップが出来ないことが解かった。
つまり、ハブにグリース・アップするためには、ラチェット部分を車軸から取り外す必要があり、その為には専用の工具が必要であることが解かった。

その工具の値段は安い物で344円なので、購入することにしたものゝ、送料は525円。
しかし、3,000円以上の購入であれば送料無料とのこと。
消費者心理を上手くつく甘い言葉に誘われて、空気入れ用のポンプもついでに注文して、今はその工具の到着待ち。

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