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2018年釣行記(32) – AJ

2018年 Mebaring 釣行記

日 時:6月3日(日)~4日(月) 17:00~5:00
潮回り:中潮(↑↓↑)

場 所:孤島
釣 果:アジ × 9、カサゴ × 5、タチウオ × 1
同行者:AKT、YGW、INUEさん(KZTM、KNDさん)

前回に続いて今回もAKTさんYGWさんINUEさんとコラボ濱アジング。前回の孤島は、彼ら程の手練れが苦労する位の絶不調振りで、これまでの好調さが、まるで嘘の様だったが、あれから1週間も経っているので、回復していても良い頃ではないか・・・・・。

17:00頃、3人に迎えられて、孤島の岸壁に到着。孤島不調のニュースが流れたのか、岸壁にはアングラーの姿が余り見えない。アジンガーはAKTさん他の3人、前回も会った池袋から電車で来ていると云う御仁、更に街灯直下でロッドを振っている若者2人と小生を加えた7人。その他にはシーバス狙いのカップル、黒鯛師については良く覚えていないが、居ても2~3人か。
アングラーの数が様変わりなら、風も弱く、海水色も回復しており、岸壁は、前回とは打って変わって落ち着いた雰囲気で、自然に期待に胸が膨らんで来る。

今回のロッドは、1g以下のJH用のSoare改、1.2g以上の8320#1B、ライト・キャロ用のFalcon改の3本。それぞれにラインを通しJHを結んで支度を整え、先発にFalcon改を選んで17:30頃キャスティングを開始。
すると、前回と同様に、最初に口を使ってくれたのは、小さい身体には似合わない程力強いアタリを出すロリ・カサゴで、針に掛かってブラリブラリと揺れているトボケた顔を見ると、思わず吹き出しそうになってしまう。こんなのが2匹、3匹と続いてアタッて来る。ある意味では順調なのかも知れないが、本命のアジがアタッて来る気配がない。

調子が良い時期であれば、明るい時間帯からコンタクトして来ることも多いが、今は回復途上。口を使って来るのは、光量がもう少し落ちてからになるだろう。

17:40頃になって、先行者の若者が引き揚げる準備を始めたので、その後に釣り座を移動してキャスティングしていると、ブルブルと震える様なアタリ。
又、ロリ・カサゴが来たかとガッカリしながら巻き上げに掛かると、これまでと違って海面付近で左右に走っている。
この動きはアジに違いない。
サイズは20cm程と少し小さ目ながら、前回は日付が変わるまで本命をゲット出来なかったことを考えると、雲泥の差で、楽しい釣りを予感させる1匹。しかも、予想と違って明るい時間帯からアタッて来たので、後続を期待するのは自然の流れ。
所が、案に相違して続くアタリが中々来ない。それでも、2匹目が獲れたので一安心。

18:00頃、引き揚げて行った若者2人と入れ替わる様にして2人のアジンガーが登場。その内の一人が、小生を見てお久し振りですと声を掛けてくれたので、その顔を覗き込む様にして確認すると暫く振りに会う懐かしいKZTMさん(帰宅後チェックした所、2016/05に会ったのが直近の記録)。そしてKZTMさんの友人のKNDさんの二人。

時間が進み日没時刻を過ぎてゴールデン・タイムに入った筈なのに、アジのアタリは、忘れた頃にポツンポツンとあるだけで、一向に調子が上向いて来る気配が感じられない。
前回の二の舞になるのではないかとの不安が徐々に広がって来る程。

20:30頃、シーバス狙いのカップルが引き揚げて行き、夜を徹してアジを狙うアングラーは7人に確定。皆、顔見知りの連中で、釣り場には和やかな雰囲気が溢れ、これはこれで楽しいのだが、釣りに来た以上ある程度の釣果は欲しい。
休みながらキャスティングをし、キャスティングをしては休んだり。

21:00頃、コンとしたアタリに反応し、久し振りのアジに喜びながら寄せに入った所、中々の引きを見せてくれる。
これは大きいぞ!
所が、海面に現れた魚体が細長く見え、隣りのAKTさんオッ、タチウオだ。

抜き揚げてみると、指2本程度の可愛いタチウオで、細いながらも大きく口を開けて鋭い牙を見せている。写真は、シャッターが落ちる瞬間に顔を振って暴れたので、ブレていて良く判らないが、JHが綺麗に上顎に掛かっている。そのためにラインブレイクすることもなく揚げられたのだろうが、これで今シーズンのタチウオの口開けは出来たと云って良いだろう。

24:00を回った頃から、風はピタリとなくなり、海はノタリノタリとしたべた凪状態。こうなるとどんなに小さなアタリでも取れると云うものだが、アジの群れは何処に行ってしまったのか、さっぱり音沙汰がない。
自然相手の遊びなので、こればっかりはどうしようもないが、それにしても思う様に行かないことばかり。次は来るか次は来るかと期待を込めてキャスティングを続けても、アジどころかロリ・カサゴからもコンタクトがない時間が続き、気が付けば東の空が白んで来る時刻。
最近の傾向が物語る様に、この日の朝間詰めのゴールデンタイムも不発で何事も起こらず、結局、アジは9匹の貧果でツ抜けには1歩及ばないまゝ5:00頃StopFishingとした。

と云う訳で、前回のリベンジならず返り討ちにあった訳だが、それにしても、この夜は色々なものが揚がった。
先ずは、舌平目。これは海面をプカプカと泳いでいる所をYGWさんが掬い獲った。そしてYGWさんの掛けた50cm強の黒鯛KZTMさんYGWさんが掛けたエイ。小生の掛けたタチウオ。その他にはミミイカ台湾ガザミ等々。その一つ一つは決して珍しいものではないが、同じ夜にこれ程の魚種が獲れるのは、やはり珍しいことだろう。
しかも、この獲物を玉網で追い掛け回したり、掛けてやり取りをする都度、岸壁はワイワイガヤガヤと賑やかになり、アジが釣れないことを忘れさせてくれ、全く退屈することのない一晩だった。