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2019年釣行記(49) – TK

2019年 Octopusing 釣行記

日 時:07月17日(水) 06:15~13:30
潮回り:大潮(↓↑)
場 所:Y’s P
釣 果:タコ x 2 (300g、700g各1)
同行者:YGWさん

今年は10本足の軟体動物には全く相手にされなかったので、足が2本少ない軟体動物で借りを返そうと、YGWさんY’Pを案内して頂いた。

元々、小生は釣りの対象としてのタコには興味がなかったが、丁度1週間前にYGWさんからタコを爆釣したとの連絡を頂いたことを切っ掛けに、色々と動画を巡ってみた。すると、結構面白そうなので、徐々に興味が湧いて来たのだが、そんな小生の気持ちを見透かした様なタイミングで、YGWさんから17日に行きましょうとのお誘い。しかもタックル類は貸して頂けるとのこと。
と云う訳で、17日に案内をして頂く約束をして、その日が来るのを楽しみに待っていた。しかし、動画しか観ていないにも拘らず、1度行けば、病み付きになって仕舞う予感がフツフツと湧いて来る始末。こうなると、とても気持ちを抑えることなど出来る筈もなく、気が付けば密林を徘徊し、ロッドやリールをポチッとしていた。

釣り場のY’Pには6:00過ぎに到着。釣り場には我々の他にはカップルのアングラーの2人と総勢でも4人だけなので、他のアングラーの邪魔をせずに、タコの潜んでいるポイントを探しながら歩き回って狙うオクトパッシングには好都合。

この日のタックル構成は、
ロッド:岸蛸 CRX-B722H/Taco(MajorCraft)
リール:Spartacus(Kastking)
ライン:PE4号
リーダー:フロロカーボン14号(50lb.)
で、何れもこの日のために急遽手に入れたものばかりで、小生の釣り歴の中では最もごつい内容。

風は微風で、パラパラ降っている雨は、予報では間もなく上がる筈。
足許の海の色は少し赤茶けて見え、もう一つだが、初めての釣り場なので、これが常態なのか悪い状況なのか判らない。

いつでもそうなのだが、その日の最初のキャスティングは期待と不安が綯い交ぜになってドキドキするものだが、この日は特に初めて手にするごついタックルに、狙うものも初めてのタコなので、これまで以上にドキドキしながら、06:15頃、キャスティングを開始。

ネットで得た情報では、タコは好奇心が強く思いの外獰猛な性格らしく、動く物に対しては直ぐに手を出して来るので、近くに居れば直ちに結果が出るとのことだが、それらしい違和感がない。
先週、YGWさんが爆釣したとのことなので、タコは居る筈だが、活性が落ちているのか、それともルアーの届かない所に移動して行ったのか?
初めての場所なので、何とも判断出来ず、あるいは、初めての釣りのため、ひょっとするとアタリが判らず見逃していることも考えられる。
どちらにしてもキャスティングを続ける以外にない、釣れれば答えは自ずから判って来る筈と、YGWさんを倣って移動しながらタコを探すことにした。

最初にロッドを曲げたのは、当然、YGWさんで一段高くなった所で、抜き揚げたタコを小生に見せ付ける様に、ニコニコ笑いながら上下させている。

小生が、生まれて初めてタコを掛けたのは、06:40頃。足許から7m程の根掛かりポイント付近で、これまでと違う感触が伝わって来た。そこで、動画で勉強した通り小さくロッドのティップを震わせる様にして細かくルアーを動かした後、頃合いを見て大きくロッドを煽ると、ガツンとロッドが停まった。
アオリイカならここでグィーン・グィーンとトルクのある引きが伝わって来て、ロッドがお辞儀をするので、アオリイカが掛かったことが判るのだが、その様な動きはなく、最初は根掛かりをしたと思った。しかし、いつの間にか隣りに来たYGWさんタコが掛かっていると云う。確かに、やたらと引き抵抗は強いものゝ、リールを巻けば巻く程寄って来ているし、微かだがラインを引っ張っている感触もあるので、根掛かりではないのは判る。そして、やがて海面に姿を現した主が、ピューッと水鉄砲を発射したのを見て、タコであることを確認し、新調したロッドやリールに墨入れが成った次第。

2匹目は、それから約1時間後。
この時も1匹目と同じ足許から7m程の根掛かりポイント付近で、昨年ヒイカで味わった軟体動物特有のムニューとしたヌメリ感のあるルアーを押さえ込む様なアタリが伝わって来た。
タコだ!!
2秒程置いて、大きくロッドを煽るとガツン。固い感触を残してロッドは止まったが、生命体の感触はなくリールも巻けない。
アーアッ、今回は根掛かり確実だ・・・・。
ガックリと来ながらロッドを煽ったり、立ち位置を変えたりして根掛かりを外そうとしたが、ガッチリと外れる気配もない。そこでラインを手に巻いて切ろうと引っ張ったが、手袋を通して手に喰い込むだけで、どうにもならない。
こうなると、これ程ごついタックルを扱うのは初めてなので、どうして良いかサッパリ見当も付かず、遠くでロッドを振っているYGWさんに電話を入れてレスキューをお願いすることに。
そして、自分の釣りを中断してやって来てくれたYGWさんが、アルミのパイプを使ってラインを切ろうとした所、ズルズルと動くと云う。根掛かりでも掛かり様によってはズルズルと動くことがあるが、どうもそれとは違うらしい。暫く様子を見ていたYGWさんヤッパリ、タコが掛かっているヨ・・・・。
どうやら、ルアーを抱えたタコが障害物に張り付いてしまっているらしい。そのまゝYGWさんにその後を任せた結果、彼が抜き揚げたのは良型のタコ
タコのアタリを取って掛けたのは小生だが、やり取りをして抜き揚げたのはYGWさんと云うことで何となく中途半端な感はあるが、この日の2匹目。

この日は、潮の影響なのかアタリが頻繁にある訳ではないので、歩いて活性の高いタコの居場所を探す以外になく、釣り場の反対側の端まで探しに行ったが、結局は空振り。
その後も、3匹目を何とかモノにしたいとキャスティングを続けたがコンタクトがないまゝの状態が続き、気温が上がって暑くなって来るに連れて疲れも出て来て、13:30頃には集中力も切れてしまい、StopFishingとした。

YGWさんによれば、タコの活性が低くて巣穴に籠っている様で、アタリも先週の半分程度とのこと。そんな中でも、YGWさんは大小取り交ぜて10匹程は獲っており、只々感心するばかり。

と云うことで、小生のオクトパッシング初体験は、何となく中途半端な状態のまゝ終わって仕舞ったが、やはり嵌ってしまいそうな気配が濃厚・・・・・(笑)