※ 月別アーカイブ:8月2019 ※

2019年釣行記(58) – TK&AJ

2019年 Ajing Octopusing 釣行記

日 時:08月18日(日)~19日(月) 16:00~06:00
潮回り:中潮(↑↓↑)
場 所:孤島
釣 果:アジ x 2
同行者:YGWさん、AKTさん

前回のDKKでのパーフェクト・ゲームを喰らったショックがまだ残っている2日後、YGWさんから18日に孤島に行くとの連絡を頂いた。
しかし、連絡を頂いた時点では、18日までは1週間もある。通常であれば、その1週間内に少なくとも1度は、単独で何処かに出撃している所だが、DKKで連続して打ちのめされたことに加えて、連日の猛烈な蒸し暑さのために、釣りに対するモティベーションが下がっていた。そんな所に、速度の遅い大型台風10号の襲来が駄目押しとなって、先週の一週間は丸々釣行せずに道楽部屋でウダウダと過ごしていた。

そして、18日当日になったのだが、もう一つ気持ちが乗って来ない。18日はパスさせて貰って、19日の夜にDKKに行こうかなどと考えながら、天気予報をチェックすると、19日夜には傘マークが付いている。
これでようやく踏ん切りが付いて、予定通りYGWさんAKTさん孤島でオクトパッシング&アジングをすることにした。

16:00過ぎ、先着していたYGWさんAKTさんに迎えられて孤島に到着。
日曜日であり子ども達の夏休み期間中でもあるので、混んでいるのではないかと心配していたが、思った程でもなく、この点は杞憂だった。

今回は、魔女狩りがメインなのでCRX-B722H/Tacoを先発に選んで16:30頃キャスティングを開始。
すると早くも2投目か3投目で、根掛かりの様な違和感が伝わって来た。そこで小さくシェイクを繰り返し、頃合いを見て大きくロッドを煽って合わせを入れると、ズーンとした重さが伝わって来た。
魔女狩りの場合は常に根掛かりの危険性と隣り合わせで、合わせた瞬間にズルリと動く気配があれば本命のタコ。ガッチリと動かない様であれば、根掛かり。本命のタコであっても根に貼り付かれた場合には、ガッチリと動かず根掛かりと勘違いをすることもあるが、何れにしても、合わせた瞬間が勝負。ロッドを伝わって来る感触から根掛かりなのかタコなのかを考えながら、合わせるタイミングを計っている時のドキドキ感が堪らない。この辺りがオクトパッシングに惹かれる理由なのだろう。
この時は、ズルリと動く気配があったので、本命のタコであることは確実。ワクワクしながらリーリングをしていると、途中でフッと重さがなくなって、無念のバラシ。ノッケからバラシとは頂けないが、タコの活性は高そうなことが判って、これはこれで良しとしようと前向きに考えて、キャスティングを継続。
そして少し場所を替えた所で、同じ様にリーリングの途中で又もやバラシ。
針先をチェックしたりもしたが、特に問題もなく、原因が判らない。

その後は全く気配もなく、時間ばかりが過ぎて行き、この日の最初の獲物を手にしたのは、丁度、18:00頃。200gにも満たないイイダコサイズにガッカリしながらノータッチ・リリースとしたが、針が1本だけ辛うじて足に刺さっているだけの状態で、これで連続バラシの理由が解った。
つまり、この時はパラシュートを使っていたのだが、これまでのボラの掛け針20号を使って改造した3本針のエギとは違って、パラシュートは文字通りパラシュートの様に360°全方向に10本の針が配置されている。そのために、針と針の間隔が狭く、小さなタコの細い脚でも針と針の間をすり抜けることなく辛うじて刺さったのだろう。

18:00を回って、ゴールデン・タイムに入ったが、タコからのコンタクトはサッパリなくなってしまった。
そこでサブのターゲットであるアジに狙いを替えて、8320#1B1gのJHを組み合わせて、アジングを開始した。しかし、アジも何処かに行ってしまったと見えて、コツリとも来ない。
試しに、タチウオ用のシャッドテイルを泳がしてみたりもしたが、これも空しい努力で、釣り場全体に生命感がない。12:00頃から来ていると云う若者に様子を訊ねても、アタリ一つないとのこと。どうやら、状況は最悪の様相。

20:00を過ぎ、粗方のアングラーが引き揚げて行き、残ったのは我々3名の他2名の物好きばかリで、夜を徹して頑張ろうとキャスティングを続けたが、誰もロッドを曲げることなく、21:00、22:00と時間ばかりがドンドン過ぎて行く。

23:00を回った頃、キャスティングをするだけの釣りに嫌気が差して、椅子に座ってメールチェックをしていると、突然、何か来た!!YGWさんの声が耳に入って来た。何が来たのだろうと驚いて顔を上げて様子を見ていると、20cm程の小振りだが立派なアジを抜き揚げた。
やっと群れが回って来たのか・・・・
チャンスを逃してはならないと、直ぐに小生もキャスティングを再開したが、きっと迷子のアジだよYGWさんにしては弱気な発言。

小生が、この日初めてのまともな獲物を手にしたのは23:30頃。

潮は右から左へガンガン流れており、対して風は左から右へ強く吹いていてJHの位置が掴み辛くやり難い。それでも、折角のチャンスだからと我慢していると、何やらジワーッと重くなった様な違和感があったので、念の為合わせを入れた所アジが掛かっていたという次第。
と云う訳で、サイズも小振りであることに加えて、釣った感の乏しい物だったが、
実釣開始後6~7時間も経って何とかボーズ逃れが出来ただけでも良しとすべき結果だった。

そして、それから間もなく同じ様なサイズのアジを、同じ様なアタリで追加出来ただけ。その後は休み休みアジタコタチウオと色々とやってみたが、何れも空しい努力に終わり、藁にも縋る気持ちで朝間詰めに掛けたが、これも空振り。

この所、アジにしろタコにしろ苦しい釣りばかりだったので、孤島であれば何とか楽しめるだろうと期待充分で釣る気満々だったが、正に獲らぬ狸の皮算用で、4月8日以来4ヶ月振りの2回目の孤島は、これまでにない程苦しい苦しい修業の場だった。
唯一の救いは、一晩中風が吹いていたことで、そのお蔭で蚊の飛来もなく凌ぎ易く、盛夏の夜にしては快適に過ごせたこと。風もなくブンブブンブと蚊に纏わり付かれることなかっただけでも、良しとすべき所か・・・・。