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2019年釣行記(53) – TK

2019年 Octopusing 釣行記

日 時:07月29日(月) 06:30~13:30
潮回り:中潮(↓↑)
場 所:Y’s P
釣 果:タコ x 5 (700g(推定)、900g、1kg、リリース x 2)
同行者:YGWさん

前回SKさんに教えて頂いたことを復習したいと思っていた所に、タイミング良くYGWさんからの連絡があって、一も二もなく悪魔狩りに行くことに決定。

Y’s Pには二人連れ立って06:00過ぎに到着。
今回は先行者の姿もなく、長い突堤は我々二人の天国。

小生は直ぐにウェストバッグとタコ網を持って、9~10番スポットに急行。
ここは水深は余りないが、ボトムの様子が他とは違っているので、兎にも角にもやってみたかったポイント。正直に云えば前回爆釣したSKさんにあやかりたいと思う卑しさもあったのは確か。

海水の色は薄く赤茶けていたが、前々回だったかYGWさんAKTさんと来た時程ではないので、気にする必要はなさそう。
風は予報では1m程とされていたが、現地では殆どなく、しかも陽が差しているので、湿気の高い暑さが身体中に纏わり着いて、不快を覚える程。そんな中をテクテク歩いたので、目当てのポイントに着いた頃には、べっとりと汗をかいていた。

キャスティングを始めたのは06:30頃。
そしてその2投目。
ボトムを取って根掛かりポイントを探してズル引きし、ズル引きが止まった所で、シェイク&シェイク。すると何やらモゾモゾしている様なしていない様な表現し難い違和感が伝わって来た。そこでSKさんの教えに従って真上にロッドを大きく煽る様にして合わせを入れた所、ガツンとロッドが止まって・・・・。
海面でプシューッと潮を吹いたのは、200~300g程度のタコ。サイズは物足りないが直ぐに結果が出せて大満足。
サイズが小さいので、最終的にはリリースすることになるだろうと思いながら、取り敢えず、手に入れたばかりのタコ網に一旦キープして、キャスティングを再開。

それから約10分後、同じ様に根掛かりポイントでシェイク&シェイク。そして大きく合わせを入れた所、今度はガッチリと根掛かりした様で、ピクリとも動かない。
根掛かりなのかタコに貼り付かれたのか判らないので、取り敢えずラインを張らず緩めずの状態にしてシェイク&シェイク。頃合いを見て大きくロッドを煽ったが、やはりピクリともしない。これは本物の根掛かりだろうとアルミパイプにラインを巻いてグイッと力を入れて引っ張ると、ズルッと動く。
タコだ!!
前回、同じ状況で抜き揚げに失敗したので、今回は追い合わせを入れた上でリーリングすると、8本の足を大きく広げた良型のタコが海面に浮いて来た。慎重に抜き揚げて、これもタコ網に収納。
そして、3匹目を狙ってキャスティングを続けたが、反応が間遠くなって来た。キャストする方向を変えてやってみたが、それらしい違和感が伝わって来ない。

そうこうする内、07:00を回ったばかりだと云うのに、太陽がジリジリと照り付けて来て堪らない。風があれば少しは凌げるのだろうが、ソヨリともしないし、日陰のない突堤では逃げ場もない。
そこで、一旦ベースキャンプに戻り建物の陰に入ることにして、タコ網を引き揚げてみると、どう云う訳かもぬけの殻。網が破れているのかと思いチェックすると破れは見当たらず、ファスナーが10cm程空いているのが分かった。2匹目を収納する際に、きちっと締まり切っていなかったのかも知れないが、空になったタコ網を手に、暫し呆然。

ベースキャンプに戻り、日陰に入ってYGWさんと話をしながらキャスティングを再開。日陰に入っても建物の陰なので風が回って来ず、蒸し暑さは変わらない。直射日光が当たっていないだけマシと云った所。
付近は、既にYGWさんが叩いた後で余り期待は出来ないと思っていたが、日陰から出るのも億劫なので、兎に角キャスティングを続けていた時のこと。時刻は定かではないが、エギが足許から7m程のブレイクに差し掛かった時に何やら違和感がある。そこでシェイク&シェイクして合わせを入れたが、これは空振り。そのまゝの状態で、又々シェイク&シェイクしていると、明らかに何かがエギを引っ張る様な感触が伝わって来た。そこでシェイク&シェイクの後合わせを入れて、キロ前後の良型をゲット。

このタコも網に収容したが、今度は絶対に脱走は許すまじタコ網の収納口付近を取り付けロープでグルグルと巻き縛ったことは云うまでもない。

10:00頃、夏休みに入ったばかりの子供連れと黒鯛師が登場して来た丁度その時、ベースキャンプの突端で、良型のタコを追加。

しかし、その後も梅雨が明けたばかりの猛暑の中頑張ってキャスティングを続けたが、この日の悪魔狩りは、イイダコサイズを追加したものゝ、事実上これが最後で、13:30頃に片付けに入った。

所で、今回は前回SKさんに教えて頂いた通り、こちらから積極的に根掛かりを求めてタコの居場所を探したのが、これまでと違う点だった。
これまではタコと根掛かりは切っても切れないものとの認識はあったが、どうしても根掛かりを怖がっており、根掛かったと思うと、その根掛かりを外すことに意識が行っていた。
しかしSKさんの云う、根掛かった場所はタコの住処の近くなので、近くにタコがいる筈。タコの活性が高ければエギを見付けると、スッと寄って来てエギを抱き込むが、活性が低い場合は長い足でエギを触っているだけ。従って、出来るだけシェイク&シェイクを繰り返して、タコがエギを抱き込むまで待つことを聞いて、目から鱗が落ちた様な・・・・。
と云う訳で、今回は意識の持ち様をがらりと変えて、ひたすら根掛かりポイントを求めることを徹底した。

その結果、数こそ5匹だけで爆釣には程遠い結果だったが、内容的には釣れちゃったと云うのではなく、釣った感が強くあって、これまでになく楽しいオクトパッシングだった。