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2015年釣行記(33)-FF

2015年 FlyFishing 釣行記

場所:SKM-R 釣果:ヤマメ X 2 同行者:単独

今シーズンのFF開幕戦がボーズに終ったことは、ある意味で想定内のことで驚くことでもないが、思いの外、足腰が弱っていることを痛感させられた方がショックで・・・・。

足腰が弱っていて疲れが中々取れないのも事実だが、だからと云って行かなければ、益々足腰が弱って来るだろうし、足腰が衰えればSKM-Rの様な山岳渓流に入る気持ちもなくなって来るだろう。
この悪循環を断ち切るには、運動をして足腰や体力の衰えのスピードを遅くする以外にないだろう。しかし、運動と云っても、単に街中を走るのは面白くもないし、小生には続ける自信もない。しかし、好きなことをすることが運動になるのであれば、願ったり叶ったりじゃないか・・・。

この点、小なりと云えどもSKM-Rは立派な山岳渓流で、ここでのFFでは、大きな岩をよじ登ったり降りたり、あるいは岩から岩に飛び移ったり、苔で滑り易くなっている岩の上をバランスを取りながら移動したりと、かなりの運動をすることになる。だからこそ、足腰の衰えを痛感した次第。
しかし、最近のSKM-Rは水量も減ってしまい、何年か前までの様に釣りが楽しめる小渓ではなくなってしまった。なので、釣りを目的に入るには躊躇するが、運動目的であれば否定する理由にはならない。場合によっては、綺麗な渓流の女王が遊んでくれる可能性があるので、動機付けには充分ではないか・・・。

と云う訳で、又、SKM-Rに出掛けることにした。

前回は曇り空の下で虫も飛んでいなかったので、今回は陽が上がった明るい日差しの下でやってみようと、10:00頃の現地到着を目指して8:30頃自宅を出発。

予定より若干早く到着したので、入渓したのが10:00頃。
水量がないので、目立つ変化は全て打つ積りで、これまで実績がない橋の真下からキャスティングを開始。
その2投目のこと。
流れに乗ったフライが岩陰に隠れたので、ピックアップしようとした所、思いも掛けない生命体の反応がロッドを持つ手に伝わって来て、パーマークがくっきりと付いた12cm程の綺麗なヤマメ。
フライにライズする所も見えず、偶然に釣れてしまった1匹だが、今シーズン初めてのヤマメなので記念写真を撮ろうとしたが、モタモタしている内に流れに戻って行ってしまった。

その後目ぼしいポイントを叩いてみたが、やはりライズは見られず、前回、唯一手応えがあったポイントでも前回同様しつこく何度も流してみたが、これも空振り。

FF-2015-001そのポイントの直ぐ上。
岩と岩の間から流れ出している白い泡の際にフライを落とすと、いきなりパシャッと飛び出して来たのが写真のヤマメ

未だ幼い顔つきをした12cm程だが、傷一つない綺麗な魚体。型が小さいのが不満と云えば不満だが、釣り目的ではなく運動のために来たついでの釣りだと思えば、これでも充分以上の結果。

それから少し釣り上がり休憩ポイントの手前。
キャストし流れるフライを目で追いながら、しつこく纏わり付いて来る虫を左手で払おうとした瞬間、白く大きなライズ。しかし、これは残念ながら空振り。

そして脱渓ポイントの近く。岩と岩との小さな隙間にフライを流すと、ライズ。これは合わせが強過ぎたのかティペットがアワセ切れで取れず、ティペットを結び直すのも面倒だったので、13:30頃、StopFishingとした。

と云う訳で、ヤマメのライズは都合4回あり、まぁまぁの結果だった。
この他、見慣れない魚が2匹掛かって来た。写真は撮らなかったが、魚体はヒゲはないものの腹がプクッと膨らんでいて、どちらかと云うとナマズに良く似ている。アタリは、この魚が水面を流れているフライを、底から上がって来て吸い込むもので、いきなりフライが見えなくなるので、慌ててロッドを煽ると掛かっていると云った具合。

又、この渓で最も大きなプール。
水深もあり餌釣り師は好んで流すだろうが、水面で勝負するドライ・フライでは少し難しいので、これまでは殆んどスルーしていた。今回、陽が明るく差していて底まで手に取る様に見えるので、暫く観察をしていると、型こそそれ程でもないが、沢山の魚影が見える。しかし、流れに向かって定位しているのではなく、ノンビリとクルーズしているのが殆んどで、試しにキャストしてみたが、全く無視。
もう少し水に流れがあれば、夕間詰めに狙って見るのも面白いかも知れない。