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2021年釣行記(10) – EG

2021年 Eging 釣行記

日 時:03月04日(木) 18:20~20:40
潮回り:中潮(↑)
場 所:JGSM-NGTR-WN
釣 果:アオリイカ x 1(730g)
同行者:単独

先月25日のSOFKZK遠征で、緑のアイシャドウをした可愛い子ちゃんを3杯も掛ける場面を目撃して以来、次は小生もと心密かに決めていた。しかし、SOFKZKもかつてはホームにしていたMNDRにしても、地磯での釣りは帰りには急坂を上らなければならず、後期高齢者の身では、些か以上に辛い。しかし、JGSMは皆無であるといって良い程入ったことはなかったが、平磯なので小生でも楽しめるのではないかと思い至った。

と云う訳で、次回エギングに行くならJGSMと決めて、天気予報をチェックしていると、木曜日の4日の夜は、東風が3~4mとの予想が出ている。基本的にJGSMでは、南風が吹くと波が立つので避けるべきだが、東風なら入るポイントはある筈と書籍情報から3か所に絞って行くことにした。

15:20頃、自宅を出発。現地の駐車場に到着したのは16:40頃。
支度をしようと車から出てみると、予報と違って風が殆ど吹いていない。意外に思いつゝ、ロッド・ケースとバッカンを両手に下げて磯の入り口にまで来たが、やはり殆ど風を感じない。予報よりも強い風は願い下げだが、弱い分には文句はない。

これで風の問題は解決。次は何処に入るかだが、磯の入り口から第一候補のNGTR-WNを遠望すると、残念ながらアングラーの姿がチラチラと動いているのが見える。と云う訳で、第二候補のSSPNに入ることにして、エッチラオッチラ歩を進め、17:00頃、SSPNを見下ろせる場所に到達。所が、ここにも先行者の姿がある。どちらのアングラーもメジナ狙いの様子なので、少し待ってみても良かったが、駐車場から遠いので人が余り入ることはないと案内されている第三候補のHGS-IRに移動することにした。移動の途中、メジナ師の一人に最近の様子を訊ねたりしていたので、HGS-IRに到着したのは17:35頃。所が、ここにも先行者の姿があって、がっくり。

足元の悪い磯をエッチラオッチラ歩いて来たためにビッショリ汗をかいていたこともあって、取り敢えずここに腰を落ち着かせて、先行者が引き揚げるのを待つことにした。しかし、只待つだけでは面白くない。メバル用のシンペンを結んでキャスティングを開始し2投、3投した所で、ふと先行者の様子を見ると、見覚えのある飛ばしウキを使ったシステムを組んでいるではないか。
アレーッ!! 奴はメバリング・・・・?
であれば、直ぐに引き上げることは考えられない。
ウーン、どうしよう?
仕方がないので、兎に角、一旦磯の入り口にまで戻ることにした。
日没時刻を回っているので、NGTR-WNの先行者が引き揚げているかも知れず、居なければ、そこに入ろう。

幸いNGTR-WNの最も海寄りには赤い電気ウキの灯りが見えるが、その手前のアングラーは引き揚げた模様。
そこで、洗濯板状になった激しい起伏を上り下りし、切れ込んだスリットを迂回して、何とかポイントに辿り着くことが出来た。

そして、18:20頃、Sephia S806ML-S3.5号のエギの組み合わせでキャスティングを開始したのだが、結局、駐車場に到着してから1時間40分もの間、磯場を徘徊していたことになる。

その一投目のこと。
水深が判らないので、取り敢えず、30カウントまでエギを沈めて、以降はそのレンジを中心に可愛い子ちゃんを探そうと思い、30カウントした所で1回目のシャクリをいれると、海藻の塊レジ袋を掛けた様な重さが伝わって来た。
あ痛!! ゴミを掛けてしまった。
苦労してやっとポイントに入れたのに、のっけからゴミを掛けてしまうとはと半泣きになりながら寄せて来ていると、突然グィーングィーンと重たい引きが伝わって来た。
アレッ、イカだ!!
慌てて追い合わせを入れて、何とか抜き上げたのが730g(自宅計量)のこの可愛い子ちゃん

釣れちゃった感満載で釣った感のない結果だったが、一投目から本命を獲れたのは幸先が良いと云える。だが、後が続かないことは良くあることで、特に、アオリイカの場合はその傾向が強い印象を持っているのだが、果たして、この夜もその後のコンタクトがない。

そうこうする内、最も海寄りに入っていたアングラーが引き揚げて行ったので、後々のことを考えて、夜の磯を余りウロウロするのは良くないと思いつゝも、移動することにした。

19:40頃、ようやく、この日の本命ポイントに立つことが出来た。
が、この頃には身体は度重なる磯場での移動で疲れ切っており、前回のSOFKZK以来の腰痛がズシーンと重く響いて来る様になって来ていた。それでも我慢をして2杯目の可愛い子ちゃんを狙ったが、しかし、音沙汰はない。
最近は、余りイカを釣っている人を見掛けないと云っていたメジナ師の言葉が浮かんで来る。
すると益々釣れそうな雰囲気がない様な・・・・・・。

満潮時刻の20:57が間近になって来た頃、心なしかウネリが大きくなったと見えて、波が足元近くまで這い上がって来る様になって来た。通いなれた磯であれば、様子で引き揚げるべきかどうか判断出来るが、初めての場所ではどの程度までなら問題ないのか、良く判らない。足元で大きく上下運動を繰り返している波の動きを見ていると、誰もいない磯に一人立っていることもあって、何となく不気味さえ感じる様になる。
こうなると落ち着いて釣りに集中出来なくなり、腰の痛みも強くなって来て立っているのも辛くなって来たので、20:40頃、引き上げることにした。

しかし、帰りがまた大変。
来た時のルートが判る筈もなく、正に行きは良い良い、帰りは怖い。スポット・ライト状のヘッドランプの灯りだけでは、全体が見えず見通しが効かないので、無駄に遠回りをすることになったり、起伏の激しい波板状の磯を上り下りし、時には攀じ登りしている内に汗がビッショリ。
何とか駐車場に辿り着いた頃には、ヘトヘトに疲れ果てており、脚を使い過ぎたので、途中で足がつるかも知れないと思っていると、その心配通りブーツを脱ぐ時にイテテ

JGSMSOFKZKMNDRよりも楽だろうと思ったことは、完全に誤りであることを痛感させられた一日だった。とは云え、昼間の明るい内に何度も通って地形などを頭に入れ、ポイントを選べば、これ程まで辛い思いをすることはないだろう。
もう少し、通ってみようかと思う。