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2023年釣行記(08) – EG

2023年 Eging 釣行記

日 時:02月16日(木) 18:00~22:10
潮回り:若潮(↓↑)
場 所:南端
釣 果:スミイカ x 1
同行者:単独

時期的にヤリイカが回って来る頃。
昨年まではヤリイカを狙ってSOFKZKまで出掛けていたので、今年も行こうと思っていたのだが、SOFKZKまでは片道100kmもある。若い頃なら、何ら問題のない距離だが、喜寿を迎えた高齢者にとっては、若干厳しいものがある。どうしようかと思っている所に、南端でも出始めたらしいとの情報が入って来た。南端であれば、片道50km程度なので問題はない。
と云う訳で、すっかりその積りになって準備万端整えたにも拘らず、強い風や雨などでチャンスは巡って来ない。来る日も来る日も、天気予報を見てはため息をつく毎日だったが、降水確率0%、北東の風1~2mと、待ちに待った釣りには問題のない予報が出て、喜び勇んで出掛けることにした。

16:20頃、自宅を出発。途中で渋滞にあったため、予定より20分近く遅れて17:50頃に現地に到着。
車から降りて、釣り場の岸壁を見回すと、2隻の船が停泊しているため、掛かり場が少なくなっていることもあるが、意外にもアングラーの姿が少なく、何処となく寂しさが漂っている。釣れている様であれば、掛かり場の多少に拘わらず、地元のオッチャン連中を含めてアングラーの数は多く、活気も伝わって来るのだが、何となく不安な気持ちになる。
だからと云って、そのまゝ何もせずに引き揚げることなど、微塵も考えることもなく、北風を背負える南向きの岸壁の街灯近くに釣り座を構えて、準備に入った。

18:00頃、Sephia S806ML-Sのロッドに邪道エギのV1ササミを縛り付けてキャスティングを開始
風は殆ど吹いておらず、海は油を流した様にベッタリと凪いでいて、潮の流れもなく、まるで湖面の趣で、全く生き物の気配が感じられない。

それでも、千載一遇のチャンスを期待して、キャスティングを繰り返した。
しかし、何にも反応が返って来ない。

ひょっとすると、アオリイカならコンタクトして来るかもSephia SS S76ML-Sを引っ張り出し、3.5号のエギを組み合わせてキャスティングを始めたが、こちらも音沙汰はないまゝ。
隣りの先行者も、何を狙っているのか判らないが、全く竿を曲げることなく黙々と釣りを続けている。その向こう隣りはカゴ釣りの様だが、こちらもダンマリを続けていて、岸壁の何処からも歓声が聞こえて来ない。

近くの誰かが獲物をゲットする場面を眼にすれば、気持ちの持ち様も変わって来るが、余りにも静かな釣り場に、実釣を開始して1時間半程で、早くもこの日のボーズを覚悟した程。

この調子じゃ、上げ潮が効き始める21:00頃まで、期待出来ないなぁ。

そんなことを考えつゝ半ば惰性でキャスティングを繰り返していた時のこと。着底したエギを暫く放置した後に、アクションを加えようとしてロッドを煽った途端、ドスン。
釣った感が全くない、釣れちゃった感満載の結果だったが、
やっと、来た・・・
と喜んで回収に入った。所が、やけに重たい。
ヤリイカにしては重過ぎる。ひょっとするとアオリイカか?
所が、アオリイカのあのグイーングイーンとロッドをお辞儀させる程の、強いジェット噴射の手応えがない。ひょっとすると、ゴミ?
正体を確かめようとラインを張ったまゝじっと様子を窺ってみると、微かだがジェット噴射の気配は伝わって来る。
ジェット噴射の様子からは雌のヤリイカの様だが、重さはアオリイカ
一体、正体は何だろう・・・?

足元まで寄せて来た獲物は重過ぎて抜き上げるのは、難儀しそう。どうしようかと足元の獲物を見ながら考えている所に、隣りの先行者も駆け付けてくれたが、彼の手には玉網がない。仕方がないので、ラインが切れることを覚悟して、何とか抜き上げた獲物は、1kg近い大物のスミイカ
隣りの先行者の連れの女性も駆け付けて来て、凄いですね~。今晩、この岸壁で始めて見た釣果ですヨ。

これでボーズはなくなったが、ヤリイカアオリイカをものにしていたらその女性に差し上げたか、リリースする対象の外道なので、嬉しさも半ばと云った所。

21:00頃、隣りの先行者は引き揚げて行ったのを機に、ポロポロとアングラーが帰って行き、気が付けば南向きの岸壁には、小生が独りだけ。こうなると小生にも里心が付いて、引き揚げることを強く考えだしたが、10日振りの釣りであることに加えて、潮が動き出せばチャンスが来る可能性があると22:00まで頑張ることにした。

頑張ることにしたのは良いが、イカ様からのコンタクトは一向になく、潮も全く動き出す気配もない。やはり、引き揚げれば良かったと思いつゝキャスティングを繰り返していると、21:30を回った頃から、一人、二人とアングラーがやって来た。この日の干潮時刻は20:11なので、どうやら、上げ潮が効き始める時間帯を狙ってのことらしい。
彼らと同じ様に、イカ様も上げ潮に乗ってやって来てくれればと考え、22:00過ぎまでキャスティングを続けたが、何も結果を得ることはなく、StopFishingとした。

2023年釣行記(03) – AJ&LEG

2023年 Ajing Eging 釣行記

日 時:01月18日(水) 16:10~20:20
潮回り:中潮(↓)
場 所:DKK
釣 果:カサゴ x 1、ヒイカ x 1
同行者:単独

仲間内では、最近、飛ばしウキを使った遠投アジングが話題になっており、既に実施した輩も出て来ている。
この遠投アジングについては、何年か前に興味を持ったことがあって、HGS-OGSMて試してみようと考えアルカジックジャパンShallowFreakExpandaまで買い揃えたのだが、結局、実施せず仕舞いで、ShallowFreakExpandaもタンスの肥やしになっていた。
その様な状況だったので、今回、仲間の皆さんが遠投アジングを始めようとしているのに触発されて、ShallowFreakExpandaを引っ張り出して、改めて遠投アジングを試してみようと考えた次第。

15:20頃に自宅を出発し、現地到着は15:50頃。
直ぐに岸壁に出てみると、中央付近に若者が一人、最奥には地元の年配者が二人入っていたので、小生は入口付近に釣り座を構えることにして、準備に取り掛かった。

今回は、遠投アジング用にSephia S806ML-Sライト・エギング用の8320#1の2本。
今回は遠投アジングが主目的なので、16:10頃、Sephia S806ML-Sでキャスティングを開始。仕掛けは、当然、ShallowFreakExpandaも持参しているが、先発は6号のナス型錘を使った逆ダンシステム。と云うのは、明るい時間帯なので、アジはボトム付近に居ると考え、沈みの早い仕掛けを選んだもの。
しかし、何の反応も返って来ない。
時節柄、直ぐに反応がないのは重々承知しているが、このまゝ同じ様にボトムを狙っていても良いのか、初めての釣り方であることもあって、甚だ自信がない。僅かな違和感でもあれば別だが、何の反応も得られない場合は、アジは表層にいるではないか、それとも中層か、或いはもっと沖目に居るのかも知れない等々、色々と考え出して仕舞う。
こうなると、ジックリと腰を落ち着けて釣りに集中することが出来なくなり、ワームを替えたり、仕掛けを替えたりとバタバタとしてしまうのが小生の悪い癖で、この時も、実釣を開始して2時間も経たない内に、そんな状況に陥ってしまった。

18:00少し前、最奥の二人が引き揚げて行き、続いて中央付近の若者も帰って行き、岸壁は小生の貸し切りになった所で、気分転換を兼ねて、最奥に移動して仕切り直しすることにした。

移動後は、遠投アジングの仕掛けをShallowFreakExpandaを使ったものに変更。このShallowFreakExpandaの良い所はオプションのシンカーをセットするだけで、フロートスロー・シンキングシンキングに変えることが出来ることで、この時はシンキングにしてキャスティングを再開した。

しかし、相変わらず音沙汰がない。
予報と違って、風はなく、海は油を流した様なベタ凪で、ボラが跳ねる姿も足元を泳ぐベイトも見えず、全体に生き物の気配が全く感じられない。

そこで、遠投アジングを諦めてライト・エギングを試してみることにした。

風もなく波もない穏やかな海なので、軽いエギを操作するヒイカ狙いには持って来いの状況だが、ヒイカからも音沙汰がない。
それでも、過去にヒイカの実績があるだけに、まだ我慢をしてキャストすることが出来、方向を替えエギを通すレンジを替えて、キャスティングを繰り返していた。すると、19:40頃、ジワーッと重たくなるアタリがあって、この日初の獲物をゲット。
ヒイカアジと同じ様に群れで回遊していると云われているが、以降は反応も感じられず、モチベーションは下降線を辿るばかり。

それでも、ひょっとすると・・・と淡い期待を持ちながら続けていたが、20:00を回った頃から、予報通りの北風が吹いて来て、一気に寒くなって来た。こうなると、辛うじて繋がっていた釣り続ける気持ちもあっさりと切れてしまって、20:20頃、バケツに活かしておいたこの日唯一の釣果のヒイカをリリースし、StopFishingとして引き揚げて来た。

この日初めての遠投アジングを試してみたのだが、エギング・ロッドでは精々飛距離は40m程。これでも通常のアジングからすれば、充分に遠投と云える筈だが、これでもアジの回遊ルートまで届いていないのだろうか。とすると4~4.5mの磯竿の出番となる訳だが、小生は持ち合わせていない。だからと云って購入する積りもないので、冬のアジングは休むしかないことになる。

2022年釣行記(77) – LEG&AJ

2022年 Ajing Eging 釣行記

日 時:12月28日(水) 16:40~21:00
潮回り:中潮(↑↓)
場 所:DKK
釣 果:アジ x 0、ヒイカ x 1
同行者:KMIさん

前回も豆アジが3匹、ヒイカが2杯と惨敗の結果。
釣り物が少なくなるこの時期なので、贅沢は云えないが、出来ればもう少しお魚さん達と遊びたい。とは云え、余り釣りにばかりウツツを抜かしていては、家人のお咎め必死の師走なので、頼まれた家事には嫌な顔をせず手早く片付けて、何とか許可を得ることが出来たと云う次第。

16:20頃、現地に到着。
岸壁に出てみると、年末だからなのか、はた又、釣れていないからなのか、恐らく後者の理由だと思うが、先行者の姿はない。そこで、小生はお気に入りの最奥に、小生とほゞ同時に到着した若者は入り口に、それぞれ分かれて釣り座を構えた。

予報通り風は殆ど吹いておらず、海も穏やかで、師走には珍しい釣り日和。しかし、前日も豆アジが2匹だけだったとの仲間からの情報を考えると、天候とは裏腹に厳しい状況になりそう。

Emeraldas改Tenryu改そしてSoare改の3本のロッドにリールをセットしラインを通しなどして準備を終え、16:40頃、キャスティングを開始。

先発は、日没時刻を過ぎたばかりでまだ周囲は明るいので、ボトム付近に屯している筈のヒイカを狙って、2.0gのシンカーを使ったスプリット・ショットスッテを結んだTneryu改

2投、3投・・・。
時期が時期なので、直ぐに反応が返って来るなどとの妄想を、流石の小生も抱いておらず、コンタクトがないのは織り込み済み。とは云え、それにしても、海はノタリノタリとしており全体的に生命感がないのが気になる。

小生がキャスティングを始めて程なくしてKMIさんが到着し、小生の右側に釣り座を構えて、キャスティングを開始。

アジが回って来たかどうかはKMIさんの様子で判断出来るので、小生はヒイカ狙いに徹することにして、エギ単Emeraldas改を手に上層から中層以下を探ったり、改めてボトムを探るためにTenryu改に替えたりとしてみたが、全く音沙汰がない。

小生が、この日初めての獲物を手にしたのは、19:35頃のこと。
この直前に、KMIさんがサイト・フィシングでヒイカを掛けたのを見て、小生もと集中して狙ったが、全く反応がない。
そこで、イカがスレた時は地味なエギの方が良いと何かで読んだか聞いたかしたことを思い出して、手持ちの中では最も地味な茶色のエギを使ってみることにした。
すると、直ぐに答えが出たと云う次第。エギングでは、小生はオレンジや赤、ピンクなどの派手目なエギを使うことが多く、地味なエギを使うことは皆無に近いのだが、どうせ駄目だろうと思いながら試してみたもので、正に怪我の功名
これに気を良くして、その地味なエギを繰り返しキャストしたが、反応があったのはこの一回だけで、その後は梨の礫

結局、この日はアジの反応は小生ばかりでなくKMIさんにも1度もなく、途中からKMIさんは狙いをカサゴに替えて、岸壁際を探り歩き、小生はアジよりは可能性がありそうなヒイカ狙いに徹したが、結果は出ず仕舞い。

と云う訳で、いよいよDKKアジングのシーズンは終了した様な印象。
アジの代替として考えていたヒイカにしても、2月頃までは釣れると云われているが、どうやらDKK付近では全体的に数が少ないと見えて、専門に狙うのは物足りない。
となると、これまでの様にMHR-KGNメバルに遊んでもらいたいのだが、11月下旬、12月始めの結果を考えると、望み薄の公算が大。
とすれば、この冬はどの様に過ごそうか・・・・・・。

2022年釣行記(76) – AJ&LEG

2022年 Ajing Eging 釣行記

日 時:12月24日(土) 16:20・18:30~21:00
潮回り:大潮(↓)
場 所:DKK
釣 果:アジ x 3、ヒイカ x 2
同行者:KMIさん

前回は、アジヒイカもと、自身の腕のなさを顧みずに欲張った目標を立てて、寒い夜空の下でキャスティングを繰り返したのだが、アタリ一つない完全試合に抑え込まれて、正に虻蜂取らずの結果。しかも、帰り道では、何かに躓いて転倒して、危うくロッドを破損しそうになって泣きっ面に蜂、と散々の結果だった。
所が、その翌日の金曜日に独り出撃したICNHさんから、20匹程のアジを並べた写真が送信されて来た。しかも、豆アジばかりでなく20cmを超えるサイズが半分程もあって、前日の我々とは雲泥の差

先生も走り回る師走のこと故、大掃除などの家事を放ったらかして釣りに出掛けるのは、家庭争議の元だが、こんな写真を見せられてはジッとしている訳には行かない。家人を説得して、平日釣行派の禁を破って、急遽DKKに行くことにした。

15:30頃、自宅を出発し、現地には16:00頃に到着。
早速、岸壁に出てみると、流石に土曜日とあって、入り口に一人、中央付近から奥に向けて大勢のアングラーの姿があって、空いている場所は、入口付近から中央付近までの間だけ。

と云う訳で、入り口に寄った所に道具を置いてKMIさんの到着を待つことにして、準備を始めた。

今回、持ち込んだロッドは、8320#1BSoareGame改の2本だけ。と云うのは、二兎を追う者の格言通りになった前回の轍を踏まない様に狙いをアジに絞った結果だが、ヒイカのヌメーッとした独特の釣り味を味わいたくて、エギをバッグに忍ばせておいたことは云うまでもない。

16:20頃、強い横風を考えて8320#1B1.2gのJHの組み合わせで、キャスティングを開始。

1投、2投、3投・・・・・。
昨日の爆釣の写真を見ていただけに、期待をしていたのだが、案に相違して全く反応が返って来ない。

17:00を回った頃、KMIさんが到着。
最奥の様子を見に行ったKMIさんによると、最奥のアングラー達は知り合いで、30分位で引き揚げるとのこと。と云う訳で彼らの後に入ることにして、暫し時間待ちに入った。
所が、中々片付けが終わらず、結局、最奥でキャスティングを開始したのは、18:30頃。

幸い、この頃から、風が弱くなって来たので、釣り自体はやり易くなったが、アジからのコンタクトはなく気配も全くない。こうなると、否応でもヒイカはどうだろうか?と気になって来る。しかし、ここで狙いをヒイカにすると、前回の二の舞いになると自らに云い聞かせてアジングを続けたが、堪らずJHエギに替えて変えてキャスティング。

すると、18:45頃、2投目でジワッとした重さが伝わって来て、この日の初獲物をゲット。この日の本来のターゲットはアジだが、狙い通りにヒイカが獲れたのは、これはこれで嬉しい獲物だった。

ヒイカアジと同じ様に群れで回遊している筈なので、後続を期待したのだが、これまでと同じ様に反応は続かない。
それでも、暫くエギングを続けてヒイカの追加を目論んだが、追加ならず、アジングに転向。しかし、アジの気配はなく、この頃には昨夜の様な爆釣の再現は不可能だと覚悟していた。

この日、始めてのアジが来たのは、19:15頃。
この時も、全く反応がないので、JHを回収しようとしたら掛かっていたと云うもので、アジンガーとしては誠に情けない釣れ方だった。
兎にも角にも、10日振りに手にするアジは18cm位の大きめの豆アジといった所。

その5分後の、19:20頃、豆アジを追加。この時はチクッと感じるアタリを取ったもので、漸くアジを釣ることが出来た次第。しかし、豆アジの後続もこの夜はない。

そして、19:50頃、ヒイカを追加したが、これも単独行動をしていたヒイカ

20:20頃、久し振りにジェット・ボイルを持ち込んでお湯を沸かし、コヒー・ブレイクと洒落込んで気分転換を図ったが、気分転換が出来たのはKMIさんと小生だけで、海の中の状況は変わらず仕舞い。

結局、20:40頃に豆アジを追加したのを最後に、21:00頃になると、二人共集中力も切れて、StopFishingとした。

昨夜のICNHさんの爆釣の結果を知って、肖りたいとおっとり刀で駆けつけたKMIさんと小生だったが、見事にウッチャリを喰らってしまった。
しかし、この日のハイライトは、19:30頃にKMIさんが掛けた33cmのキジハタで、ハタの類が、大型船が行き交う湾奥のこの様な所にも生息しているとは思いもせずビックリさせられた。

所で、今回で釣行回数は年齢と同数の76回となった。小生はこれをエイジ・シュートと称しているのだが、年毎に釣行回数を増やす必要があり、年々難しくなって来る。
今年の残りは1週間なので、あと2回程は追加出来る可能性はあり、そうなると都合78回を数えることになるが、これが限界かも知れない。となると78歳となる再来年で、小生の釣り人生の上りとなるのだろうか?
80歳までは、何とか釣りを楽しみたいと思っているのだが・・・・。

2022年釣行記(75) – AJ&LEG

2022年 Ajing Eging 釣行記

日 時:12月22日(木) 16:45~21:00
潮回り:大潮(↓)
場 所:DKK
釣 果:アジ x 0、ヒイカ x 0
同行者:KMIさん、(IKOKさん)

予報では、木曜、金曜とも南西の風が5~7mの強風になるとの予想が出されていて、釣りをするには、どちらにしてもかなり厳しい条件。しかし、現地に行ってみなければ判らないものゝ、上手く行けば背後の建物や植栽が遮ってくれる可能性はある。
一方、気温の面では、木曜は、昼間の時間帯が最も短くなる冬至に当たるにも拘わらず、夜間の気温は10~12℃とこの時期としては比較的暖かく、対して、金曜日は2~3℃と雲泥の差。となると、寒さとの戦いになる夜釣りをするには、出来るだけ寒さの弱い日を選びたい。

と云う訳で、強風をおして木曜日に釣行することにした。
今回の目標は、久し振りに喰いたくなった刺し身用のアジ2匹、そして、在庫補充用のヒイカ数杯。考えてみれば、時期的にも状況的にも達成するのが極めて難しく無謀とも思われる目標だが、自身の腕は棚に上げて運を信じて挑むことにした・・・・。

15:20頃、自宅を出発し、現地には16:00過ぎに到着。
自宅を出る直前まで雨が降っていたので、先行者は居ないだろうと思っていたのだが、生憎、入り口と最奥に夫々アングラーの姿がある。混雑を避け、ひとり静かに釣りを楽しむために、敢えて雨の日を選ぶ猛者もいるので、先行者が居たからといって、驚くことはないが、これには少々ガッカリ。
岸壁の両端を押さえられては、仕方がない。前々回、ヒイカを5杯ゲットした場所と同じ中央付近の少し入口側に寄った所に道具を置いて、この日の釣り座とした。

この日は、エギ単用のEmeraldas改スッテ用のTenryu改アジング用のSoare改の3本のロッドを持ち込み、準備を始め、全てが整った所でキャスティングを開始しようとした時、最奥のアングラーが帰り支度を始めたのが目に入って来た。
準備万端整った釣り座を崩して、今更、移動するのも面倒だ。
このまゝ釣りを続けよう。

しかし、折角、お気に入りポイントが空くのに、見逃すのも勿体ない。

結局、何往復もして道具を運び釣り座を作り直して、改めて、16:45頃、キャスティングを開始した。

その頃は、風を感じることは殆どなく、この状態が続けば・・・と思ったが、17:00頃、KMIさんが姿を現した頃から、時折、強い風が回り込んで来る様になってしまった。

KMIさんは、小生の右側に釣り座を構えてキャスティングを開始し、程なくして豆アジだが、本命をゲット。
それまでヒイカを狙っていた小生は、それを見てアジングに変更。しかし、音沙汰はなく、KMIさんにも後続がない。アジが反応して来るとの確証が持てないので、小生は又々ヒイカ狙いに・・・・。すると、忘れた頃にKMIさん良型アジをゲット。慌てて、小生もアジ狙いにターゲットを替えたが、反応はない。そこで、アジを諦めてヒイカを狙ったが、結果が伴わない。

こんな状態が、19:00過ぎに、この日で四連荘となるIKOKさんがやって来た後も続き、結局、一番早くからキャスティングを繰り返している小生は、アタリ一つ感じることがなく、後から始めた二人が夫々本命のアジを手にする結果となってしまった。

よくよく考えてみれば、ターゲットを絞り切れないまゝ、狙いをコロコロと替えても、結果が出る筈もなく、正に、二兎を追う者一兎も得ず虻蜂取らずを実践している様なもの。
アジやその他のターゲットとなる魚の活性が高い時期であれば、この様な釣り方をしても、何とか釣果は得られるだろう。しかし、全体的に活性が下がるこの時期のとしては、誠に不適切な釣り方と云わざるを得ない。こんな事態はこれまで何度も経験して来た筈なのに、学習効果のないことでお恥ずかしい限りで、現場に立つとあれもこれも狙いたくなる高齢者の強欲振りがの結果

20:40頃、KMIさんIKOKさんは、夫々の釣果を手に引き揚げて行ったが、小生の手には、アジヒイカもない。それどころか、この日はアタリ一つ感じることなく、4時間近くキャスティングを繰り返して来ているので、彼らと連れ立って引き揚げるのも口惜しい。幸い、風も弱くなって状況は良くなっているので、何とか・・・と老いた身体に鞭打って居残っては見たが、若い頃ならいざ知らず、独り暗い岸壁でキャスティングを続ける気力は、アッと云う間に雲散霧消。21:00頃、仲間に、二兎を追う者一兎も得ずとLineで報告を居れて、一人トボトボと引き揚げて来た。

その帰り道、獣道の様な細い通路を歩いている時、何かに躓いて転倒。
その際、反射的にクーラーを持った右手を突き、そして、更に、3本のロッドを束ねて持っていた左手を突いたので、ロッドを地面に叩き付ける格好になってしまった。
右手は、クーラーの持ち手と本体に挟まれてしまって、強い痛みが走り、左手のロッドは、バッカンのロープが絡んでしまったと見えて動かせない。どうしようもないので、痛みを堪えて、先ず右手を引き抜いて体勢を立て直し、真っ先にチェックしたのは、云うまでもなく、ロッドの状態。
暗い中、ヘッドランプの灯りを頼りにチェックしたが、取り敢えず、破損箇所はなさそうで、一安心。
帰宅後、再度チェックしたところ、転倒による衝撃が原因とは判らないが、Emeraldas改のトップガイドが緩んでしまっていたので、これは後日、修理することにした。

兎にも角にも、釣りに行くに際して、落水する危険性は常に意識をしている所だが、その途中に転倒する危険性が潜んでいるとは思いもしなかった。若い頃であれば、転倒するまでには至らないちょっとした躓きでも、バランス感覚の衰え、足腰の弱った御老体では、踏ん張りが効かなかったのだろう。
自然の摂理誰もが通る道とは云え、自分自身の老いを見せ付けられる様で、一抹の寂しさを感じた次第。

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