2018年釣行記(26) – SL

その他

日 時:5月2(水) 7:00~17:00
潮回り:大潮(↓↑)

場 所:SUN-CAT(BOAT)
釣 果:タイ × 4、ホウボウ × 1、サバ × 4
同行者:YSKWさん、CKYUさん

世の中は、ゴールデン・ウィークの真っ最中で、この時期は何処に行っても混雑している。釣り場も同じで、この時を楽しみにしている大勢の現役組のアングラーで混み合っているので、正直に云って、365連休の小生にとっては余り有難くない。とは云え、この小生も現役の時には、この時とばかりに釣行していたので、文句を云える筋合いではないのは、百も承知。
と云う訳で、この時期は現役の皆さんに楽しんで貰い、小生は釣行するのは控えようかと考えていた所に、YSKWさんからタイとマゴチ狙いでボートを出すが、行きませんか?と有難いお誘いを頂いた。混雑とは無縁なボートでの釣りなので、お断りする理由は何処にもない。寧ろ有難い位で、直ぐにお願いしますと返信を打っていた。

7:00過ぎに岸払い。
実は、予報では風が強く吹くとのことだったので、タイのポイントに行くのは無理だろうと前日の夜、YSKWさんから連絡があった。折角、この日のために買い揃えたタイラバが無駄になるとガッカリはしたが、危険と隣り合わせの遊びのこと故、安全第一とここは潔く諦めるしかない。
所が、海は、予報とはまるで違っていて、風もなくベッタリの凪状態
そこで、風が吹き出すまでタイを狙おうと、船長のYSKWさんの決定で、タイ・ポイントに向かうことに。
約30分近くボートを走らせて、タイのポイントに到着。ポイント付近には、何を狙っているのか定かではないが、沢山の釣り船やプレジャーボートが浮かんでいる。

8:00少し前、TD-S 602MFB-Sのロッド、ベイトリールのTDX-105Hiでタイ狙いの釣りを開始。

TD-S 602MFB-STDX-105Hiも、30年程前のバス・フィッシング用の物だが、タイラバの釣りはルアーを着底させた後直ちに巻き上げを開始するのが肝とのこと。この点から、スピニングよりはベイトリールが有利とのことだが、生憎、海用のベイトリールは持っていない。唯一持っているベイトリールは、淡水用だが、出番もなく押入れの片隅に転がっているだけなので、海水で駄目になっても惜しくはないと敢えて車のトランクに入れて来ていた。
しかし、タイは無理だろうとのことだったので、マゴチ用に用意したSoare-S709ULTだけを持ってボートに向かおうとして所、CKYUさんから折角だから持って行った方が良いですよとのアドバイスを頂き、車に取りに戻ったもの。

YSKWさんによれば水深は10m程。そこで手持ちの中では最も軽い40gのタイラバ・シンカー黄緑色のスカートのトレーラーをセットして、2投目か、3投目。
ルアーの着底を確認して、ゆっくりとリールのハンドルを回していると、コンコンと何かがルアーに触れている様子が伝わて来た。実は、その時はそれがタイのアタリだとは全く分からず、合わせるタイミングも掴めなかったので、そのまゝリーリングをしていた。結果的に、前アタリで合わせてはならないとするタイラバの釣り方に、図らずも合致していたことになり、正に怪我の功名。その内、グングンとロッドを絞り込む魚の動きに、生まれて初めてタイを釣ったので、知らない筈にも拘わらず、何故かタイだと確信

YSKWさんに玉網入れして貰ったタイは、22cm程度で大きいとは云えないまでも、初めて手にする嬉しいピンク色をした綺麗なタイ
尾びれの縁が黒いので、正真正銘の真鯛。

この日は、ボートを水深10m付近から30m付近まで流しながらの釣りだったが、24~25m付近が最もアタリが多かった様な印象で、その付近では流す度にコントクトがあった。結局、この日のタイの釣果は、32cm程を筆頭に4匹だったが、アタリはその倍程もあっただろう。
面白いもので、タイのアタリに慣れて来るとコツコツとした前アタリに、ピクリと手が反応する様になってしまったことで、これさえなければ、釣果はもっと伸びたかも知れない。
加えて、ネクタイの色。何も考えずに目についた黄緑色のネクタイのトレーラーを選んだのだが、3人並んで同じ向きだったにも拘らず、YSKWさんCKYUさんよりも遥かに小生の方がアタリが多かった。偶々この日だけのことだったのかも知れないが、こんなにも色に対してシビアな魚だったとは思いもしなかった。

その後YSKWさんイナダと格闘したり、ホウボウを釣ったりしたが、10:00を過ぎてタイのアタリがなくなったので、マゴチ狙いにターゲットを変更。
タイ・ポイント付近の水深4~5m浅場を流したが、マゴチからのコンタクトはないまゝ、浅場を探しながらボートを走らせていた時に、ナブラを発見。
直ぐにボートを停めてCKYUさんが調査に着手。その結果、ナブラの主がサバであることが判り、小生も10gのメタルジグをキャスト。すると、直ぐにググッと引っ手繰る様なアタリでサバをゲット。CKYUさんカツオの一本釣り宜しく次から次にサバを掛けて、瞬く間にバケツの水は血で真っ赤になり満杯。釣り過ぎても後の処理に困るので、適当な所で止めたが、その頃にはボートがナブラでぐるりと囲まれてしまう程。

後ろ髪にひかれながらサバ・ポイントを後にして、マリーナ付近に引き返してマゴチを狙ったが、全く音沙汰がないまゝ時間が過ぎ、アッと云う間に14:00。
このまゝでは終われないと、今度はバチコンでアジを狙おうと孤島を越えて移動したが、どうした訳か全くアジの反応がない。念のため、メバル・ポイントを含めて色々な場所をチェックしたが、全て空振り。

17:00を回る頃、ついにポツポツと雨が降り出したのを機に、沖上がりとして、10時間にも及ぶボート・フィッシングを終えた。

今回、初めて挑戦したタイラバの釣りは、アジングの様にアタリを取りに行く様なものではなく、どちらかと云えば、向こう合わせの印象が強く、面白さから云えばアジングの方に軍配が上がるように思う。

とは云え、釣りに来て魚の感触を味わえない程詰まらないものはない。
今回のタイラバの釣りで、結果を出せたのは、CKYUさんのベイトを持って行く様にとのアドバイスと、YSKWさんの海の状況を見てタイ・ポイントに行くとする機転を利かせた決断のお蔭で、このどちらの一つでも欠けていれば、こんな満足の出来る結果にはなっていなかったことだろう。

お二人には、この場を借りてお礼を申し上げたいと思う次第である。

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